名優イ・ソンギュン最期の作品『幸せの国』、『大統領暗殺裁判 16日間の真実』の邦題で8月公開日決定|韓国映画

韓国映画界を代表する実力派俳優、チョ・ジョンソク、イ・ソンギュン、ユ・ジェミョンが共演する話題作『幸せの国(原題:행복의 나라)』が、日本では『大統領暗殺裁判 16日間の真実』の邦題で、8月22日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMA他で全国公開される。オリジナル版の予告はYouTubeにて視聴できる。
本作は、1979年10月26日に起きた朴正煕(パク・チョンヒ)大統領暗殺事件と、その後の裁判を軸に描かれる実録ドラマ。暗殺を実行したのは、大統領の側近であり中央情報部(KCIA)部長だった金載圭(キム・ジェギュ)だった。この歴史的事件と、わずか16日で判決が下された“性急裁判”の実態を、3人の男の視点からドラマチックに描く。
物語の中心となるのは、エース弁護士チョン・インフ。彼は、事件に関与したKCIA部長の秘書官・パク・テジュの弁護を引き受ける。軍人であるパク・テジュは、軍法会議による一審のみの裁判で有罪を宣告されようとしていた。チョン・インフは、不当な裁判に立ち向かい、真実を明かそうと奔走する。
しかし、その裏では合同捜査団長チョン・サンドゥ(ユ・ジェミョン)が裁判を操っていた。彼のモデルは、のちに大統領となる全斗煥(チョン・ドゥファン)。
本作を盛り上げるために、韓国映画ドラマ界を代表する役者たちが集結。映画オリジナルのキャラクターであり、勝つためには手段を選ばない主人公の弁護士チョン・インフ役に、ドラマ「賢い医師生活」などで人気の俳優チョ・ジョンソクが、そのチョン・インフが弁護する愚直な軍人パク・テジュ役には、映画『パラサイト 半地下の家族』など数多くの映画やドラマに出演し、本作が最期の新作となった俳優イ・ソンギュン(イ・ソンギュンさん、訃報)。そして裁判を裏で操る合同捜査団長チョン・サンドゥには、『劇映画 孤独のグルメ』や「梨泰院クラス」などで多様な演技を見せる名優ユ・ジェミョンだ。
ユ・ジェミョンは「全斗煥(チョン・ドゥファン)」をモデルにしたこの役で【第61回百想芸術大賞 映画部門 助演男優賞】を受賞し、壇上のスピーチで「兄弟のような、イ・ソンギュンやチョ・ジョンソク、全てのスタッフや共演者たちと酒を飲み交わし、笑いながら抱き合ったあの日の夜が忘れられない。先にこの世を去った友を偲び、ともに映画を作り上げた人たちを思い返しながら、今日は幸せな夜になりそうだ」と語り、会場の涙を誘った。
これまでにも『KCIA 南山の部長』では朴正煕(パク・チョンヒ)大統領暗殺を、『ソウルの春』では軍事クーデターを、『タクシー運転手~約束は海を越えて~』では光州事件を描くなど、数々の史実に基づいたフィクション映画の傑作を生み出してきた韓国。本作ではこれまでに描かれることのなかった韓国史上最悪の政治裁判の裏側を明かしている。
真実を求めて闘った人々と、その叫びに耳を傾けるべき観客のために――
『大統領暗殺裁判 16日間の真実』は8月22日(金)、全国の劇場で公開される。
■あらすじ
厄介な事件の裁判を多く担当する弁護士会のエースである主人公チョン・インフ(チョ・ジョンソク)は、大統領暗殺事件に巻き込まれた中央部情報(KCIA)部長の随行秘書官であるパク・テジュ(イ・ソンギュン)の弁護を引き受ける。軍人であるがためにただ一人軍法裁判にかけられ、たった一度の判決で刑が確定する彼のために、公正な裁判を求めて戦うチョン・インフだったが、のちに軍事反乱を起こす巨大権力の中心である合同捜査団長チョン・サンドゥ(ユ・ジェミョン)によって裁判は不正に操られていたー。
■作品概要
キャスト:チョ・ジョンソク(「賢い医師生活」)、イ・ソンギュン(『パラサイト 半地下の家族』)、ユ・ジェミョン(『劇映画 孤独のグルメ』、「梨泰院クラス」)
監督・脚本:チュ・チャンミン(『王になった男』)
2024/韓国/124分/カラー/スコープ/5.1ch/原題:행복의 나라/字幕翻訳:福留友子/配給:ショウゲート
© 2024 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & PAPAS FILM & OSCAR10STUDIO. A
公式X:@showgate_asia #大統領暗殺裁判
◇YouTube『행복의 나라』予告
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