「キャスター」永野芽郁の姉は阿部寛のスクープのせいで命を落としていた【第6話ネタバレ・7話予告】

09時37分ドラマ
©TBS

「キャスター」(毎週日曜、21時TBS)の第6話が5月18日に放送された。臓器移植を巡り、事態は二転三転する。華(永野芽郁)は真弓(中村アン)の願いを聞き入れ、TV局の皆をだまそうとするが、進藤(阿部寛)は一人、真弓をおいかけていた。第7話は5月25日に放送される。予告動画は番組公式サイトに掲載されている。



「キャスター」とは
「キャスター」生ぬるい報道体制を正すことが使命で、番組を正すためにやってきたと豪語する進藤(阿部寛)は、“真実を伝える”ためには手段を選ばず、独自のルールで取材や調査を行い既存のルールはおかまいなしだ。圧倒的な存在感で周囲を巻き込んでいく型破りで破天荒な男たちが描く社会派エンターテイメントドラマだ。その第6話が5月18日に放送された。

■第6話ネタバレあらすじ

藤井真弓(中村アン)は娘に脳死状態の夫の肺を移植したいと華(永野芽郁)に訴える。真弓の夫は心臓の病で脳死状態だが、肺高血圧症に悩む娘への“生体肝移植”を考えていたものの、それを紙面にしていなかったため、このままでは他人に臓器が渡ってしまう。華は現行の臓器移植制度の問題だと「ニュースゲート」で伝えた。なんとか娘に肺移植をしてあげたいという訴えをすると、藤井親子を応援する声が広がった。

ところが、週刊誌の記事で真弓への同情は一気に非難へと変わってしまう。華には「自分は持病があったために、生体肝移植はできなかった」と華に言っていたのだが、実は娘は夫の連れ子で、華とは血縁関係がない。検査の過程でそれが娘の耳に入るのを防ぎたかったという。真弓は誹謗中傷があっても、娘に対する気持ちは強い。そんな中、夫が心停止してしまい、移植は不可能になった。真弓は移植に関して「医療サポートセンターひまわりネット」を使うことにした。

真相を確かめるため、華は本橋(道枝駿佑)を連れて真弓が利用している「医療サポートセンターひまわりネット」へ向かう。そこは進藤(阿部寛)もずっと追っていた団体だった。そして、華も同じようにひまわりネットのことを調べようとしていた。亡くなった姉のために母親(黒沢あすか)が使っていた団体と同じロゴを使用しているのだ。

華の姉も移植が必要だったが、日本国内では不可能に近く、団体を頼って移植のために海外に向かった。しかし、この団体は正規の方法ではなく、臓器売買を行っていたのだ。そのことをスクープしたのは進藤で、警察が団体を捕まえたため、華の姉は手術してもらうことなく息絶えてしまった。その現実が受け入れられず、母親は精神を病んでいた。

華は真弓に会うと、真弓は「国内での移植の順番を待つ」という。

そのころ、警察も「医療サポートセンターひまわりネット」に目をつけていた。進藤がスクープしたが、不起訴になった代表の深沢(新納慎也)が、ひまわりネットを作っているのだ。警察の調べで、藤井親子がトルコへの旅券を買ったことがわかり、臓器売買で移植すると思い、親子を尾行する。警察とニュースゲートは一緒に事件を追う。本橋に華を尾行するように海馬浩司(岡部たかし)たちは命じた。

真弓は自分が追われていることに気がつき、華に助けてもらう。華は成田までタクシーでゆくことにするが、本橋が追いかけてきた。本橋はGPSで海馬たちに居場所をおいかけてもらうことにしたのだ。

真弓もタクシーにのり、羽田から飛行機に乗れたと華に連絡してきた。しかし、真弓を追っていた進藤は真弓たちが羽田ではなく国内の病院に向かっていることを知っていた。臓器提供者を国内に呼び寄せて手術するのだ。



ドラマは中盤を迎え、キャスターたちの本質に迫り始める

ドラマも第5話を終え、折り返しを迎えた。第5話を主演の阿部寛は「これまでとちょっと違う、ジャーナリズムを追求した話」と説明する。これまで第1話から第4話までは1話完結系で話が進んでいたが、そこにささっていた縦軸がこれから後半に向かって徐々に解明されてゆく。華(永野芽郁)が背負ってきた過去、そこに進藤(阿部寛)がどうからんでいたのかが徐々にはっきりとする。華の姉は移植をするために海外で手術を受けることになっていたが、それは違法な“臓器売買”がからんでいた。それをスクープしたのが進藤で、スクープのせいで手術はできなくなり、姉は死に、母は精神を病んでしまった。華は姉の死が進藤のせいだと恨んでいる。



華(永野芽郁)の母役の黒沢あすかが、別ドラマと同じ状況過ぎ?

臓器移植を行うことができず亡くなってしまった華の姉を思い、精神を病んでいる母(黒沢あすか)だが、華をみて、姉の名前を呼んでしまう。この状況が、2025年冬ドラマとしてテレビ朝日で放送された「フォレスト」とあまりにも似ているを話題になった。「フォレスト」では亡くなった兄の名前を純(岩田剛典)に呼び続けるという役だった。



進藤(阿部寛)のセリフにネットが反応

第6話で臓器移植に関して、華は“目の前の家族の命を救うため”には臓器売買も致し方ないという発言をしてしまう。それに対して進藤が「幼稚園で習わなかったか?人のものを取ってはならない」と話すのだが、その言葉に現在、永野芽郁を巡る騒動を連想してしまう人が多かったようで、ネットも揺れていた。



進藤の娘・横尾すみれ(堀越麗禾(市川ぼたん))が誘拐される!

25日に放送される第7話では、華と進藤の対立が続き、進藤がスクープしたいひまわりネットの代表・深沢(新納慎也)と18年ぶりに対決することになる。しかし、深沢達は進藤の娘・すみれを誘拐し、臓器移植のために臓器を取り出すと脅してくる。進藤と対立している華はそんな進藤にカメラを向ける。すみれはどう助けてもらえるのか?



音楽にも注目

ドラマを盛り上げる音楽にも注目したい。番組公式サイトに音楽担当の木村秀彬が裏側についてかがっている記事が掲載された。力強い“説得力のある音楽”をめざしクラシックパーカッションを導入し、さらにサックスも使用しているという。音楽にも注目してドラマ後半を迎えたい。



■第7話あらすじ

娘の移植をするために国内の病院で真弓(中村アン)の到着を待ち構えていた進藤(阿部寛)は、ひまわりネットの代表・深沢(新納慎也)と18年ぶりに接触する。華の姉の臓器移植にも関与していた人物だ。

一方、進藤と深沢の関係を疑う華(永野芽郁)は独自に調査を進め、ある重要な手掛かりをつかむ。そんな華の前に長年行方不明だった医師である父親(山中崇)が現れた。

深沢たちを追う進藤の娘(堀越麗禾)が誘拐され、臓器提供のために犠牲になるのがいいのかと進藤に連絡が入った。



TBS 2025年4月13日スタート。毎週日曜日21時放送「キャスター」。出演:阿部寛、永野芽郁、道枝駿佑(なにわ男子)、月城かなと、木村達成、キム・ムジュン、佐々木舞香(=LOVE)、玉置玲央、菊池亜希子、宮澤エマ、岡部たかし、音尾琢真、高橋英樹、北大路欣也、加藤晴彦、堀越麗禾(市川ぼたん)、ヒコロヒー、加治将樹 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@caster_tbs」。

TBS「キャスター」番組公式サイト

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