【最終回ネタバレ】「シンデレラゲーム」復讐から赦しへ、温かな再生の物語…視聴率10.8%で幕

KBS2TVの日日ドラマ「シンデレラゲーム(原題:신데렐라 게임)が4月25日(金)、最終回が放送され、登場人物たちが過去の罪と向き合い、それぞれの道を歩み始める姿を温かい結末を迎えた。ニールセンコリアによると、第101話(最終回)の視聴率は10.8%で第80話で記録した12.6%には届かなかった。YouTubeにて最終回のハイライト映像が公開中だ。
「シンデレラゲーム」は、失踪した娘を探す為に手段と方法を厭わない冷徹な女性 シン・ヨジン(ナ・ヨンヒ)と、親に実の娘だと偽られていた事実を知り復讐の化身となったク・ハナ(ハングル)の激情復讐ドラマ。KBS2にて2024年12月2日~4月25日まで全101話で放送。初回視聴率7.5%でスタートし、その後順調に視聴率を伸ばして第80話で自己最高の12.6%を記録した。
ハングルが2014年「恋愛じゃなくて結婚」以来、約10年ぶりに主人公のハナを担当し、「涙の女王」「愛の不時着」などで上流社会の夫人を多く演じるナ・ヨンヒがヘソングループ会長ヨジンを務めた。
最終回では、ハナ(ハン・グル)が、ジング(クォン・ドヒョン)と愛を貫いて結婚を果たし、育ての親であるヨジン(ナ・ヨンヒ)に「母になってほしい」と願いを伝える。ヨジンもまた、かつて自らが犯した罪を認めたうえで、ハナを娘として迎え入れ、母娘のような絆が芽生える。
一方、かつて悪事を重ねてユジングループを手に入れようとしたミョンジ(チ・スウォン)は、全ての罪が明るみに出て拘束される。だが、なおも復讐心を捨てきれず、拘置所から脱走してヨジンに報復を企てるも失敗。最終的には無期懲役となり、娘セヨン(パク・リウォン)に見放されたことを受け入れられないまま、精神を病んでいく。
そのセヨンは、ジソク(クォン・ドヒョン)とミョンジに宛てた手紙を残して姿を消したが、1年後、孤児院でボランティアとして働く姿を見つけたジソクと再会。セヨンは「私を誰も知らない場所で、自分自身として生きたい」と語り、二人は再び心を通わせる。
ハナとジングは、養子のウンチョンと温かな家庭を築き、第2子の誕生を控えていた。ウンチョンの誕生日には、ヨジン夫婦、ジソクとセヨンも集まり、家族のような絆が再び結ばれる。セヨンは裏金100億ウォンを失踪児童支援に寄付し、自らの過去を清算する道を選ぶ。そして突然のつわりに戸惑いながらも「赤ちゃんができたかも」とジソクに打ち明けると、彼は「絶対にいい母親になれる」と優しく背中を押した。
かつては同じように過ちを犯した二人の女性――セヨンとミョンジ。その明暗が鮮やかに分かれる中、ハナとジングは赦しと愛によって本当の家族を築き上げていく。復讐から始まった物語は、人間の再生と絆を描くヒューマンドラマとして感動の幕を下ろした。
画像:KBTS2「신데렐라 게임」最終回放送画面よりキャプチャー
「シンデレラゲーム」は、単なる復讐劇にとどまらず、過去と向き合い赦し合うことの大切さを描いた作品だった。登場人物たちは皆一度は過ちを犯しながらも、それぞれの方法で贖罪と再生を選び、新しい未来を築いていく。なかでも、セヨンの成長と母ミョンジとの決別は物語の大きな転換点となり、重厚な感情の余韻を残す。一方でハナとジングの純粋な愛や、ヨジンとの疑似母娘関係も心を打つ。復讐から始まったドラマは、家族の再定義と人間の希望を見せてくれた。
「シンデレラゲーム」はKBS Worldにて放送中。4月28日(月)からのKBS2TVイルイルドラマ(月~金曜19:50-20:30)枠では「女王の家」を放送する。このドラマはハム・ウンジョン主演で送る完璧な人生を信じていた女性が、すべてを失った後に繰り広げる“人生奪還”の復讐劇。
◇YouTube[101화 하이라이트] 신데렐라 게임(最終回ハイライト映像)
◇KBS2「신데렐라 게임」HP
【作品詳細】【関連・あらすじ】