「対岸の家事」“詩穂”多部未華子を救った“坂上”のある言葉に視聴者が涙 第7話ネタバレと第8話予告

08時50分ドラマ
©TBS

5月13日に放送されたTBS火曜ドラマ「対岸の家事~これが、私の生きる道!~」(毎週火曜、22時)第7話、育児に悩む詩織(多部未華子)が坂上(田中美佐子)の言葉に涙。5月20日放送の第8話では詩穂が夫婦間のある問題に直面する。予告動画は番組公式サイトに掲載されている。



「対岸の家事」とは
誰かがやらなければいけない“お仕事”、それは“家事”。主人公の詩織は過去の出来事から 「家族のために“家事”をすることを“仕事”にしたい」と専業主婦を選んだが、今の時代に専業主婦は珍しく・・・夫が帰ってくる間、長い昼間を2歳になる娘と過ごす中、ひょんなことから、働くママや育休中のエリート官僚パパと出会う。生き方も考え方も正反対な「対岸にいる人たち」とぶつかり合いながら、終わりなき家事というお仕事をテーマにしたヒューマンドラマ。朱野帰子による同名の小説が原作(講談社文庫)。⇒【全話あらすじと見どころ】

第7話ネタバレ

いつものように坂上の家を訪れた詩穂は、調味棚に何本も醤油を見つけて違和感を覚える。そんなある日、詩穂は中谷(ディーン・フジオカ)と立ち寄ったスーパーで万引き疑惑をかけられる坂上と遭遇。声を荒げる坂上を心配する詩織たちは、坂上を家まで届けることに。同じことを繰り返し話す坂上に困惑していると、一人娘の里美(美村里江)が訪ねてくる。坂上の症状から認知症を疑い病院へ連れて行くべきだと提案する中谷だが、他人に介入されることを嫌がる里美から“もう家に来ないで欲しい”と言われてしまう。

坂上も自分の異変に気付くものの、それを認めることが怖く、病院に行くことを渋ってしまう。坂上を心配する詩穂は手作りのおかずを持参するなど、何かと世話を焼こうとするが、できないことが増えていく変化に戸惑う坂上は「もう来ないで」と心を閉ざす。落ち込む詩穂だが、中谷は詩穂のお節介を「善意にも悪意にも脅威にもなる」と忠告。一方、里美は、母親が望むような結婚をして母親になるという人生を選ばなかった負い目から、仕事も家族も完璧にこなそうと躍起になっていた。そんな時、夫の転勤に悩む礼子(江口のりこ)は、詩穂から「他人のことより苺を見てあげて。家族の今は今だけなんだから。」と坂上に言われた話しを聞き、自分の状況と重ね心が揺れる。

ある朝、坂上は朝ごはんを作ると姿を消してしまう。里美から事情を聞いた詩穂は、一緒に坂上の捜索を手伝うことに。詩穂は、アジサイが咲く通りで坂上を発見し、お礼を言う里美に、坂上との出会いを振り返った。娘の苺(永井花奈)が赤ちゃんの頃、虎朗(一ノ瀬ワタル)の仕事も多忙で、詩穂は家事と育児を1人で担う日々が続いていた。苺の鳴き声に恐怖を抱いたある日、呆然と街角に咲くアジサイを見つめていたら、坂上が「アジサイって主婦みたいねぇ」と話しかけてきた。「日の当たらないところで、じっと誰かのために家事をする。主婦は今も、独りぼっちなのね。」

「大丈夫よ。いつか笑って話せる日が来るから」という坂上の言葉に救われた詩穂は、孤独だった自分に寄り添ってくれたから、今度は寄り添いたかったと話した。これを聞いた里美も母の今を大事にしようと決意。坂上も、娘の言葉に勇気づけられ、里美の付き添いで病院へ行き、痴ほう症の治療をスタートさせた。そんな中、再び詩穂の自宅のポストに嫌がらせの封書が届く。またしても詩穂の手にする前に回収した礼子は、中谷に手紙の件を相談。自分は夫の転勤に伴い引っ越しして、専業主婦になるからと、詩穂への嫌がらせを回避するよう託すのだった。



詩穂を救った坂上の言葉に共感の声

これまで物語の重要なモチーフとして登場してきたアジサイ。第7話ではアジサイを通した詩穂と坂上との出会いが描かれた。まだ苺が赤ちゃんの時に、一人で家事と育児をこなしていた詩穂が、疲れ果てた表情でアジサイの前に立ち尽くしていると、坂上が声をかけてくれるシーン。誰にも気づかれずひっそりと咲くアジサイに、人知れず家族を応援してきた主婦の姿を重ね合わせ「あなたが寂しかった日々が役に立つ日が来る。それまでゆっくりゆっくり、お母さんになればいい」と励ます坂上の言葉に「辛かった時の自分に言われているみたいで泣ける」「詩穂の奮闘を見て自分も頑張ろうって思える」など共感の声が寄せられた。

坂上に認知症の兆候が見え、不穏な空気が漂う中、物語の中盤、ついお節介を焼いてしまう詩穂に中谷が「よかれと思ってやったことが、相手を苦しめることがある。」と真理をついてくる場面も描かれた。それでも坂上に寄り添った詩穂には、かつて孤独だった自分を坂上が救ってくれた感謝があった。知られざる詩穂と坂上のバックストーリーや、“今度は自分も応援したい”という詩穂の思いが感動を呼び「涙が止まらない」「今日は辛くて泣ける」と反響が続出した。



■第8話あらすじ

詩穂の家に「のうのうと生きてる専業主婦は淘汰されるべき」と書かれた新たな脅迫状が届いた。礼子は量平(川西賢志郎)の転勤についていくため、仕事を辞めて専業主婦になることを決意し、自分に代って詩穂を守って欲しいと中谷に託し、中谷な手紙を出した主に思いを巡らせる。

そんなこととはつゆ知らず、虎朗と第二子を預かるタイミングについて話すうちに、自分たちがセックスレス状態にあることに気づき、虎朗は好きだが男女というより「家族」になったと中谷に相談する。中谷は、自分と樹里の間に恋愛感情はなく、子作り作業だと思えばいいと答えるものの、その言葉とは裏腹に、樹里と上司の男性の親密そうな関係に複雑な思いを抱えていた。そんな中、中谷の身にある異変が起きるのだが・・・。



TBS 2025年4月1日スタート。毎週火曜日22時放送「対岸の家事~これが、わたしの生きる道!~」。出演:多部未華子、江口のりこ、ディーン・フジオカ、一ノ瀬ワタル、島袋寛子、田辺桃子、松本怜生、川西賢志郎、永井花奈、寿昌麿、吉玉帆花、五十嵐美桜、中井友望、萩原護、西野凪沙、緒方直人、田中美佐子 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@taigan_tbs」。

TBS「対岸の家事~これが、わたしの生きる道!~」番組公式サイト

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