朝ドラ「あんぱん」美術学校に合格した北村匠海を祝う今田美桜…第5週あらすじと第6週予告

妹・蘭子(河合優実)と岩男(濱尾ノリタカ)の結婚話や嵩(北村匠海)の美術学校合格などのぶ(今田美桜)の周りの人達に大きな変化があった第5週。NHK朝ドラ「あんぱん」の第6週「くるしむのか愛するのか」(5月5日~5月9日)のあらすじとみどころを紹介。予告動画は番組公式サイトに公開されている。
朝ドラ「あんぱん」とは
「あんぱん」は『アンパンマン』を生み出したやなせたかしと小松暢の夫婦をモデルに、生きる意味も失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかった二人の人生。何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現し『アンパンマン』にたどり着くまでを描き、生きる喜びが全身から湧いてくるような愛と勇気の物語だ。その第5週が4月28日から放送された。
第5週は“竹野内豊”ウィーク
嵩(北村匠海)の伯父であり、医師でもある寛役を演じている竹野内豊が第5週には多く登場し、演じている寛の役柄もあり、多くの視聴者が竹野内豊に魅了された。ネットでも、朝ドラの時間がかなり過ぎても、“竹野内豊”がトレンド入りを果たしていた。特に4月30日に、子どもを産めなかったことをわびる千代子(戸田菜穂)に、「君はこの家と結婚したのか?わいよりこの家に縛られたいのか?ワシは千代子にほれて 一緒になれてこれ以上の人生はないと思ちょる」と千代子を見つめながら言うシーンは、多くのファン、ファン以外からも歓喜の声があがった。
師範学校の先輩・後輩は地獄のよう
のぶ(今田美桜)とうさ子(志田彩良)は師範学校の寮生活を送る。その規則は厳しく、先輩より早く起き、先輩が夜中にトイレに行く際は手洗いのための洗面器や手ぬぐいももっていかなくてはいけないなど理不尽な規則が多かった。そんな中でものぶはうさこを励まして、学業に励んでゆく。
蘭子(河合優実)へ岩男(濱尾ノリタカ)がプロポーズ…しかし
のぶの同級生だった岩男の家は材木で財をなし、裕福な生活をしている。岩男はパン食い競争のころから蘭子を見初め、結婚を申し込みにやってくる。岩男の申し出をうけようとした蘭子だったが、その場にやってきたのぶは家のために犠牲になることはないといい、さらには妹のメイコ(原菜乃華)は、パン食い競争の時に岩男がズルをしたときのことを言い出す始末だ。岩男を演じている濱尾ノリタカは、朝ドラうけのあさイチで「博多華丸大吉に似ている」と評判になり、ゲスト出演した際に華丸と大吉の間に立ち、似ているかどうかを確認していたことでも評判になっている。
東京高等芸術学校に合格した嵩(北村匠海)の生活が一変
伯父である寛(竹野内豊)の深い愛情で、“絵”を書いてゆくことを決めた嵩は東京高等芸術学校に合格し、5月5日からの第6週では東京での生活を始める。同級生たちの圧倒的な画力に圧倒されるも、刺激を受ける楽しい日々を送ってゆく。
師範学校でがんばるのぶたちにもどんどんと戦争の影が忍び寄る
日本が戦争に向かって進み始めた時代、師範学校の指導はますます厳しさを増し、“愛国心”をのぶたち学生に植え付けてゆく。
【第5週(2025/4/28-5/2)ネタバレあらすじ】
昭和11年、家族や嵩(北村匠海)に見送られ、のぶ(今田美桜)は女子師範学校の寮に入る。のぶとうさ子(志田彩良)は、軍国主義の担任・黒井雪子(瀧内公美)や、先輩たちの厳しさにたじろぐ。こうして、のぶたちの生活は一変した。
一方、浪人生の嵩は、千尋(中沢元紀)から将来についての熱い思いを聞く。すると突然、自分の心の内を叫ぶ嵩。なんのために産まれて、なんのために生きるのかを考えれば考えるほど、自分にその資格がないとさえ思えてしまう。千尋に触発されて、嵩はようやく自分がどうしたいのか、本当の思いを吐き出す。それは「絵を描いて生きていきたい」ということだった。それを聞いていた寛(竹野内豊)に背中を押され、嵩は美術の学校を受験することを決意する。しかし、苦手な数学の試験もあると知り頭を抱える。そんな嵩に寛は“丸暗記”で対応するように優しくアドバイスした。
同じ頃、弱音を吐いて泣き出すうさ子を励ましながら、せっせと先輩の洗濯物を洗うのぶ。そこに現れた担任の黒井は、「御国のために強くなりなさい」と言い放つ。そんな中、ひと月ぶりに朝田家に帰ってきたのぶに、嵩は絵を描いて生きていくと伝える。
蘭子(河合優実)がのぶの同級生だった岩男(濱尾ノリタカ)から結婚を申し込まれる。岩男の家は裕福で、縁談自体は申し分のないものなのだが、ひとり作業する豪(細田佳央太)に、蘭子は縁談についてどう思うか尋ねる。豪は「お金持ちだから」と否定しない。その回答に蘭子は縁談を受けることを決意した。縁談の返事をするため出掛けた蘭子を連れ戻したのぶに、蘭子は本心を明かす。好きな人が振り向いてくれないなら、条件のいい岩男と結婚してもいいと思ったのだ。そんな蘭子をのぶは抱きしめる。
女子師範学校では、薙刀の授業中にのぶがうさ子を助け、黒井と対峙。黒井に圧倒されたのぶとうさ子は、一緒に強くなろうと約束する。秋になり、うさ子は薙刀の腕を上げていた。週末も稽古をしていたという彼女に、のぶは圧倒される。
年が明け、嵩の受験の日。家族の応援と草吉(阿部サダヲ)の合格あんぱんを受け取った嵩は、夢に向かって出発する。二校のうち一校が呆気なく散った嵩は、一縷の望みをかけ、東京高等芸術学校の試験に臨む。そこに京都の学校の受験で一緒だった健太郎(高橋文哉)の姿もあり、二人で話すことで嵩はリラックスすることができた。
東京高等芸術学校合格発表の日。嵩は結果を見る勇気が出ず、ひとりベンチに座っていた。そこに寛が現れる。嵩の表情に、「絶望の隣は希望や」と励ます寛だったが、まだ結果を見ていなかった。寛は嵩の腕を掴み急いで掲示板に向かう。嵩は合格していた。寛も喜ぶ嵩を見て幸せな気持ちになり、二人で抱き合った。その姿を登美子(松嶋菜々子)がそっと見守っていた。
その頃、のぶは嵩の合否が気になって薙刀の稽古に身が入らずにいた。うさ子に試合をして負けたのぶに、黒井は信念のない己に負けたのだと言う。
【第6週(2025/5/5-5/9)あらすじ】
■第26話(月)
東京高等芸術学校に入学した嵩(北村匠海)は、受験の際に出会った健太郎(高橋文哉)と再会する。担任の座間(山寺宏一)から銀座に行って世の中を感じてこいと命じられた嵩たちは、さっそく銀座を散策。洗練された街並みと人々に心が躍る。一方、女子師範学校の二年生になったのぶ(今田美桜)は、指導に一層力が入る黒井(瀧内公美)から愛国心を叩き込まれるが、どこか腑に落ちない。そんなのぶに、嵩から手紙が届く。
■第27話(火)
のぶ(今田美桜)は体育大会に応募したいと申し出るが、志願する理由をうまく答えられず黒井(瀧内公美)に一蹴されてしまう。一方、嵩(北村匠海)は、デッサンの授業で圧倒的な画力の同級生を前に落ち込むも、刺激を受けて目を輝かせる日々。不思議な歌詞の『図案科の歌』をみんなで歌いながら楽しく過ごしていた。
■第28話(水)
ある日、嵩(北村匠海)は銀座のパン屋で草吉(阿部サダヲ)らしき人が写る写真を見つける。朝田家では、豪(細田佳央太)の壮行会をにぎやかにやろうと話す釜次(吉田鋼太郎)たち。蘭子(河合優実)の豪への思いを知るのぶ(今田美桜)は、後悔してほしくないと羽多子(江口のりこ)たちに相談する。その夜、蘭子は羽多子に両親のなれそめを尋ねる。
■第29話(木)
豪(細田佳央太)の壮行会の日。蘭子(河合優実)はのぶ(今田美桜)に背中を押され、勇気を出して豪のもとへ。しかし、互いに思いを伝えることができず、ぎこちない空気が流れる。その後、壮行会が盛大に行われ、豪は挨拶の席で朝田家の人々に感謝を伝える。のぶたち三姉妹がよさこい節を歌って盛り上がる中、たまらず席を外す豪…。
■第30話(金)
のぶ(今田美桜)の発案で、女子師範学校の生徒たちはお国のために命がけで働く人たちに慰問袋を作ることに。休日には献金を呼びかけるなど、意欲的に取り組む生徒たち。その様子がのぶの写真付きで新聞に載ると、のぶは“愛国の鑑”として注目を集める。一方、図案コンクールで佳作に入選し、賞金をもらった嵩は、銀座のカフェから柳井家に電話をかける。千尋(中沢元紀)からのぶが新聞に載ったことを聞いた嵩は…。
■スタッフ他
脚本:中園ミホ
主題歌:RADWIMPS「賜物」
語り: 林田理沙アナウンサー
出演:今田美桜,,北村匠海,高橋文哉,中沢元紀,志田彩良,瀧内公美,江口のりこ,河合優実,原菜乃華,細田佳央太,斉藤暁,小倉蒼蛙,浅田美代子,吉田鋼太郎,戸田菜穂,山寺宏一,竹野内豊,阿部サダヲ 他
<総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
<BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時00分~11時30分[再]
(土)午前9時45分~11時[1週間分]
◇NHK朝ドラ「あんぱん」番組公式サイト
◇ NHK朝ドラ「あんぱん」番組公式Twitter @asadora_nhk
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