ユク・ソンジェ、ボナと16年の友情越え“ロマンス挑戦” 「鬼宮」でファンタジー×退魔×ラブコメを一人二役で魅せる

04月18日15時00分ドラマ
画像:YouTube|SBS Cath「귀궁」制作発表会動画より

17日、ソウルのSBS本社で4月18日にスタートするSBS新金土ドラマ「鬼宮(原題:귀궁)」の制作発表会画行われ、ユン・ソンシク監督と主演俳優ユク・ソンジェ(BTOB ソンジェ)、キム・ジヨン(宇宙少女 ボナ)、キム・ジフンが登壇。作品への意気込みや撮影秘話を語った。YouTubeにて会見動画が公開された。

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「鬼宮」は、霊媒としての運命を拒む巫女ヨリと、ヨリの初恋の相手ユン・ガプの体に閉じ込められたイムギ(蛇が龍になる前の韓国伝説の動物)のカンチョリが、王家に恨みを抱く八尺鬼(パルチョッキ)と対峙し、体と魂が複雑に絡み合う肉体争奪ファンタジーロマンス。「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」「サンガプ屋台」などでファンタジーの魅力を体現してきたユク・ソンジェが、今回は初の時代劇、そして一人二役に挑戦する。

鬼宮画像:YouTube|SBS Cath「귀궁」制作発表会動画より
ユク・ソンジェが演じるのは、知的で優雅な検書官ユン・ガプと、邪悪な神イムギの二つの顔を持つカンチョリ。人間界と神霊界を行き来する彼の演技は、幻想と現実を行き交うドラマの世界観をより一層深める。

「初めての時代劇、さらに一人二役というプレッシャーの大きい役に緊張もありましたが、僕の好きなファンタジーや除霊、ロマンス、ブロマンスが詰まっている作品なので、挑戦したくなりました」と語るユク・ソンジェは、「正反対のキャラクターを一人で演じるという点に惹かれた」と演技への情熱をにじませた。

一方、キム・ジヨンは、巫女としての運命を拒み、眼鏡職人として生きるヨリ役を担当。彼女は「脚本がとても面白く、挑戦したいと思った」と話し、「イムギや巫女、韓国の伝統的な幽霊が登場する点に魅力を感じた。これまでコメディ演技をしたことがなかったので、新鮮だった」と語った。ファンタジー作品ならではの想像力を必要とする撮影には苦労もあったようで、「(ユク)ソンジェからアニメが演技の参考になると教えてもらい、たくさん観ました」と明かした。

また、キム・ジフンは王家に恨みを抱く妖怪“パルチョッキ”に立ち向かう仮想の王イ・ジョンを演じる。「20年の俳優人生を注ぎ込んだ作品」と表現するほど本作に賭ける想いは深く、「多くの葛藤や苦悩を抱えながらも、王としての威厳とユーモアのバランスを取りつつ演じた」とその難しさを語った。

注目すべきは、主演のユク・ソンジェとキム・ジヨンが16年来の親友という関係性。友情から恋愛へと発展するロマンスに不安はなかったのかという質問に、ユク・ソンジェは「最初は心配だったが、現場でお互い気を遣わずにいられるのが強みだった。後半に進むにつれてシナジーが生まれ、ロマンスも除霊もケミも期待してほしい」と答えた。

キム・ジヨンも「ファンタジー作品は初めてで難しい面もあったが、ソンジェはファンタジー経験豊富で、現場でもとてもプロフェッショナルだった」と信頼を寄せた。

ドラマのリアリティを高めるため、制作陣は実在の巫俗人たちから助言を受け、儀式や小道具、幽霊の描写に至るまで細かく相談を重ねた。ユン・ソンシク監督は「リアルな要素を土台にファンタジーを加えた。過剰な演出は避け、自然に感じられるアクションを追求した」と制作の裏側を語った。

SBSの“視聴率保証枠”とも言われる金土ドラマ枠への期待も高まる中、ユン監督は「この時間帯に放送されること自体がありがたい。世代を問わず楽しめる作品にしたい」と語った。

最後にユク・ソンジェは、「予告編だけ見ると重く感じるかもしれないが、幽霊たちの恨みや彼らの物語がとても魅力的。ヴィランの背景にまで感情移入できる構成になっている。「鬼宮」が韓国版スーパーヒーロー作品の代表になってほしい」と作品への熱い思いを語った。



【「鬼宮」を2倍楽しむ】では、「どこよりも詳しい!キャスト・キャラクター」紹介、韓国での評判や視聴率、関連動画など、配信にあわせて全話あらすじと見どころなど紹介する。

「鬼宮」は4月18日よりSBSにて毎週金・土曜日21:50からスタート、Leminoで23::20から最新話更新予定。 Prime Video の「Leminoセレクト」でも楽しめる。

日本公式サイト
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YouTube「귀궁」EP2予告
SBS「귀궁」HP
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