カン・ハヌル×コ・ミンシ「隠し味にはロマンス」初回視聴率1.6%でスタート ENA月火枠に新風【第1話ネタバレあり】

08時33分ドラマ
写真:ENA公式Xより

カン・ハヌルとコ・ミンシが主演するENAの新月火ドラマ「隠し味にはロマンス(原題:당신의 맛)」が、2025年5月12日に初回放送を迎えた。初回の全国および首都圏視聴率は1.6%(ニールセンコリア基準)で、ENA月火枠の新作としてはまずまずのスタートとなった。

【「Netflix」で独占配信の韓国ドラマ】



「隠し味にはロマンス」ス」は、全国各地を巡りながら“ディアマン・ガイド”の「スリースター」を獲得しようとする一人の男の美食の旅を描く作品。劇中、カン・ハヌルは国内有数の食品企業「ハンサン」の次男であり、高級ファインダイニング「モト」の理事、ハン・ボムウ役を演じる。⇒【全話あらすじと見どころ】

■第1話あらすじ

隠し味写真:ENA「당신의 맛」放送画面よりボムウは、兄である「ラルセル」専務ペ・ナラ(ハン・ソヌ)と後継者の座を巡って争い、三ツ星グルメガイド「ディアマン」の獲得をかけて激しく競り合っている。兄弟の対立がドラマ全体に緊張感をもたらす。

三ツ星を獲得するためには、唯一無二の新メニューが必要だと考えたボムウは、悩んだ末にシェフのホン・ファヨン(チャン・ヨンヘ)が手がけた「ノビアニ(韓国風焼き肉)」を採用する。ところが、発売直前になって、全州の食堂でこれと酷似した料理が提供されているとの情報を得たボムウは、真相を確かめるため自らその店「ジョンジェ」へ向かう。

クラシックな雰囲気の「ジョンジェ」に足を踏み入れたボムウは、店主でシェフのモ・ヨンジュ(コ・ミンシ)が大切に育てていた白菜をうっかり踏みつけてしまい、冷たい視線を浴びる。さらに、料理に対する無関心な態度や発言がヨンジュの価値観と真っ向から衝突し、初対面から厳しい洗礼を受ける。

一方で、「モト」のノビアニと酷似しているヨンジュの「ソプサンジョク(牛肉の伝統料理)」の味を確かめるため、ボムウは執念と情熱を燃やす。ヨンジュから「マウォン農場のウドゥンサル(牛の肩ロース)を探すように」と特別なミッションを与えられたボムウは、精肉店を丸ごと買い上げ、さらにはヨンジュと共に山に登って松茸を採るなど、懸命に取り組む。

努力の末、ついに「ソプサンジョク」を口にしたボムウは、その美味しさに心を奪われ、皿が空になるまで食べ尽くす。ヨンジュの料理に深く感動したボムウは、「ジョンジェ」の買収を申し出るが、ヨンジュは「金に目がくらんだ人間が料理を作れるのか、売れるのか」と一蹴する。このやりとりは、ボムウの前にこれから困難な道が待ち受けていることを予感させる。

ヨンジュはボムウの提案を断ったが、経営難で家賃の滞納が続き、1か月後には店を明け渡さなければならない危機に直面している。同じ頃、ボムウも「ハンサンフードフィールド」の役員会で理事解任が決まり、行き場を失う。

■見どころ・評判

放送前から「カン・ハヌルとコ・ミンシの初共演」「全州を舞台にした“味”のロマンス」という新鮮な設定が話題を呼び、ティザー映像は150万回を超える再生数を記録するなど大きな注目を集めていた。実際に第1話が放送されると、SNSや韓国メディアでは「映像美や料理の描写が素晴らしい」「主演二人のケミストリーが新鮮」といった好意的な声が多く見られた。コ・ミンシは「料理の本質と真心を大切にするシェフ役で新たな魅力を見せたい」と語り、カン・ハヌルも「完璧主義者の葛藤と成長を丁寧に演じたい」と意気込みを明かしている。

「隠し味にはロマンス」は、料理を通じて人生や人間関係の“味”を描くヒューマンロマンスとして、今後の展開にも期待が高まっている。毎週月・火曜22時からENAで放送されており、Netflixでも配信されている。初回の穏やかなスタートが、今後どのように視聴者の心をつかんでいくのか注目される。

ENA「당신의 맛」HP

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