朝ドラ「あんぱん」今田美桜を巡ってのジェラシーに胸が痛い北村匠海…第3週あらすじと第4週予告

04月18日08時43分ドラマ
©NHK

8年ぶりに突然帰ってきた母・登美子(松嶋菜々子)は、嵩(北村匠海)や千尋(中沢元紀)の人生の選択に大きく関わってゆく。のぶ(今田美桜)は師範学校に受かるのか?NHK朝ドラ「あんぱん」の第4週「なにをして生きるのか」(4月21日~4月25日)のあらすじとみどころを紹介。予告動画は番組公式サイトに公開されている。



朝ドラ「あんぱん」とは
「あんぱん」は『アンパンマン』を生み出したやなせたかしと小松暢の夫婦をモデルに、生きる意味も失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかった二人の人生。何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現し『アンパンマン』にたどり着くまでを描き、生きる喜びが全身から湧いてくるような愛と勇気の物語だ。その第3週が4月14日から放送された。

のぶ(今田美桜)への恋心に苦しむ嵩(北村匠海)

高等小学校の5年生になった嵩は、自分がどれほどのぶを思っているのかには気がついていない。ただ、のぶの幼なじみだった貴島が海軍中尉となってのぶの前に現れ親しげな様子を見せたり、周りの人が“お似合いの二人”という言葉を言っているのを聞くと、嫉妬で胸が苦しくなってしまう。さらに、弟の千尋(中沢元紀)とのぶが話しているさえも嫉妬してしまう。可愛らしい一面を嵩が見せた。



8年ぶりに平然と戻ってきた母・登美子(松嶋菜々子)

再婚先で離婚した登美子は嵩たちのもとへやってきて、寛(竹野内豊)にしばらく置いて欲しいと頼む。そんな母をみて、千尋(中沢元紀)は反発するが、嵩は優しい。のぶは8年前の登美子の酷い態度について文句をいうが、そんなのぶに嵩は「のぶちゃんは母親に捨てられたことがないからわからない」と、初めて反論する。母を思う嵩の心が切ない。



のぶや嵩の幼なじみも成長

転校してきた嵩のお弁当を取り上げて食べていた小学校の同級生達。彼らも当然大きくなって子役からバトンタッチした俳優陣で登場した。その中に“眉毛”が特徴的な俳優がでていて、ネットで「あ、濱尾ノリタカだ」と話題になった人物がいた。“岩男”役の俳優で、ここのところ、現在放送中のNHK大河「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」、2024年TBSの夏ドラマ「笑うマトリョーシカ」、2024年冬ドラマの月9「嘘解きレトリック」などに出演して、“格好いい”と話題となっている。小学生の時のイメージからはずいぶんりりしくなっての登場だったが、パン食い競争で“ずる”してしまう役どころでもあった。



のぶは夢にむかって一直線に進む

ラジオ体操を近所の子どもに教えることで、“教師”という夢ができたのぶは必死に勉強する。嵩もまた母・登美子(松嶋菜々子)から言われて医学部を目指すのだが…。21日から放送される第4週では受験に臨むのぶや嵩の姿が描かれてゆく。そして、のぶと嵩はどうなったのか?



サブタイトルはやなせたかしの詩を引用

NHK朝ドラは毎週サブタイトルがついている。「あんぱん」の場合、第1週は「人間なんてさみしいね」、第3週は「なんのために生まれて」、第4週は「なにをして生きるのか」となっている。第1週のサブタイトルはやなせたかしが1976年に出した詩集から、第3週、第4週は「アンパンマンのマーチ」(アニメ「それいけ!アンパンマン」のテーマ曲)から引用されている。



【第3週(2025/4/14-4/18)ネタバレあらすじ】

昭和10年、高等女学校の5年生になったのぶ(今田美桜)は、ある日、幼なじみの貴島中尉(市川知宏)がのぶの学校を見学に来て再会した。つい親しげに話してしまうと、先生からたしなめられてしまう。

また、再会した時、貴島がパンを買ってくれ、のぶの家に来てパン作りを見る。そして、祭りのパン食い競走で使うあんぱん200個の注文をのぶたちに注文した。朝田パン開店以来の大仕事に朝田家が活気づく一方で、嵩(北村匠海)は親しげなのぶと貴島の様子に動揺を隠せない。あまりにも胸が痛くなり、寛(竹野内豊)に見てもらうと“ジェラシー”だと教えられる。そんな嵩は、将来何をしたいのかわからずにいた。千代子(戸田菜穂)は漫画ばっかり書いていないで勉強しろといい、千尋(中沢元紀)には医学部に進み、医院を告ぐように言う。しかし、寛は二人にこれやというものが見つかるまで必死に考えるよう助言する。

パン食い競走の出場を許してもらえず、「女子はつまらん」と話すのぶに、嵩はかける言葉が見つからない。祭り当日、200個のあんぱんも無事焼き上がった。祭りに来た若者が広場に続々と集まる。そこには千尋や豪(細田佳央太)の姿もあった。

いよいよパン食い競走が始まり、のぶは急いであんぱんを運ぶ。最終組に出場予定だった嵩をみかけたが、嵩はなかなか準備に入らない。そんな嵩にのぶは声をかけると「お腹の調子がわるい」といって自分のたすきをのぶに預けて去っていく。最終組がスタートし、選手の群れの後方から走ってきたのはのぶだった。パン食い競走に出場したのぶは、男性たちを抜いて見事一位でゴールした。

ただ、そもそも女性はでる資格がなかったということで失格になってしまう。肩を落とすのぶの前で、嵩は失格なんてひどいと腹を立てる。女性に負けたことを認めたくない男性たちが阻んだという。そんな彼を見て、のぶは嵩がパン食い競走の選手走を譲ってくれたのだと気付く。そこに繰り上げで一等になった千尋が現れた。岩男(濱尾ノリタカ)はあんぱんがつるしてあるヒモを故意にゆさぶって失格になっていた。そして、自分がとった優勝賞品のラジオをのぶに譲る。のぶは念願のラジオを手にすることが出来た。家に帰ると家族全員がラジオに釘付けになる。

のぶは、朝、家族や近所の子どもにラジオ体操を教える。それを見ていた嵩に、のぶは「うち、見つけたかもしれん」と瞳を輝かせる。のぶは釜次に頼み、女子師範学校に通いたいという。女は早く嫁にいけという釜次は大反対。祖母のくら(浅田美代子)も反対するが、のぶの信念を感じとった母の羽多子(江口のりこ)はのぶの願いを叶えて欲しいと頭をさげる。さらに蘭子(河合優実)、メイコ(原菜乃華)も一緒に頼んでくれ、釜次も仕方なくその希望を叶えることにした。そして、のぶはさらに勉学に励み始める。

嵩は、新聞社に出した漫画で賞金をもらった。入賞したのだ。早速、賞金を換金すると、屋村(阿部サダヲ)に「おごってくれ」と言われてしまうが、千尋の助言で応募したことを話し、千尋にお小遣いをあげるのだと話す。

一方のぶは、パン食い競走で転びそうになったところを助けてくれたのは千尋だったことを貴島から教えてもらう。ある配達の帰り、砂浜でかき氷を食べる草吉(阿部サダヲ)とのぶ、蘭子、メイコ。そこに、草吉に呼ばれた嵩と千尋がやってくる。のぶは千尋にお礼と感謝を伝える。向き合って話す二人の様子を見て、嵩の心は落ち着かない。

8年間音沙汰のなかった登美子(松嶋菜々子)が突然帰ってくる。登美子に対してわだかまりが残ってはいるものの、嵩は自分の漫画を褒められてうれしくなる。

その一方で、兄貴のようには喜べないとシーソーに座って本を読む千尋を、通りがかりののぶが見つける。商店街で談笑する嵩たち親子の前に思いつめた表情でやってきたのぶは、涙ながらに登美子にある思いを伝える。それは、8年前、病気の千尋を励まそうと登美子を探しに高知の町に行ったときのことだ。その時、登美子は厳しい言葉で嵩を傷つけた。そのことを話すのぶに嵩は「のぶちゃんは母親に捨てられたことがないからわからない」といい、それでも登美子に会いたかったのだと告げる。

皆で食事をしているときに、千尋は寛に医者ではなく、法律を勉強したいという。寛は自分の医院のことなどどうでもいいが、なぜ、法律家になりたいのかを尋ねる。弱い人の立場になって守りたいのだという。それはで戻ってきた母を見ての決断だった。千代子は慌てるが、登美子は、代わりに嵩に医者を目指させると平然といってのけた。



【第4週(2025/4/21-4/25)あらすじ】


■第16話(月)

なりたい夢を見つけたのぶ(今田美桜)は、女子師範学校合格に向けて猛勉強をし始めるが、成績が思わしくなく頭を抱える。同じく嵩(北村匠海)も、通知簿を見た千代子(戸田菜穂)にたしなめられる。しかし、羽多子(江口のりこ)からのぶに勉強を教えてほしいと頼み込まれた嵩は、断り切れず引き受けてしまう。夜、苦手な数学に悪戦苦闘する嵩が廊下に出ていくと、寛(竹野内豊)の書斎から話し声が聞こえてきて…。



■第17話(火)

のぶ(今田美桜)が勉強のため柳井家にやってくると、嵩(北村匠海)の姿が見当たらない。嵩は線路沿いを歩きながら、昨晩聞こえてきた会話を思い出していた。そして、草吉(阿部サダヲ)に子どものころの千尋との思い出を語る。同じころ、部屋で嵩を待っていたのぶは、千尋から嵩への思いを聞いていた。夕方、どこに行っていたのかと問う千尋に嵩は自嘲めいた物言いで答え、ついには取っ組み合いに。そこに駆けつけたのぶは…。



■第18話(水)

けんかした嵩(北村匠海)と千尋(中沢元紀)に、寛(竹野内豊)は改めて後継ぎはいらないと告げる。そして、何をしながら生きるのか、見つかるまで必死でもがけと言い聞かせる。なりたいものがまだわからない嵩は、高知第一高等学校の受験を決意。のぶ(今田美桜)と嵩はそれぞれ勉強に励む。そして迎えた受験の日。のぶが家族に見送らていると、突然登美子(松嶋菜々子)が現れる。状況を把握したのぶは意を決して走り出す!



■第19話(木)

ハプニングを乗り越え、無事試験を終えたのぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)。表情が明るい嵩とは対照的に、肩を落とすのぶ。その様子に、羽多子(江口のりこ)たちは明るく励ます。柳井家では、合格の前祝いにと登美子(松嶋菜々子)と千代子(戸田菜穂)が赤飯が用意し、嵩は困惑する。寛(竹野内豊)から「今日ぐらいしたいことだけすればいい」と言われた嵩は、夢中で漫画を描く。そして、ついに合格発表の日がやってくる。



■第20話(金)

受験したのぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)の明暗が分かれる。静まり返った柳井家で、寛(竹野内豊)たちに頭を下げる嵩。そこに、のぶと草吉(阿部サダヲ)があんぱんを届けに来る。朝田家はうれしいときもしんどいときもあんぱんを食べると話すのぶに、登美子(松嶋菜々子)が…。翌朝、御免与町を去ろうとする登美子を追いかける嵩。そして、草吉に自分は何のために生まれて来たのかと尋ねた嵩は、その夜、家に帰らず…。



■スタッフ他


脚本:中園ミホ
主題歌:RADWIMPS「賜物」
語り: 林田理沙アナウンサー
出演:今田美桜,北村匠海,江口のりこ,河合優実,原菜乃華,細田佳央太,中沢元紀,志田彩良,瞳水ひまり,戸田菜穂,浅田美代子,吉田鋼太郎,ソニン,佐々木ありさ,竹野内豊,阿部サダヲ,松嶋菜々子 他

 <総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
 <BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時00分~11時30分[再]
   (土)午前9時45分~11時[1週間分]

NHK朝ドラ「あんぱん」番組公式サイト
NHK朝ドラ「あんぱん」番組公式Twitter @asadora_nhk

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