“これはただの調査じゃない!”胸アツ展開に注目の「監査します」、16日WOWOWでスタート

2024年に韓国で放送された社会派ヒューマンドラマ「監査します」(原題:감사합니다)がいよいよ5月16日からWOWOWで放送・配信される。
「監査します」は、横領、不正、事件や事故が横行するJU建設会社の監査室を背景に冷徹な監査チーム長と熱血新入社員をはじめ監査チームのドタバタチームワークを描いたオフィス捜査劇。監査官という堅い職業をテーマにしながらも、痛快で人間味あふれるストーリー展開で多くの視聴者を魅了した。
物語の中心となるのは、名優シン・ハギュン演じる冷徹な監査チーム長シン・チャイルと、「ムービング」の主人公で大ブレイクしたイ・ジョンハ扮する情に厚い新入社員ク・ハンス。鋭い洞察力と大胆な行動力を持つシン・チャイルは、不正を見逃さず容赦なく追及する“監査の神”として社内外に名を轟かせている。一方、ク・ハンスは人を疑うことを知らず、最初は監査の仕事に向いていないと周囲から見られているが、シン・チャイルと共に数々の事件に立ち向かう中で大きく成長していく。
本作の最大の魅力は、正反対の二人が織りなす緊張感とユーモアが絶妙に交錯するストーリー展開にある。不正の証拠を巡る攻防や、タワークレーン転倒事件の再調査など、スリリングな展開が続く一方、監査チームのドタバタしたやり取りや人間模様も丁寧に描かれており、重厚な社会派ドラマでありながらもテンポ良く楽しめる構成となっている。また、チン・グ、チョ・アラム、チョン・ムンソンら実力派俳優が脇を固め、物語にさらなる深みを加えている。
監督は「ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた」のクォン・ヨンイル、脚本は「朝鮮心医ユ・セプン」のチェ・ミンホが担当し、クオリティの高い演出と緻密な脚本で視聴者を引き込む。
また、タイトルの「監査します(감사합니다)」は、「ありがとう=感謝します」と同じ発音になっており、これを生かしたエンディングのセリフにも胸が温まる。
組織の闇に立ち向かう痛快さと、仲間たちの成長や絆が描かれることで、見終わった後に爽快感と感動が残る作品となっている。社会の不正に一石を投じるテーマ性と、キャラクターたちの人間ドラマが融合した「監査します」は、この春、押さえておきたい韓国ドラマの中でも注目度の高い一本である。
【「監査します」を2倍楽しむ】では、全話のあらすじと見どころ、韓国での評判などまとめている。
◇WOWOW「監査します」HP
【作品詳細】【「監査します」を2倍楽しむ】