NHK大河「べらぼう」“歌麿”染谷将太が“蔦重”横浜流星に語る壮絶過去 第18話ネタバレ第19話予告

NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(毎週日曜総合20時~、BS、BSP4K18時~)5月11日(日)放送の第18話「歌麿よ、見徳は一炊夢」唐丸こと歌麿(染谷将太)壮絶な半生明かす。5月18日(日)放送の第19話「鱗(うろこ)の置き土産」鱗形や屋お抱え作家・恋川春町(岡山天音)の争奪戦勃発。予告動画は番組公式ホームページで公開中。
大河ドラマ64作目となる「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は貸本屋から身を興し、書籍の編集・出版業を開始し、のちに江戸のメディア王として時代の寵児となった“蔦重”こと蔦屋重三郎の波乱万丈の人生を描く。
5月11日放送の第18話では、行方不明だった唐丸が蔦重の前に再び登場し、秘密のベールに包まれた過去が明かされた。「あんたは人の命を吸う鬼の子だ」と母に言われて育った唐丸に、蔦重が贈った画号“歌麿”の誕生秘話も語られ、今後の活躍に期待がかかった。そして戸籍を準備する機転を見せたふじ(飯島直子)、夢の中とはいえ、物の怪対峙に刀で立ち向かったいね(水野美紀)など、吉原女の活躍が光った。
そして5月18日(日)放送の第19話では、将軍跡継ぎ問題に揺れる大奥で知保の方(高梨臨)が絡んだ騒ぎが起こる。大奥で渦巻く思惑、そして鱗形屋廃業により、お抱え作家だった恋川春町の争奪戦に蔦重が乗り込んでいく。
■“ふじ”飯島直子が見せたファインプレー
優しい親心を見せたふじに注目が集まっている。おやつをほお張りながら、夫・駿河屋(高橋克実)を支える肝っ玉女将・ふじ。演じる飯島直子は役を振り返り「実の息子である次郎兵衛(中村蒼)を溺愛しながら、蔦重はじめ、身寄りのない子供を引き取り育てる愛情の深さに魅力を感じているんです。」と魅力を語っている。
第18話では、蔦重が唐丸こと捨吉と奇跡の再会を果たすも、最悪な環境に身を置く唐丸の姿が描かれる中、ふじが先回りして戸籍を準備するという機転を見せた。母親から色を無理やり売らされた唐丸の壮絶な過去が明かされ、ネットでは「母の日にはヘビーな内容」という声が持ち上がる中、捨て子である蔦重の本屋を手伝い、唐丸のために動くふじの優しさに「ふじさんの心遣いに涙」「愛情は血の繋がりじゃないよね」「母の日にふさわしい内容じゃない?」と称賛する声が寄せられた。
■第18話ネタバレ
蔦重は、北川豊章(加藤虎ノ助)が出入りしているという賭場を訪れた。しかし、北川は武士風の男で唐丸ではなく、蔦重は落胆する。一方、本屋を盛り上げたい蔦重は喜三二(尾美としのり)に新作10作を依頼。喜三二は難色を示すが、吉原での“居続け”を条件に出されると、喜三二はいつの間にか10作作ることを快諾。こうして喜三二は松の井花魁(久保田紗友)の部屋で執筆活動をスタートした。
しかし、ある日、突然喜三二の“筆”が止まる。「腎虚」となり落胆する喜三二は、医者から強壮薬を処方され、休養を取ることに。ある日喜三二は、夢の中で、息子のような“下の筆”が大蛇のごとく大暴れし、刀を持ったいね(水野美紀)に斬り落とされる体験をする。うなされて目を覚まし、夢であることに胸をなでおろすが、ある話しを思いつき、筆を走らせた。
一方、唐丸のことが諦められない蔦重は、再び北川豊章の後をつけ捨吉と呼ばれる唐丸を発見する。捨吉は吉原の裏稼業で身を売る生活を送っていた。男女問わず客を取る捨吉は、ある晩、乱暴な客に襲われ気を失っているところを蔦重に発見される。最初のうちは、「この暮らしが好き」と話す捨吉だが、ぽろぽろと身の上話を始めるのだった。母は夜鷹で、捨吉は7歳になると金を稼ぐため身を売らされた。その中で唯一の希望が、妖怪絵師・鳥山石燕(片岡鶴太郎)との出会いだった。妖怪の絵を描く鳥山から手ほどきを受け、「一緒に暮らして絵を学ばないか」と誘われるが、母は猛反対。そんな矢先、明和の大火が起こり、焼けた家の下敷きになる母を見捨て、捨吉は逃げたのだった。
蔦重の元に身を寄せたが、母の情夫・ヤスに見つかり、一緒に心中をはかるも捨吉は生き延びてしまい、罪悪感を抱えながら生きて来た。蔦重は、捨吉のために駿河屋(高橋克実)に頼んで、以前籍を置いていた“勇助”という名で人別を復活させた。そこへ豊章が現れ、捨吉を取り戻そうとするが、蔦重は「俺の義弟、勇助です」と一芝居を打ち、ふじ(飯島直子)が用意した人別の写しを差し出した。これには豊章も納得し、捨吉は「勇助」として新たな一歩を踏み出すことになる。
そして、以前、捨吉に「日本一の絵師にする」と約束していた蔦重は、「歌麿」という屋号を提案。「丸」ではなく「麿」にすれば、高貴に見えるし、公家の落胤として話題になるかもしれない。蔦重の話しに戸惑いつつも、捨吉は承諾する。一方、喜三二が書き上げた青本『見徳一炊夢』は、裕福な若者が夢を買い、豪楽を楽しむが、すべては一瞬のうたた寝の間の出来事だった、という奇想天外な筋書きで、蔦重も「すげえや」と感嘆。喜三二も、「まあ、息子のおかげですかね」と笑顔を見せた。
■第19話あらすじ
鱗形屋が店じまいすることになり、お抱え作家だった恋川春町は、鶴屋で書くことが決まる。同じ頃、作家を探す蔦重も春町の獲得に狙いを定め、作戦を練るのだが・・・。
NHK大河ドラマ「べらぼう」は2025年1月5日(日)から総合20時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:森下佳子、出演:横浜流星、安田顕、小芝風花、宮沢氷魚、中村隼人、石坂浩二、片岡愛之助、高橋克実、生田斗真、冨永愛、中村隼人、伊藤淳史、安達祐実、水野美紀、風間俊介、市原隼人、里見浩太朗、渡辺謙ほか。番組公式Xアカウントは「@berabou_nhk」。第19話予告動画は番組公式サイトにて公開中。
◇大河ドラマ「べらぼう~蔦屋栄華乃夢噺」番組公式サイト
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蔦重(横浜流星)が吉原案内本で客寄せに挑戦。予告動画は番組公式ホームページで公開中、初回15分拡大で放送。