「対岸の家事」脅迫状の犯人判明、“中谷”ディーン・フジオカが解決へ 第9話ネタバレ第10話予告 

05月28日10時33分ドラマ
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5月27日に放送されたTBS火曜ドラマ「対岸の家事~これが、私の生きる道!~」(毎週火曜、22時)第9話では詩穂(多部未華子)宛の脅迫状トラブルを中谷(ディーン・フジオカ)が自費で調査し解決へ。最終回となる6月3日放送の第10話では詩穂が疎遠の父・純也(緒形直人)と対面する。予告動画は番組公式サイトに掲載されている。



「対岸の家事」とは
誰かがやらなければいけない“お仕事”、それは“家事”。主人公の詩織は過去の出来事から 「家族のために“家事”をすることを“仕事”にしたい」と専業主婦を選んだが、今の時代に専業主婦は珍しく・・・夫が帰ってくる間、長い昼間を2歳になる娘と過ごす中、ひょんなことから、働くママや育休中のエリート官僚パパと出会う。生き方も考え方も正反対な「対岸にいる人たち」とぶつかり合いながら、終わりなき家事というお仕事をテーマにしたヒューマンドラマ。朱野帰子による同名の小説が原作(講談社文庫)。⇒【全話あらすじと見どころ】

第9話ネタバレ

中谷との不倫関係を否定するも、全く信じてくれない虎朗(一ノ瀬ワタル)に腹を立てた詩穂は、苺(永井花奈)を連れて家を飛び出した。その直後、脅迫状の主の特徴に当てはまる女性・白山はるか(織田梨沙)と出くわす詩穂。詩穂に向かって歩いてくるその女性は何かを話したげだったが、周りの目を気にして逃げるように立ち去ってしまう。その後、ひとまず坂上(田中美佐子)の家でお世話になることにした詩穂は、「中谷とはもう会うな」と頑なな虎朗に納得がいかず“主婦の有給”を取ることを宣言する。

困った虎朗は、「俺に詩穂の一日を教えてくれ」と中谷に協力を求める。「昼間は2人で遊んでいる」と思っていた虎朗だが、家事と育児は予想を超えるものだった。その頃、詩穂も話し合いが足りなかったと反省。2人は仲直りをして坂上の家を後にする。そんな中、帰り道に偶然脅迫状の女性を見かけた中谷は尾行し、自宅を特定する。詩穂を心配して自費で調査会社に依頼し、はるかの素性を調べることに。

はるかは公園近くの一軒家に生後3ヵ月の息子と2人で暮らすシングルマザーで、大学卒業後はIT企業に就職し、エンジニアとして働いていたが、妊娠を機に退職。昼夜問わず1人で出歩いていることから、中谷と詩穂はネグレクト(育児放棄)を疑う。詩穂は彼女と話し合うために中谷と共にはるかの自宅を訪ねる。

気まずい空気の中、詩穂ははるかにご飯を作り「赤ちゃんのお父さんは?」と聞くと、はるかは「いません」と即答。結婚したくないはるかは、SNSで精子だけもらい、妊娠、出産した。男性が女性に家事を丸投げするのは、詩穂のように専業主婦がいるからだと責任転嫁し、脅迫状を送りつけていたことがわかる。子供を産まなければよかったと涙を流すはるかに、中谷は「子供はあんたのぬいぐるみじゃない!」と激怒。しかし詩穂は、はるかの苦しみを汲み取り、苦しくてもいつか笑える日が来ると励ますのだった。

「男は働き、女は家事をする“時代のこうあるべき”」に捕らわれていたはるか。中谷は子どもたちが大人になる時には自分らしく生きられるような世の中を目指すことを誓う。一方、詩穂は、父も“時代のこうあるべき”に囚われた人だったかもしれないと考え、父に会うため実家へ向かうのだった。



名言連発、大活躍の中谷

中谷と言えば、育休を取り、時代のロールモデルとなるべく邁進する詩穂のパパ友。詩穂と意見の食い違いや、先走りなどが悪目立ちしていた中谷だが、第9話では詩穂と虎朗に協力。主夫や仕事人としての目線から繰り出すセリフに称賛の声が集まった。

まず虎朗に家事を伝授する中谷が、「話しの通じない子供を相手に毎日ずっと家事をする。そのストレスは並大抵のものではありません」「なんて偉そうなことを言っていますが、僕も育休を取るまでは知らなかったです。主婦がどれだけ過酷かということを」と熱弁。一方で詩穂には「主夫も仕事を続けるプレッシャーも知っています。どちらにもそれぞれのつらさがある」と諭す場面もあり、育休している中谷だからこそ抜群の説得力をみせた。

さらに、白川はるかの素性を調べるため自費で調査会社に依頼し、脅迫状問題を解決に導いた。最後には、専業主婦やワーキングママ、独身女性や男性もそれぞれの悩みやつらさを抱えて生きていると思いを巡らし、子供たちの未来のために「それぞれの人生を想像して思いやって、自分らしく生きていける世の中になるといい」と官僚として、一人の男性として願いを込める姿に、ネットでは「中谷大優勝!」「成長したね、中谷さん」「今回は中谷さんいい仕事した!」と盛り上がりを見せた。



■第10話あらすじ

シングルマザーのはるかとの出会いをきっかけに、家事を押し付けた父・純也から、「男は外で働き、女は家事をする」という“こうあるべき”考えに囚われていたのではないかとかんがえるようになった詩穂。虎朗に「父を許すべきかもしれない」と葛藤する気持ちを打ち明ける詩穂に、虎朗は「許せないならゆるさなくていい」と受け止める。それでも詩穂は父に会いに行くことを決意する。

同じ頃、中谷のもとに、母・理恵(長野里美)が訪れる。かつて幼い中谷に手を上げたことを詫び、許して欲しいと懇願する理恵に、中谷は困惑する。一方、引っ越しと仕事の引き継ぎに追われる礼子は、同僚の今井(松本怜生)からある言葉をかけられ心が揺れる。そんな中、詩穂は礼子のサプライズ送別会もかねて、みんなでパーティーを企画するのだが・・・。



TBS 2025年4月1日スタート。毎週火曜日22時放送「対岸の家事~これが、わたしの生きる道!~」。出演:多部未華子、江口のりこ、ディーン・フジオカ、一ノ瀬ワタル、島袋寛子、田辺桃子、松本怜生、川西賢志郎、永井花奈、寿昌麿、吉玉帆花、五十嵐美桜、中井友望、萩原護、西野凪沙、緒方直人、田中美佐子 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@taigan_tbs」。

TBS「対岸の家事~これが、わたしの生きる道!~」番組公式サイト

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