Netflix「呑金/タングム」失踪から12年後に現れたイ・ジェウクを疑うチョ・ボア、奇妙な化け物の正体に急接近【第1-2話あらすじ】

イ・ジェウク×チョ・ボア主演のNetflixシリーズ「呑金/タングム(탄금)」が5月16日(金)16時に一挙配信された。メロドラマとミステリー要素が詰まった注目の時代劇の第1話と第2話では、12年前に消えた義弟ホンランを探し続けるジェイ(チョ・ボア)の前にホンランを名乗る不思議な青年(イ・ジェウク)が現れたことで不可解な事件が動き出す。気になるあらすじと見どころをチェックしてみよう。(ネタバレあり)
●【「Netflix」で独占配信の韓国ドラマ】
「呑金/タングム」は、12年間行方不明だった朝鮮最大の商団の息子ホンランが突然戻ってくるところから物語が始まる。彼は記憶を失っており、唯一その正体に疑念を抱く義妹ジェイとの間に、説明のつかない感情が芽生えていく。【「呑金/タングム」を2倍楽しむ】では制作発表会のまとめや、「鬼宮」との比較、キャストの徹底紹介などをしている。また配信にあわせて全話あらすじと見どころ、韓国での評判などまとめていく。
■キャスト【キャラクター(俳優・登場人物徹底紹介】
ホンラン役:イ・ジェウク
シム・ジェイ役:チョ・ボア
ムジン役:チョン・ガラム
ミン・ヨニ役:オム・ジウォン
シム・ヨルグク役:パク・ビョンウン
ハンピョン大君役:キム・ジェウク
ほか
■第1話「虹と光 - 私の弟ホンラン」あらすじ
ある夜、ミン商団の跡取りである幼い少年ホンランが森で姿を消した。義姉のジェイら大掛かりな捜索も虚しく12年の月日が過ぎ、跡取りの座を狙った偽物が現れては父ヨルグク(パク・ビョンウン)が追い返す日々。正室※第1夫人であるヨニ(オム・ジウォン)は憔悴しきっていた。
ある日、大人になったジェイ(チョ・ボア)は森でバンスク(チョ・ジェユン)が率いる武官の大軍に追われる羽目になり窮地に立たされるが、彼女を救ったのは商談を終えて3ヶ月ぶりに戻ってきた義兄ムジン(チョン・ガラム)だった。
身寄りを失い、ホンランが消えた直後に養子となったムジンはヨルグクの後継者として才能を認められるが、大事なイベントにヨニが現れたことで醜態をさらしてしまうことに。
義母であるヨニからひどい扱いを受けてきたムジンは義妹ジェイに密かに想いを寄せ、危険な方法でホンランを捜し続ける彼女を憂慮するが、彼女はムジンのことを兄としか見ていなかった。
そんな矢先にホンランが現れたとの知らせが飛び込む。記憶を失くし、剣士となったホンラン(イ・ジェウク)が偽物だと主張するジェイだが、身体的・体質的特徴が一致していき、屋敷に居座ることに。本物のホンランがどこかにいると信じているジェイと、商団の後継者の座を奪われるムジンの心は穏やかではなかった。
一方のホンランも幼い頃の愛嬌は消え、挑発的な態度でジェイやムジンと対立を深めていく。そしてある晩、屋敷の娘が忽然と姿を消す…。

■第2話「世界を盗んだ者」あらすじ
12年前と同様な状況での娘の失踪や化け物の噂が広まる中、人知れず攫われた子どもたちを売買する闇市が開かれていた。ホンランは従者イネ(キム・ミンギ)を連れ、闇市に忍び込むと子どもたちを開放して人さらい一味を一掃し、「ソルギ」という少年の居場所を問い詰めるが、そこで少年が白髪の化け物「雪鬼」に攫われたと知る。
同じ頃、子どもが消えた屋敷を訪れたジェイもまた拷問から救出した使用人たちから「雪鬼」の目撃談を聞くことになり、かつてホンランが「雪鬼」の夢を見たと怖がっていたことを思い出した。
本人しか知り得ないことを知っているホンランに動揺するジェイらだが、ホンランは連れ去られた使用人の消息を探り始める。
ホンランと口論になり母の遺品を破かれてしまったジェイは悲しみに暮れる。ちょうど今日がジェイの母の命日だと知ったホンランは、自分が彼女にとって心の支えだったことを知る。そしてその晩、ホンランは「雪鬼」の夢で目を覚ます。
ジェイとムジンの関係を怪しんだバンスクはムジンへの腹いせのためにジェイの尾行を命じる。救出した使用人を別の街へ移そうとするジェイは、「雪鬼」にまつわる新たな情報を手に入れ、すれ違ったホンランは彼女が使用人を連れ出した張本人だと気づく。
一方のムジンはホンランが暮らしていた村を訪れ、彼が死神として恐れられていた事実を知るとホンランに刀を向ける。
それぞれ「雪鬼」を追うジェイとホンラン。「雪鬼」が現れるという雨の夜を迎えたジェイは、何者からか送られた地図とヒントを頼りに訪れた山中で「雪鬼」を目撃するが、彼女が見つけたのは助けたはずの使用人の遺体と、彼女を殺したバンスクの姿だった。バンスクに狙われ殺されそうになったジェイを助けたのはホンランだった…。

■見どころ
中世の朝鮮半島を舞台に繰り広げられる注目のミステリー作品が遂に全11話一斉配信を開始。序章となる第1話と第2話では、12年前に消えたはずの幼い少年が、謎に包まれた青年に成長して再び姿を現すというミステリー要素満点の展開から始まった。
名主が何人も妻を娶れる当時の風習ならではの腹違いの子どもたちの複雑な感情や、愛憎といったドロドロした家庭環境をベースに、呪術や妖怪といった超自然要素、人さらい集団や悪事を働く武官など政治敵要素も含み、今後の展開を期待させた。
12年ぶりに姿を現わしたホンラン(イ・ジェウク)を疑うジェイ(チョ・ボア)、これまで築いてきた地位やジェイの心を奪われるのではないかと穏やかでないムジンの視点を軸に物語は進んでいくのだが、「雪鬼」という謎の存在に別の道で近づいていくホンランとジェイがどのような展開を繰り広げていくのか?ホンランは果たして本物なのか?ホンランのセリフが「雪鬼」が絵を描き始めたことと、子どもの失踪に何かしらの関連があるように匂わせるが、「雪鬼」の正体も気になるところ。
第2話ラストでは命の危険に晒されたジェイをホンランが救うことで急接近が予想され、ここからの物語への期待を高めている。
●「呑金/タングム」“ホンラン”の幼年期を演じたのは、“キム・テヒ”の娘役を演じて驚かせたソ・ウジン
●「還魂」の因縁ふたたび? チョ・ジェユン、「呑金/タングム」でも悪役で登場
●「呑金/タングム」キム・ミンギ、イ・ジェウクの弟分役で無言の名演技で魅せる繊細な存在感
正体不明の男と彼を見つめる義妹の間に交錯する謎と感情が、見る者をミステリーとロマンスの深淵へと誘っていく「呑金/タングム」は、Netflixで全11話独占配信中だ。
◇YouTube|『呑金/タングム』予告編 - Netflix
