朝ドラ「あんぱん」地元の小学校教師となった今田美桜に縁談話が舞い込む…第7週あらすじと第8週予告

08時28分ドラマ
©NHK

師範学校を無事に卒業し、地元の御免与尋常小学校に赴任したのぶ(今田美桜)の前に、父(加瀬亮)の知り合いの息子・次郎(中島歩)が現れた。NHK朝ドラ「あんぱん」の第8週「めぐりあい わかれゆく」(5月19日~5月23日)のあらすじとみどころを紹介。予告動画は番組公式サイトに公開されている。



朝ドラ「あんぱん」とは
「あんぱん」は『アンパンマン』を生み出したやなせたかしと小松暢の夫婦をモデルに、生きる意味も失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかった二人の人生。何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現し『アンパンマン』にたどり着くまでを描き、生きる喜びが全身から湧いてくるような愛と勇気の物語だ。その第7週が5月12日から放送された。

銀座でおしゃれなバックをのぶ(今田美桜)に買った嵩(北村匠海)

手紙を出しても返事はなく、電話でも散々なことを言われてしまう嵩だが、のぶを思う気持ちは変わらない。おしゃれなバックをのぶに買ってゆくのだが、そのことでまた二人は口論になってしまう。落ち込む嵩は予定よりも早い汽車にのって東京にいってしまう。あやまりに来たのぶがあったのは嵩の伯父・寛(竹野内豊)だった。これまで幾多の名台詞を繰り出してきた寛は、のぶにも優しい言葉とかけ、「今は平行線でもいつか交わる時がくるかもしれない」と将来を示唆した。



妹・メイコ(原菜乃華)に癒やされる

メロンパンナちゃんをイメージしてキャラクターが作られている三女のメイコ。これまで大きく取り上げられることはなかったが、第7週ではメイコの初恋も描かれた。家族の愛を一身にうけて育ったメイコの末っ子らしいかわいらしさが際立ったと評判で、13日の第32話の放送後はネットのトレンドワードに「メイコ」が入っていた。

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兄・嵩(北村匠海)にもひた隠しに隠してきた千尋(中沢元紀)ののぶへの思い

いつも周りの意見を聞き、自分の意見をださないでいる千尋。そんな千尋が好きなのは、なんと兄・嵩が好きな“のぶ”なのだ。恋心を嵩たちは理解しないが、その気持ちを感じ取ったのは恋するメイコだった。今後、ドキンちゃん・のぶとしょくぱんまん・千尋の恋はどうなってゆくのか?



母校の御免与尋常小学校の教師となったのぶ(今田美桜)の元には縁談が…

師範学校を卒業したのぶは、無事に御免与尋常小学校に教師をして採用してもらうことができた。仕事先が近所なら実家の手伝いもできるとはりきるのぶ。19日から放送される第8週では、その後、1年半が過ぎたところからドラマは始まる。教師としても充実感をえてゆくのだが、国が結婚を勧めることもあり、縁談がいくつも舞い込むようになる。のぶは父・結太郎(加瀬亮)のことを知っている次郎(中島歩)と出会うことになる。実はお見合いだった。



朝田家に届く、辛い連絡

出征した剛(細田佳央太)について、戦死したという連絡が朝田家に届く。「立派だった」という人の声をよそに、蘭子(河合優実)は一睡もできなくなってしまう。「あさイチ」プレミアムトークに出演してしまうと、今後、登場がなくなるのでは?と心配した視聴者の悪い予想があたってしまった。



【第7週(2025/5/12-5/16)ネタバレあらすじ】

夏休みで帰省したのぶ(今田美桜)は、銀座のパン屋について草吉(阿部サダヲ)に尋ねるが、はぐらかされてしまう。メイコ(原菜乃華)も気になるが、羽多子(江口のりこ)はあまり詮索してはいけないとのぶをたしなめる。

その夜、蘭子(河合優実)から嵩(北村匠海)が帰ってくると聞き、電話で言い過ぎたと浮かない表情ののぶ。2日後、お土産を抱えた嵩が健太郎(高橋文哉)を連れて帰ってくる。メイコは早く仲直りするようにいうが、のぶは自分からは嵩に会うことができなかった。

のぶと嵩を仲直りさせようと、健太郎とメイコは千尋(中沢元紀)と共に2人を海に連れ出す。嵩を天才だと言う健太郎に、嵩の絵は見た人がやさしい気持ちになると話すのぶ。その言葉がうれしい嵩。そんな2人に、健太郎たちは胸をなでおろす。寛(竹野内豊)から借りてきたギターを健太郎が弾き、メイコが歌声を披露する。嵩たちも一緒に歌い、楽しいひとときを送ることができた。メイコは優しい健太郎に、一人、心をときめかせていた。

久しぶりにみんなでラジオ体操をしたのぶは、改めて子どもたちに体操の楽しさを教えたいと思う。一方、嵩が大事そうに抱えていた土産が部屋にあるのを見て、健太郎はのぶに渡さなくてよいのかと心配する。千尋からも後悔しないようにと言われた嵩は、翌日、のぶを呼び出し、のぶにお礼がしたかったと言って土産を渡す。箱を開けたのぶは、「こんな美しいもん…」と息をのむが、戦地で命をかける兵隊のことを思い、固辞してしまう。嵩は“美しいもの”を“美しい”と言えないような事態には賛成できないといい、二人はまた口論になってしまい、ついに、のぶは「しゃんしゃん 東京にいね」と言ってしまう。嵩は渡せなかった土産を千尋に差し出す。そして、部屋で意気消沈してしまっていた。

同じころ、何も手につかないのぶは、偶然会った健太郎に嵩のことをよろしくと言って頭を下げる。団子を食べながらのぶの様子を話す健太郎の横で、好きな人ができたと言うメイコ。そんなメイコを見つめた健太郎は「だれかに似ていると思ったら、のらくろだった」と可愛いイラストをメイコに渡した。家に戻ったメイコは、嵩が最終の汽車で帰ることを伝える。時計を気にしていたのぶは、意を決して飛び出していく。しかし、嵩は意気消沈して1本前の汽車で帰ってしまっていた。駅であった寛は涙ぐむのぶに嵩が小さいときから一緒に過ごしてくれた礼をいい、今は目指す方向が違ってもいつかは交わる時がくるかもと話した。

卒業が近づいてきたある日、のぶは黒井(瀧内公美)から手紙の差出人『柳井嵩子』が偽名なのではと指摘される。関係を怪しむ黒井に、嵩の絵に救われたことなどを話すのぶ。そして、もう手紙がくることはないと思うと言ってうつむく。黒井は「あなたは、やっぱり弱い」と言うが、上層部には言わないで居てくれた。そんな中、のぶの卒業後の配属先が決まる。母校の御免与尋常小学校だ。戦時中の日本で立派な子どもを教育するという信念を誓って、卒業していった。

そして昭和13年3月、のぶは女子師範学校を卒業し、新たな一歩を踏み出した。



【第8週(2025/5/19-5/23)あらすじ】


■第36話(月)

のぶ(今田美桜)が母校の御免与尋常小学校の教師になって一年半。のぶは生徒たちに愛国の心を教え込んでいた。一方、嵩(北村匠海)は卒業制作に精を出すはずが、ため息ばかりの日々。見かねた健太郎(高橋文哉)は、のぶのことを忘れるようあえてキツイ言葉をぶつける。そんな中、政府が結婚十訓を発表したこともあり、のぶのもとにはいくつもの縁談が持ち込まれる。まだ子どもたちに教えたいと、結婚を考えられないのぶだが…



■第37話(火)

朝田家に上品な婦人(神野三鈴)が訪ねてくる。その婦人は、夫が結太郎(加瀬亮)にあるお願いをしていたと話す。後日、のぶ(今田美桜)は結太郎と話したことがあるという息子の次郎(中島歩)に会いに行く。次郎の口から結太郎のソフト帽の話しが出て、のぶは顔をほころばせる。そのころ嵩(北村匠海)は、便せんを前にペンを握りしめるも、なかなか手紙を書くことができないでいた。そんなある日、朝田家にある報せが届き…。



■第38話(水)

豪(細田佳央太)の戦死の報せに、悲嘆する朝田家。皆が口々に「豪は立派だった」と言う中、押し黙る蘭子(河合優実)。一晩中眠れない蘭子に、のぶ(今田美桜)はかける言葉がない。



■第39話(木)

嵩(北村匠海)のもとに千尋(中沢元紀)から手紙が届く。豪(細田佳央太)が戦死したこと、そして、のぶに縁談が来ていることが書かれた手紙を読んだ嵩は…。そんな中、朝田家に次郎(中島歩)が訪ねてくる。



■第40話(金)

昭和14年12月、柳井家に嵩(北村匠海)から手紙が届く。卒業制作を最高傑作にすると力強く書かれた手紙に、うれしそうに笑う寛(竹野内豊)。そのころ、のぶ(今田美桜)には海の上の次郎(中島歩)から手紙が届いていた。



■スタッフ他


脚本:中園ミホ
主題歌:RADWIMPS「賜物」
語り: 林田理沙アナウンサー
出演:今田美桜,北村匠海,江口のりこ,河合優実,原菜乃華,高橋文哉,志田彩良,瀧内公美,樫尾篤紀,浅田美代子,戸田菜穂、竹野内豊、山寺宏一,吉田鋼太郎,阿部サダヲ 他

 <総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
 <BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時00分~11時30分[再]
   (土)午前9時45分~11時[1週間分]

NHK朝ドラ「あんぱん」番組公式サイト
NHK朝ドラ「あんぱん」番組公式Twitter @asadora_nhk

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