「三国志 秘密の皇帝」第31話:曹操の暗殺計画が漏洩、劉平に悲劇が襲う ネタバレあらすじ(全33話)

04月13日22時00分ドラマ
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BSP4Kでは4月20日(日)、BSPでは4月24日(木、深夜)放送予定の「三国志 秘密の皇帝」第31話、曹操の暗殺計画を巡り、劉平(りゅうへい)と司馬懿(しばい)が対立、伏寿に悲劇が訪れる。第31話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識を紹介する。NHK番組サイトでは予告動画や相関図も公開している。



「三国志 秘密の皇帝」は、亡き皇帝、献帝・劉協と入れ替わった双子の弟・劉平が、愛と民のために闘うもう一つの三国志ロマン。【「三国志 秘密の皇帝」を2倍楽しむ】では、時代背景、人物・キャスト紹介などまとめているので、視聴の前にチェックしておくと初回から楽しめるはず。
相関図はこちら⇒【第1回~ 人物相関図】


■キャスト

メインキャスト(6人)・役柄・実在人物紹介
押さえておくべき(17人)キャスト・役柄
劉平(りゅうへい)/皇帝 :マー・ティエンユー 马天宇 [声:浪川大輔]
司馬懿(しばい)/仲達:エルビス・ハン 韩东君 [声:峰晃弘]
伏寿(ふくじゅ)/皇后:レジーナ・ワン 万茜 [声:久保ユリカ]
唐瑛(とうえい):ドン・ジエ 董洁 [声:折井あゆみ]
郭嘉(かくか)/奉孝:サニー・ワン 王阳明 [声:山本兼平]
任紅昌(じんこうしょう):ドン・シュエン 董璇 [声:田所あずさ]
曹操(そうそう)/孟徳:ツェー・クワンホウ 谢君豪 [声:早川毅]
曹丕(そうひ)/子桓:タン・ジエンツー 檀健次 [声:小笠原仁]
 ほか



※あらすじはネタバレになっています。気になる方は「見どころ」と「豆知識」を参考に、「あらすじ」は視聴後の確認用としてご覧ください。またDVD版(全54話)を参考にしているので、あらすじが前後することもあります。放送後に調整します。



■第31話見どころ

曹操を追い込むため、伏寿の父・伏完の謀反を謀るが司馬懿にばれてしまい、伏完が死に追いやられる。崔琰(さいえん)までも自分の死をもって、曹操を排除しようとするが、劉平が無駄な死を食い止めるために奔走。しかし、伏完の謀反に加担したとし、伏寿にも危険が及ぶ状況に・・・。味方が一人一人いなくなり、孤立する劉平を支える伏寿の愛情が胸を打つ一方、劉平の優しさに恨みを募らせる司馬懿の冷酷さが倍増。ヒール役として司馬懿が立ちまわる中、劉平と伏寿の愛の絆が深まるが、2人に突然の別れが訪れる。



■豆知識:悲劇の皇后・伏寿

伏寿は、史実上では後漢末期の混沌とした時代に生まれ、
三国志の中でもその生涯は印象深く、悲劇の皇后として知られている。幼くして後宮に入り、献帝の皇后として共に過ごした。その中で、曹操との対立から、父・伏完と相曽の暗殺計画を企てたと言われている。214年、伏寿と伏完の密書が弟によって漏洩。これに激怒した曹操は献帝に伏寿の廃位と処刑を宣言した。その後、伏寿は監禁され、215年1月に処刑されたと言われている。

史実では、伏寿は2人の皇子を産んだが、この2人も毒酒で殺されている。伏寿は三国志の生でも董卓や曹操といった権力者に翻弄されながら、漢王朝復興を願い、強く生き抜いた女性像と言えるかもしれない。ドラマで伏寿を演じたのは、「軍中楽園」(2014年)や「麗王別姫」(2017年)に出演した万茜(レジーナ・ワン)。「三国志 Secret of Three Kingdoms」で美しく、凛とした皇后・伏寿を好演。始めは独裁的な伏寿だが、劉平と出会い、女性らしい伏寿への変化を見事に演じている。



■第31話ネタバレあらすじ

三国志司馬懿は亡くなった唐瑛の花嫁衣裳を見て悲しみに暮れていた。曹植のことを知らせに曹丕がやって来ると、司馬懿は楊修に手柄を上げさせるよう伝える。曹丕は曹植が再び返り咲くことを恐れたが「己の死期を知るだけです」と笑みを見せる。

伏寿は伏完の遺体の傍らで悲しみに暮れ、劉平に「私のために漢王朝を売り渡さないでください」と懇願し、曹操の元へ護送された。その伏寿の処遇を巡り、荀彧(じゅんいく)は、伏完は死んだのだから伏寿まで捜査をする必要はないと説明しようとすると、曹操は激怒し、荀彧も自分を裏切ったと非難した。荀彧はこれまで曹操に尽くしてきたが、信じてもらえないのであれば失礼すると退室する。入れ替わりで崔琰(さいえん)が入ってきて、2日後に予定している儒者の集会についての許可をもらいに来た。曹操から許可をもらった崔琰は、伏寿の処遇について聞くと、曹操からは「反乱を企てた者と同じ」と返ってくる。

その後、曹操は劉平と話し合いの場を設け、その席で、伏寿を死刑にすると迫るが、それを許さない劉平と決別、話し合いに決着はつかなかった。劉平は司馬懿を訪ねると、司馬懿から、これからは自分のやり方でこの乱世を渡っていくと冷たくあしらわれる。しかし、司馬懿は、劉平が優しさを捨てれば伏寿を助けられると言って「潜龍観(せいりょうかん)」に連れて行く。ここは孔融(こうゆう)と崔琰が儒者の集会のために建築した建物で、柱は崩れやすく、燃えやすい細工がしてあった。ここで儒学生を集め集会を開き、建物が火事になれば皆が曹操の責任だと思い、一気に追い込むことができるという計画を話す。

儒学生の集会の日、崔琰は孔融に、潜龍観で事故が起き、自分と儒学生が死んだら、これは曹操の仕業ですと伝え、これを史記に記すようお願いした。孔融の制止を振り切り、崔琰は潜龍館へ向かうと、そこには満寵(まんちょう)の姿もあった。崔琰は大勢の儒学生を前に「漢王朝の存亡はこれで決まる」と言って仕掛けの柱に手をかけると、満寵が建物の構造に疑念を抱き、儒学生を外へ出るよう促した。さらに劉平もそこに現れ、「今、漢王朝は衰え、天下は乱れている。皆には心の中に賢者の道を持ち、後世に文化を伝え、民を守るのだ。」と説き、満寵に儒学生を外へ連れ出すよう命じる。

崔琰と2人きりになった劉平は、若者を死なすわけにはいかないと話し、崔琰が鄴でも袁紹に背いて儒学生を助けたことを振り返り、崔琰を思いとどまらせた。劉平が外へ出ると、満寵がなぜ全てを知ってやって来たのか尋ねるので、「知っていれば来なければならないだろう」と答える。すると、突然建物が崩れはじめ、劉平は中にいる崔琰を助けに再び建物の中へ入っていく。後を追った満寵が劉平と崔琰を助け出すと、崔琰は陛下に背いたことを悔いて泣き出す。劉平は崔琰を医者に連れて行くよう指示し、満寵に助けてもらったお礼を伝えた。満寵は、劉平が郭嘉も認める皇帝そのものだと言って、早く宮中へ戻るよう促した。

その頃、宮中では、司馬懿が伏寿に、毒薬を持っていこうとしていた。伏完の謀反に関与したとし、死刑が下されたのだ。劉平との関係を気にした曹丕がその役を代ろうと提案するが、司馬懿は「若様は大事をなす方。これを飲ませれば、皇后を殺したと言われ続ける」と言って、残忍な仕事は自分がやると請け負った。伏寿は凛とした姿で毒酒に口をつける。唐瑛の元へ先に行くと司馬懿に告げると、体に毒がまわり、痴を吐いて息を引き取った。その時、劉平が駆け付けたが既に伏寿の死亡が確認された後だった。司馬懿は「皇后がこうなったのは、陛下自ら招いたこと」と言って立ち去った。劉平は、伏寿を抱き寄せ、最愛の人の死を悲しんだ。



[原題]

三国机密之潜龙在渊
三国機密/三国志 Secret of Three Kingdoms
[制作] 2017年 中国



【放送予定】

BSP4K(日)21時00分 9月8日(日)開始
BS(木)24時25分 9月12日(木)開始
((金)午前0時25分9月13日(金)開始)
4月3日(木)からBSの放送時間がいかに変わる。
 BS 毎週木曜 23時25分
 BS<再放送> 毎週金曜 17時00分

[話数] 全33回(予定)
[音声] ステレオ2か国語
(主音声:日本語吹き替え/副音声:中国語)/[字幕放送] 有り

NHK「三国志 秘密の皇帝」番組サイト

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