「バニーとお兄さんたち」留学が引き裂く恋…ノ・ジョンウィ×イ・チェミン、未来のための涙の決断【第9話第10話】

11時30分ドラマ
画像:MBC「바니와 오빠들」放送画面よりキャプチャー

5月9日(金)と10日(土)放送したMBC金土ドラマ「バニーとお兄さんたち」第9話と第10話では、幸せいっぱいだったバニー(ノ・ジョンウィ)とファン・ジェヨル(イ・チェミン)の関係に小さな亀裂が生まれ、さらにバニーの留学問題でバニーとジェヨルの関係に危険信号がともった。U/NEXTでも独占配信したこの回のあらすじと見どころを紹介する。(ネタバレあり)

【「U-NEXT」で独占配信の韓国ドラマ】

「バニーとお兄さんたち」は、黒歴史となった初恋の後、突然現れた魅力的な男性たちとの関係に巻き込まれるノ・ジョンウィ(バニー)の彼氏探しロマンスを描いた作品。累計1億7000万回の閲覧数を記録した同名のカカオウェブトゥーンが原作となっている。⇒【関連・各話のあらすじ】

■キャスト
パン・ヒジ/バニー役:ノ・ジョンウィ
ファン・ジェヨル役:イ・チェミン
チャ・ジウォン役:チョ・ジュニョン
チョ・アラン役:キム・ヒョンジン
チン・ヒョノ役:ホン・ミンギ
 ほか

■第9話「トキメキが止まらない」あらすじと見どころ

ついに同じ授業を履修できたバニーとファン・ジェヨル。長い時間を一緒に過ごし、カップルコーヒーのスタンプも順調に貯まっていった。春・夏・秋と三つの季節を経て、100日以上寄り添いながら手を取り合うことも、並んで歩くことも日常となった二人。まるで何もかもが順調に見えた。

だが、幸せな日々は突如として揺らぎ始める。バニーの元恋人コ・ボンスが突如現れ、彼女の前に立ちはだかったのだ。過去の未練を断ち切れないボンスは、バニーが自分とは対照的に前向きに日々を過ごしていることに嫉妬し、ついにはバニーの課題作品を破壊するという衝撃的な行動に出る。間一髪のところでチャ・ジウォンが駆けつけたことでそれ以上の被害は免れたが、この出来事がすべての均衡を崩してしまう。

バニーは作品を修復し、最後まで全力で評価に臨むも、メインに選ばれることはなかった。奨学金の行方も不透明なまま、追い打ちをかけるように父親が詐欺に巻き込まれ、次の学期の学費さえ危うい状況に追い込まれる。

ジェヨルは、バニーとの連絡が少しずつ減っていったことに不安を覚えていた。さらに、事件後のキャンパス掲示板には「バニーとジウォンが付き合っているのでは」という噂が書き込まれ、彼の心を一層かき乱す。バニーを想う気持ちと、信じたいという願いがせめぎ合い、ジェヨルの表情には陰りが見え始める。

一方、ジウォンは二人の恋人関係を表面上は受け入れていた。だが、心の奥底にはいまだに消えない想いを抱えていた。バニーを危険から守るために身を挺するその姿勢や、時折彼女に向ける優しくも切ないまなざしは、決して“終わった”恋ではなかったことを物語っていた。

ラストシーンでは、それぞれの胸に秘めた想いが交差する。バニーは進路にも生活にも行き詰まり、思わず酒に頼ってしまう。帰宅のためタクシーを待つ間、ジウォンはバニーが少しでも安心できるようにと、そっと肩を差し出した。その瞬間、現れたのはファン・ジェヨル。彼は本選進出を祝うパーティーの誘いを断ってまでバニーのもとに駆けつけていた。

だが、目に飛び込んできたのは、バニーがジウォンにもたれている姿だった。三人の視線が交差した瞬間、沈黙が支配し、視聴者の心にも緊張が走る――。視聴後の感想としては、バニーとジェヨルの関係以上に、「ジウォンがかわいそう」という声が聞こえた。



■第9話「トキメキが止まらない」あらすじと見どころ

奨学金を逃し、専攻への悩みが深まる中、バニーのもとに新たなチャンスが訪れる。教授(チョ・ヒョナ)から海外奨学プログラムへの応募を勧められたのだ。合格すればアメリカに行くことになるが、美術に対する強い情熱と切実な思いを抱えるバニーは、すぐに志願書を提出した。

バニーの選択に対し、ジェヨルは表面上は笑顔を見せたものの、不安を隠しきれなかった。バニーの家で朝食を共にし、彼女の両親とも親しくなり、内緒で配達のアルバイトをするバニーの父パン・ヨンミン(イ・ジフン)と秘密を共有するなど、ささやかな幸せを感じていた。しかし、バニーが海外プログラムに備えていると知ると、ただ応援するには辛すぎる葛藤と悩みに包まれた。

ジェヨルの不安が頂点に達したのは、ジウォンがニューヨークに戻るという知らせがきっかけだった。バニーが奨学プログラムに合格した先もニューヨークだったからだ。バニーとジウォンはすでに別れの挨拶を交わしていたが、ジウォンが一線を越えかけた瞬間や、バニーが去った後の1年間の空白など、複雑な現実がジェヨルを苦しめた。バニーは「行かないで」と言うジェヨルに「私を信じて」と訴えたが、彼は最後まで答えることができなかった。

クリスマス・イブ、バニーが旅立つその日。公募展の最終プレゼンを控えたジェヨルは、「イブを恋人と過ごすのが夢だった」というバニーの言葉を思い出し、急いで空港へ駆けつけた。しかし、バニーはすでに飛行機に乗った後だった。広い空港のどこにも彼女の姿を見つけられなかったジェヨルは、後悔と悲しみの涙を流し、別れを実感した。

特に、ノ・ジョンウィとイ・チェミンの別れは、大きな幸せの後に訪れただけに、さらに深い悲しみを呼んだ。バニーは「アメリカへ行っても別れたくない」と伝えたが、ジェヨルの答えは聞けなかったため、2人の間にはまだ解決されていない感情が残っている。1年後、2人が笑顔で再会できるのか、注目が高まっている。



■視聴率

9日放送の第9話の視聴率は、3回続いた0%台から脱出して1.2%に数値を上げた(【5月9日視聴率TOP10】)
しかし、10日放送の第10話では0.8%と再び0%台に戻してしまった(【5月9日視聴率TOP10】)。いよいよ次週は最終回へと向かう。

MBC金土ドラマ「バニーとお兄さんたち」は21:50~から放送、その後23:20からU-NEXTにて独占見放題配信する。次回、第9話は5月9日放送、配信予定だ。



YouTube|『バニーとお兄さんたち』9話予告

MBC「바니와 오빠들」HP

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