「キャスター」阿部寛は警察署に入り込み、手塚とおるが隠したい証拠を掴んだ【第5話ネタバレ・6話予告】

「キャスター」(毎週日曜、21時TBS)の第5話が5月11日に放送された。チーフディレクターの梶原(玉置玲央)が旧知の仲である警察署長(緒川たまき)から特大スクープを得た。しかし、参事官(手塚とおる)に全てを潰された。そんな参事官を追い詰めるのはやっぱり進藤(阿部寛)だった。第6話は5月18日に放送される。予告動画は番組公式サイトに掲載されている。
「キャスター」とは
「キャスター」生ぬるい報道体制を正すことが使命で、番組を正すためにやってきたと豪語する進藤(阿部寛)は、“真実を伝える”ためには手段を選ばず、独自のルールで取材や調査を行い既存のルールはおかまいなしだ。圧倒的な存在感で周囲を巻き込んでいく型破りで破天荒な男たちが描く社会派エンターテイメントドラマだ。その第5話が5月11日に放送された。
■第5話ネタバレあらすじ
チーフディレクターの梶原(玉置玲央)が警察官による暴行事件のもみ消し情報を入手した。梶原と旧知の仲である赤坂南署の竹野署長(緒川たまき)が内部告発をしたいと申し出たのだ。別れ話がこじれた大木巡査長が女性に激しい暴力をふるったのだ。しかし、この訴えは“なにもなかった”ことにされていた。
竹野は梶原との約束の場へ向かおうとするが、村崎参事官(手塚とおる)に阻まれる。そして、暴行を否定する会見を開いた。村崎は竹野に昇進を約束した。
梶原は社会部の恵梨香(菊池亜希子)が警察上層部に情報をリークし、竹野に圧力をかけたのではないかと考える。そして独自に暴行事件の真相を調べ始めるが、その動きをしった警察はJBN全体を“出禁”にしてしまう。このままではニュースが放送できなくなってしまう。社会部部長の駒井(安井順平)は怒りを隠さず、JBNの上層部は制作会社社員である梶原との契約を打ち切ることにした。
梶原は若い頃は社会部にいた。山井和之(音尾琢真)の下で働き、“夜討ち朝駆け”で竹野との距離を縮めていった。その竹野から、梶原はIDとパスワードのようなものをもらっていた。
そんな中、進藤(阿部寛)は赤坂南署の一日署長を自ら申し出た。指輪を落としたふりをして署長室に入り、梶原から聞いた竹野のIDでパソコンをあけ、情報を入手する。そこには深川が調書を消した痕跡があった。深川に匿名で証言してくれるように頼むが、村崎にばれてそれもできなくなる。竹野も昇進どころか、配置転換させられてしまった。
竹野につづき、深川の証言の話も村崎にばれたことから進藤はJBN内に内通者がいると罠をかける。そんな時、村崎が大木巡査長を逮捕したと記者会見する。その後、村崎は大木のパソコンを入手しようとするが、進藤たちが取得した後だった。
大木は反社とつながりがあり、金銭を供与してもらうことで犯罪を見逃してきた。そこには大木と繋がりのあった村崎の力もあった。当然、村崎も金をもらっていた。竹野はこれをずっと追っていた。そして竹野はこつこつと調べていたことを進藤たちに委ねた。ニュースは大々的に報道され、犯罪の隠蔽に加担していた駒井も捕まった。
ディレクターの梶原(玉置玲央)活躍の回
毎話、進藤(阿部寛)の活躍の下で、“もう一人”の活躍している人物がいる。第5話はチーフディレクターの梶原だった。JBNの社員なのかと思われていたが、実は制作会社の社員で、問題がある取材をしても、正社員の華(永野芽郁)はお咎めなしなのに、梶原は契約を切られる。せっかく掴んだスクープをものにできず、契約さえも切られそうになったが、進藤たちの活躍で逆転大ホームランとなった。
阿部寛の長台詞に圧倒される
第5話のラストでも、「ニュースゲート」で進藤(阿部寛)が視聴者に訴えかける。その長いセリフは誰の心にも突き刺さる。第5話では「日常の中で理不尽を飲み込んだこと、おかしいと感じながらも沈黙を選んだこと」というセリフが刺さった視聴者も多かった。
華(永野芽郁)と進藤(阿部寛)の因縁は?
第5話のラストで反社が関連する会社のロゴをみて、華が自分の家族を崩壊させた団体のロゴと同じだと進藤に迫る。進藤がどんな報道をして、華の家庭が崩壊したのか?18日放送の第6話以降にその詳細が描かれる。
18日放送の第6話のゲストが発表に
第6話では進藤(阿部)たちが“臓器移植制度が抱える矛盾”を追う。娘の臓器移植を希望する母親・藤井真弓役には、数多くの日曜劇場に出演し、今や日曜劇場に欠かせない俳優のひとりといえる中村アン、さらに臓器移植を斡旋するNPO法人「ひまわりネット」の代表・深沢武志役には新納慎也が出演することが発表になった。真弓は華(永野芽郁)に助けを求めるのだが、どうやら進藤(阿部寛)はスクープのためにと、華から聞いた願いを聞き入れようとしない。対立する二人だが、華がいった「あの記事のせいで人が死んだ」ということの真実も気になる。進藤と華にはいったいどんな過去の因縁があるのか?
スタジオセットにも注目
阿部寛演じる進藤がキャスターを務める「ニュースゲート」のセットは、実際のニュース番組のセットとは大きく違い、近未来的な雰囲気を醸し出している。セットデザインを担当する美術デザイナーの雨宮里美の話が番組公式サイトに掲載され、「“夜の報道番組”らしからぬ宇宙や海外っぽいインパクトを持たせる」ため、LEDを大胆に配置したセットにしたという。ドラマ本編にも注目が集まるが、ニュースゲートのセットや進藤の部屋、報道局などのスタジオセットにも注目してみてみると楽しい。
■第6話あらすじ
藤井真弓(中村アン)は娘に亡くなった夫の肺を移植したいと華(永野芽郁)に訴える。現行の臓器移植制度の問題だと「ニュースゲート」で伝え、藤井親子を応援する声が広がった。ところが、週刊誌の記事で真弓への同情は一気に非難へと変わってしまう。
真相を確かめるため、華は本橋(道枝駿佑)を連れて真弓が利用している「医療サポートセンターひまわりネット」へ向かう。そこは進藤(阿部寛)もずっと追っていた団体だった。
TBS 2025年4月13日スタート。毎週日曜日21時放送「キャスター」。出演:阿部寛、永野芽郁、道枝駿佑(なにわ男子)、月城かなと、木村達成、キム・ムジュン、佐々木舞香(=LOVE)、玉置玲央、菊池亜希子、宮澤エマ、岡部たかし、音尾琢真、高橋英樹、北大路欣也、加藤晴彦、堀越麗禾(市川ぼたん)、ヒコロヒー、加治将樹 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@caster_tbs」。
◇TBS「キャスター」番組公式サイト
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