「対岸の家事」夫婦喧嘩中の“樹里”島袋寛子の言葉に“詩穂”多部未華子拍手 第8話ネタバレ第9話予告

05月21日08時37分ドラマ
©TBS

5月20日に放送されたTBS火曜ドラマ「対岸の家事~これが、私の生きる道!~」(毎週火曜、22時)第8話、誤解が解けた中谷夫婦に対し、虎朗(一ノ瀬ワタル)に嫉妬が爆発。5月27日放送の第9話では詩穂(多部未華子)が“主婦の有給”を取ってボイコット。予告動画は番組公式サイトに掲載されている。



「対岸の家事」とは
誰かがやらなければいけない“お仕事”、それは“家事”。主人公の詩織は過去の出来事から 「家族のために“家事”をすることを“仕事”にしたい」と専業主婦を選んだが、今の時代に専業主婦は珍しく・・・夫が帰ってくる間、長い昼間を2歳になる娘と過ごす中、ひょんなことから、働くママや育休中のエリート官僚パパと出会う。生き方も考え方も正反対な「対岸にいる人たち」とぶつかり合いながら、終わりなき家事というお仕事をテーマにしたヒューマンドラマ。朱野帰子による同名の小説が原作(講談社文庫)。⇒【全話あらすじと見どころ】

第8話ネタバレ

詩穂の家に「のうのうと生きてる専業主婦は淘汰されるべき」と書かれた新たな脅迫状が届いた。礼子(江口のりこ)は量平(川西賢志郎)の転勤についていくため、仕事を辞めて専業主婦になることを決意。自分に代って詩穂を守って欲しいと中谷(ディーン・フジオカ)に託し、中谷な手紙を出した主に思いを巡らせる。

一方、虎朗と第二子を預かるタイミングについて話すうちに、自分たちがセックスレス状態にあることに気づき、虎朗は好きだが男女というより「家族」になったと中谷に相談する。中谷は、自分と樹里の間に恋愛感情はなく、子作り作業だと思えばいいと答えるものの、その言葉とは裏腹に、樹里(島袋寛子)と上司の男性の親密そうな関係に複雑な思いを抱えていた。

育休を取得し、主夫として子育てを担っている中谷は明らかに疲れている様子で、見かねた詩穂は、彼の負担を減らすためにおかずのストックを渡そうと自宅に連れて行く。
玄関で待っていた中谷は、携帯に母親の着信を見ると、辛い過去がフラッシュバックしそのまま倒れてしまった。詩穂の家のソファで目覚めた中谷はぽつりぽつりと過去について語り始める。中谷の母は結婚を機に退職。しかし家庭を顧みない父との仲は冷え切り、そんな母の関心は家事と息子の教育だった。

中谷が幼い頃、窓の外から子供たちの楽しそうな声が聞こえて来て、勉強の手を止めカーテンを開けようとした時、怒った母が声を荒げ、持っていたハンドミキサーで幼い中谷の頭を殴ったのだった。中谷の告白に詩穂は「痛かったですよね・・・」と寄り添うが、その後、自宅に帰った中谷は娘・佳恋の鳴き声に耐え切れず手を上げようとしてしまう。母と同じことをしていることに気づきショックを受けているところに樹里が帰宅。中谷は離婚すると家を出て行ってしまった。

翌日、中谷夫妻は詩穂の自宅で夫婦会議を開くことに。樹里の説得に応じない中谷にしびれを切らした樹里が「離婚しよう」と言い出し、見かねた詩穂は中谷が倒れた時のことを話し出した。樹里と恋愛感情はないと言っていた中谷だが、倒れた時に詩穂の手を握り、「樹里」とつぶやいていたことを詩穂が告白。愛情を確認した中谷と樹里は、これからはお互いのことを話し合うことを約束し、離婚の危機は免れた。その晩、ふと詩穂宛ての脅迫状が気になり、詩穂のマンションへ向かった中谷は、そこで脅迫状をポストに入れている犯人の女性・白山はるか(織田梨沙)を目撃する。

しかし、後を追いかけようとした時、詩穂に見つかってしまう。今度の脅迫状には、中谷が倒れて詩穂が自宅に運び込むときの様子が映った写真が同封されていた。不倫関係を疑う文章に、詩穂は「虎朗に見せる」と毅然とした態度を取るが、中谷は自分の経験から「男の嫉妬には気を付けて」と助言。詩穂は心配ないと話すが、中谷の不安は的中。帰宅してきた虎朗が偶然のその写真を目にすると激怒する。せっかく2人目問題でぎくしゃくしていた詩穂と虎朗が仲直りした矢先に、虎朗から不倫を疑われることになってしまった詩穂は、置手紙を残し、苺(永井花奈)を連れて家出してしまう。



詩穂に刺さった樹里の言葉

第8話では、中谷が母親から教育虐待を受けていたことが発覚。そのトラウマが呼び起こされ、思わず自分の娘にも手を上げそうになった中谷がショックを受けて、突然離婚を切り出した。詩穂の自宅で中谷家の夫婦会議が開かれ、そこで樹里はごく当たり前に「私、仕事やめてもいいよ。私にとって一番大切なのは達っちゃんと佳恋だから」「仕事はその気になれば挽回できる、でも家族はそうじゃない」という言葉に、中谷も救われたに違いない。

さらに樹里は、「女であり妻であり母親である前に、一人の人間として愛されたいし愛したいの」と思いをぶつけた。この言葉はセックスレス中の詩穂の心にも刺さり、思わず詩穂は「わかります」と拍手。島袋演じる樹里はキャリアを諦めたくないと言いつつも、女性としての幸せをしっかり見据え、家族のためなら仕事を手放す潔さを持っている。言葉少なく簡潔に思いを伝える樹里を演じる島袋は「明るく強さを持つこと」を意識した役作りを心掛けたとインタビューで語っているが、その凛とした姿が印象的な回となった。



■第9話あらすじ

中谷との不倫関係を否定するも、全く信じてくれない虎朗に腹を立てた詩穂は、苺を連れて家を飛び出した。その直後、脅迫状の主の特徴に当てはまる女性・白山はるかと出くわす詩穂。詩穂に向かって歩いてくるその女性は何かを話したげだったが、周りの目を気にして逃げるように立ち去ってしまう。

その後、ひとまず坂上の家でお世話になることにした詩穂は、「中谷とはもう会うな」と頑なな虎朗に納得がいかず“主婦の有給”を取ることを宣言する。そんな中、帰り道に偶然脅迫状の女性を見かけた中谷は尾行し、ついに女性の正体を突き止めるのだが・・・。



TBS 2025年4月1日スタート。毎週火曜日22時放送「対岸の家事~これが、わたしの生きる道!~」。出演:多部未華子、江口のりこ、ディーン・フジオカ、一ノ瀬ワタル、島袋寛子、田辺桃子、松本怜生、川西賢志郎、永井花奈、寿昌麿、吉玉帆花、五十嵐美桜、中井友望、萩原護、西野凪沙、緒方直人、田中美佐子 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@taigan_tbs」。

TBS「対岸の家事~これが、わたしの生きる道!~」番組公式サイト

【2025年春ドラマ紹介】【全話あらすじ・関連記事】