「バニーとお兄さんたち」ノ・ジョンウィ&イ・チェミン、再会のキスで“ハッピーエンド”…最終回視聴率0.8%で終幕【第11話第12話】

“視聴率0%の屈辱”を晴らして有終の美を飾れるか注目されていたMBC金土ドラマ「バニーとお兄ちゃんたち」が17日、0.8%と異例の低視聴率のまま幕を閉じた。視聴率は振るわなかったものの、ノ・ジョンウィ、チョ・ジュニョンら若手俳優たちは瑞々しい演技で存在感を発揮した。16日に放送した第11話と17日の第12話のあらすじと見どころを紹介する。(ネタバレあり)
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「バニーとお兄さんたち」は、黒歴史となった初恋の後、突然現れた魅力的な男性たちとの関係に巻き込まれるノ・ジョンウィ(バニー)の彼氏探しロマンスを描いた作品。累計1億7000万回の閲覧数を記録した同名のカカオウェブトゥーンが原作となっている。⇒【関連・各話のあらすじ】
■キャスト
パン・ヒジ/バニー役:ノ・ジョンウィ
ファン・ジェヨル役:イ・チェミン
チャ・ジウォン役:チョ・ジュニョン
チョ・アラン役:キム・ヒョンジン
チン・ヒョノ役:ホン・ミンギ
■第11話「予想外の再会」

そんな中、ジウォン(チョ・ジュンヨン)はジェヨルに「もうバニーに対する特別な感情はない」と伝え、「バニーにはいつもファン・ジェヨルしかいなかった」と全力で二人の関係を応援する。
そうしてバニーが先にジェヨルに手を差し伸べる出来事が起きる。ジェヨルのこれまで築いてきたキャリアに影響が及ぶかもしれない事態が起き、バニーは目の前の初恋の人ジン・ヒョノ(ホン・ミンギ)に集中できないほど心配に包まれる。
バニはジェヨルの元へ急いで駆けつけたように見えたが、ジェヨルに同行すると強い意志を示す。バニーの勇気によって、2人は一度も訪れたことのない場所まで足を運び、ジェヨルに降りかかった出来事の収拾に努める。なにより、一緒に過ごす時間が増えるにつれて、ぎこちなかった2人の空気も次第に和らぎ始める。そして、互いにしか頼れる者がいない空間で、静かに語り合える絶好のタイミングが訪れると、ジェヨルはこれ以上ためらうことなく、これまで言えなかった思いを打ち明けた。
再会後、悲しみと切なさに満ちていたバニーとジェヨルの関係に、再び笑顔と幸せが戻ってくる瞬間はそう遠くない。2人が勇気を出して踏み出したその先に、どんな結末が待っているのか…。
■第12話(最終回)「初恋」

ジェヨルは教養の授業のときも、熱気球に乗ったときもバニーに会いたかったと告白。これまで二人をすれ違わせていた誤解は解けたが、「もう一度やり直そう」という言葉はなかなか口にできなかった。そんな二人を後押ししたのは、大学マガジンのインタビュー記事だった。
取材時の回答とは異なり、ジェヨルは「彼女がいるか」という質問に対して、「1年前に離れた彼女を待っている」と回答を訂正。真実のこもったその一言に心を動かされたバニーは、すぐにジェヨルのもとへ駆けつけ、「あなたの元へ戻る日をずっと待っていた」と告白。ジェヨルも「僕も君が好きだ」と応え、二人は再会のキスを交わした。
恋を取り戻したバニーだが、現実の前には新たな課題が待っていた。就職という関門を前に、彼女はアルバイト中に美術監督の仕事を手伝ったことをきっかけに名刺を受け取り、準備してきたポートフォリオを披露するチャンスを掴む。
すれ違いだらけだった出会いから、指輪を交わす関係に至るまで、バニーとジェヨルは多くの困難を乗り越えてきた。その過程で、真心を伝えるには小さな勇気が必要であり、対話と理解が関係を築く鍵であることを学んだ。未熟な姿も互いに受け入れながら、二人は共に進む道を選んだ。
■最終回に寄せて
「バニーとお兄さんたち」は全国基準(ニールセンコリア)は全12話中、7話が0%台の視聴率だった。第2話と第6話が0.9%、第7話0.8%、第8話0.7%、第10話0.8%、第11話0.9%、そして最終回が0.8%とついに0%台から抜け出せなかった。視聴率は振るわなかったものの、若手俳優たちは瑞々しい演技で存在感を発揮した。主演のノ・ジョンウィ(バニー役)とイ・チェミン(ファン・ジェヨル役)、チョ・ジュニョン(チャ・ジウォン役)に加え、強烈な印象を残したキム・ヒョンジン(チョ・アラン役)、ホン・ミンギ(ジン・ヒョノ役)、キム・ミンチョル(イ・ドンハ役)、ナム・ギュヒ(クォン・ボベ役)、チェ・ジス(ナム・コッニム役)らが、胸きゅん・切なさ・共感を誘うキャラクターを演じ視聴者の応援を集めた。
結果的に、2025年上半期のMBC金土ドラマの視聴率に汚点を残した作品となってしまった本作。この背景には若者世代のTV離れがあった。現に、各配信サイトでの反響は決して悪くなく、U-NEXTでも人気の作品だった。しかし、「ソンジェ背負って走れ」で成功した20代~30代のハートをつかむことができなかったことが、視聴率とは違う話題性でも結果を残すことができなかった。これについてはこちらで詳しく考察している。
●韓国青春ロマンスはなぜ地上波で苦戦?「ソンジェ背負って走れ」が世界的ヒットを飛ばした理由を徹底考察
MBC金土ドラマ(21:50~)23日からパク・ソンウン×パク・スオのスポーツコメディ「メン監督のアンチコメント」が2話で、30日からはチョン・ギョンホ、ソル・イナ、チャ・ハギョン(VIXXエン)の「労務士ノ・ムジン」が30日から放送する。から放送、その後23:20からU-NEXTにて独占見放題配信する。
なお、「バニーとお兄さんたち」は全話U-NEXTにて独占配信中だ。
◇MBC「바니와 오빠들」HP
