NHK「アストリッドとラファエル5」第6話“満月の夜”でアストリッドがプロポーズ!ネタバレと第7話予告

5月11日(日)に「アストリッドとラファエル5 文書係の事件録」(全8回)の第6話「満月の夜」が放送された。気になるみどころとネタバレあらすじを紹介。最終回直前の第7話「名馬の最期」は5月18日に放送される。シーズン1~4はNHKオンデマンドで配信、番組サイトで1分PR、予告動画などが公開されている。
「アストリッドとラファエル5 文書係の事件録」は、犯罪資料局の文書係として働く頭脳派のアストリッドと、猪突猛進型の警視ラファエルの女性コンビが難事件の解決に挑むフランス発のミステリードラマ。⇒ドラマ詳細
■狼男とブードゥー教
今回は狼男による連続殺人事件にブードゥーの儀式が加わった、ラファエルがもっとも苦手とする怪奇事件だった。容疑者として登場したオズワルドがなんとも魅力的な男。彼の胡散臭いブードゥーの呪いに見事に引っかかってしまうニコラが、なんともほほえましかった。オズワルドはブードゥー教の信者は五千万人もいるというが…本当だろうか?
■キュートな女性プロファイラー・シモン
今回はもう一人魅力的な人物が登場。四人の子をもつ母だという温和なプロファイラー、デルフィーヌ・シモンだ。当初は彼女を参加させることに懐疑的だったラファエルだが、デルフィーヌの優秀さが気に入ったようで、事件解決後に自宅の夕食会に招いていた。アストリッドには出来ない相談も引き受けてくれそうな懐の深さをもつデルフィーヌとマティーニを飲みかわして、いったいどんな会話がなされたのだろうか?
■アストリッドがテツオにプロポーズ!
アストリッドはテツオとの結婚についてメリットとデメリットをリスト化。メリットは「いいにおいがする」、「沈黙を共有できる」、「囲碁ができる」、「テツオを愛している」と多数。デメリットは「共同生活ができない」ことだという。そうこうするうちに、テツオから長期ビザが取れたので来仏するとの連絡が入る。
テツオがパリに戻ってきたため、結婚は必要不可欠ではなくなるのだが、アストリッドは「不動の要素」になってほしいとテツオにプロポーズ!テツオは喜びながらも、「共同生活」はアストリッドにとって難しいのではないか尋ねる。さすが、アストリッドのことを理解しているテツオならではの気遣いだ。アストリッドは法律の“共同生活”の概念が損なわれない形で、自分たちの共同生活を考えだそうと提案。テツオが承諾し、2人は結婚に向けて動き出した。ラファエルがアストリッドのためにウエディングドレスや結婚式を率先して計画するのが目に浮かぶ。
【シーズン4 全話ネタバレあらすじ】
■第6回「満月の夜」ネタバレあらすじ
満月の夜に男性が殺され、遺体は大きな獣の牙でズタズタにされたようだった。同様の事件はすでに4件起きており、オオカミ男による連続殺人だと言われていたが、怪奇的なものが苦手なラファエルは懐疑的。アストリッドは遺体の周りに配置された証拠の品をみつける。
パシェール警視正から解決を急ぐためにプロファイラーのデルフィーヌ・シモンが参加することを告げられ、ラファエルは苛立つが、温和な彼女の優秀さを目の当たりにして態度を和らげる。デルフィーヌはアストリッドへも敬意を示し、刑事課に溶け込んだ。
現場から逃げ去っていた虹彩異色症の瞳をもつナイジェリア人のザイナブ・アスマンが保護される。ラファエルが事情聴取すると、ザイナブは男を襲う二本足で立つ狼男をみたという。ザイナブにブードゥの儀式を行なっていた女呪術師は、殺害現場の写真を見て、それがブードゥー儀式で描かれるレグバ神の図だと証言する。ザイナブは釈放されるが、警察から出たら殺されると怯えたため、ラファエルは自宅の住所を渡す。
デルフィーヌが用意した資料を見ているうちに、あることに気づいたアストリッドは犯罪資料局へ移動。殺された5人が同じジムに通っていたこと、そのジムでアナボリックスステロイド(AAS)の密売が行なわれていたことが判明する。AASはテストステロン値が高くなることで、男性ホルモンが高まり毛深く攻撃的になるという。違法ではないがこれまで精神障害による殺人事件もあったため、今回の事件もASS使用したのではと推理する。
事件では無罪となった密売人オズワルド・ジョンソンが呼び出される。オズワルドは無罪を主張するも、ASSを使用していた痕跡があること、首にブードゥーのタトゥーがあること、さらに、男たちを襲った獣と思われるハイエナを飼っていたことから抑留される。遺体の傷にあった歯形がハイエナのものだと判明するが、オズワルドはハイエナがずいぶん前に殺されたと話す。
月曜の定例食事会をしていたラファエルとアストリッドの所に、血まみれのザイナブが逃げ込んでくる。彼女には他の被害者とおなじ歯形がついていた。その後、ザイナブが6年前に姉と共にフランスに来て、売春組織に在籍していることがわかる。姉のポリヤナは4年前から行方不明だった。
ザイナブが売春組織にいたことがわかり、デルフィーヌシの推理で被害者たちが客だった可能性が浮上。アストリッドはポリヤナが4年前に殺害され共同溝で発見された女性だと指摘、その女性にはイヌ科の歯形がついていたという。ポリヤナが殺害された共同溝を捜査すると、ハイエナの顎で作った凶器がみつかる。
犯人は、解離性障害を患ったザイナブだった。オズワルドに逃亡計画がバレて見せしめのためにポリヤナが殺害され、そのショックで現れたもう一つの人格アマンダが、ザイナブに変わって男たちを殺害していたのだ。
狼男事件は無事解決し、警視正はラファエルたちを労う。ラファエルたちは売春婦たちからの被害届を集め ポリヤナを殺害し、多くの女性たちを不幸にしたオズワルドを逮捕した。
■第7回「名馬の最期」あらすじ
ラファエルとアストリッドは事件現場である競走馬の牧場へ。殺されていたのは人間ではなく馬のフィボナッチ2世。翌日開催の有名なレース、パリ大障害の本命馬だった。凶器はヤタガンというトルコの刀剣で、それに見覚えがあったアストリッドはすぐに資料を確認しにいく。捜査中に今度は騎乗予定だった騎手が殺される。一方、アストリッドは馬と触れ合ううちに、失っていた10代のころの乗馬センターでの記憶を少しずつ思い出す。
■キャスト
アストリッド・ニールセン(サラ・モーテンセン:貫地谷しほり)
ラファエル・コスト(ローラ・ドベール:林真里花)
二コラ・ペラン(ブノワ・ミシェル:川田紳司)
ノラ・モンスール(ソフィア・ヤムナ:種﨑敦美)
アンリ・フルニエ(ウスキ・キアル:佐々木睦)
カール・バシェール(ジャン・ルイ・ギャルソン:藤真秀)
テオ(ティミ・ジョイ・マルボ:宮瀬尚也)
ウィリアム・トマ(ジャン・ブノワ・スイル:粟野志門)
テツオ・タナカ(ケンゴ・サイトウ:中川慶一)
サミ・グルメ(ドミニク・エンゲルハート:佐川和正)
パトリシア(ジュリー・アーノルド:小宮和枝)
原題:Astrid et Raphaëlle
制作:2024年 フランス
© Patrick FOUQUE - FTV - JLA
【放送予定】NHK総合 2025年4月6日(日)23時より 全8話
[ステレオ2か国語(主:日本語吹き替え/副:英語)| 字幕放送有り]
(放送日時は変更になる場合があり)
NHK「アストリッドとラファエル5文書係の事件録」番組サイト
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