「Dr.アシュラ」松本若菜の壮絶な過去、救ったのは理事長の片平なぎさだった【第8話ネタバレ・9話予告】

2025年6月4日に「Dr.アシュラ」(毎週水曜、22時、フジテレビ)の第8話が放送された。通り魔に襲われ両親を亡くした壮絶な過去を持つ朱羅(松本若菜)の前に、その犯人が患者となって現れた。犯人に対する感情を制して、患者に対する気持ちを持って治療にあたった。6月11日に第9話が放送となる。予告動画は番組公式サイトで公開されている。
「Dr.アシュラ」とは
「Dr.アシュラ」は命と最前線で向き合う救急科を舞台に、どんな急患も絶対に断らない、そしてどんな手を使ってでも絶対に助けるスゴ腕のスーパー救命医の活躍をノンストップでお届けする救命医療ドラマだ。その第8話が6月4日に放送された。
■第8話ネタバレあらすじ
ある日、救急科の薬師寺保(佐野晶哉)、大黒修二(田辺誠一)、梵天太郎(荒川良々)、水吉歩夢(荒井玲良)らは、古いカルテを電子化するため書庫から運び出していた。梵天がカルテを段ボールにしまおうとした時、黄ばんだ新聞の切り抜きが落ちる。その新聞記事は理事長の阿含百合(片平なぎさ)が、医師として当時の総理大臣の命を救ったというものだった。保らは阿含が医師だったことを初めて知って驚く。その後もカルテを段ボールに詰めていると、保は1つのカルテの存在に気づく。表紙には杏野朱羅(松本若菜)の文字があり、保は「え…」と声を漏らす。思わず中を開こうとした瞬間、朱羅が通りかかり保は慌ててカルテを段ボールにしまう。
そこに救急の患者(忍成修吾)が運ばれてきた。歩行中に車にはねられ、意識レベルが低下し重体となっていた。損傷は激しく、止血しても血圧が上がらない状態で医師たちに緊張が走る。さらにこの患者は免許証も保険証も所持しておらず身元不明であった。それでも朱羅の的確な判断で命をつないだ。
その日の夕方、警察からその男性の名前が「蒲原竜次」だと告げられると、朱羅の様子が変わる。実は、蒲原竜次は28年前に通り魔事件を起こし、朱羅の両親と大学生を殺し、朱羅たちにも重傷を負わせた人物だった。朱羅は蒲原を前に動揺していつものように振る舞えない。ナオミ(小雪)は朱羅の様子をみて、ネットで調べて、朱羅と蒲原のつながりを知る。ナオミは主治医を降りるべきだといい、大黒も次の手術は自分が行うといった。
過去を思い返す朱羅。幼い自分も命の危険にさらされた時、懸命に阿含百合(片平なぎさ)が助けてくれた。百合のような救命医になろうと、多聞(渡部篤郎)の元で腕を磨いた日々。救命医として事件の加害者、被害者の対応にあたったことなどを思い出し、救命医としての自分を取り戻す。
蒲原の手術がうまくいかないところに朱羅が入っていき、命を助けた。そして「生きてるだけで意味がある」と蒲原に言う。蒲原は幼少期から人間扱いされたことなどなく、朱羅の言葉が響いた。そして、退院して公園を歩いていると、一人の男性がやってきて、蒲原の腹を刺した。28年前のもう一人の被害者の父親だった。
蒲原は帝釈に運ばれたものの延命治療にもなんら反応を見せず、亡くなった。屋上で考え込む朱羅の前には百合がやってきて、二人で話をした。
朱羅(松本若菜)の壮絶な過去が判明
28年前に通り魔に両親を殺されたこと、自分も生死の境を歩いたことはこれまでに判明していたが、その犯人・蒲原竜次が少年だったために、無期懲役にしかなっていないことがわかった。さらに、重傷の朱羅はどこの病院からも断られ、一時は本当に死にかけていた。そんな過去を持つ朱羅だったから、救急医を目指したが、救急の現場では万全の体制で治療に臨めないこともある。瀕死の二人を前に、助かる見込みのない被害者ではなく、助かる可能性のある加害者を治療し、罵倒された過去もあった。理事長(片平なぎさ)がスーパー救命医だった
28年前にどこの病院からも断れた重傷の朱羅を引き受けてくれて、命を救ってくれたのは現在帝釈の理事長をしている阿含百合(片平なぎさ)だった。現在の朱羅を彷彿させる姿に視聴者は驚いていたが、救急の処置で開腹しているときにマスク無しで入ってきたのには、多くの視聴者が疑問をもってしまい、ネットが揺れていた。忍成修吾が毎回悪役での登場
第8話にゲストとして登場したのは、28年前、朱羅に重傷を負わせ、朱羅の両親を殺害した蒲原竜次役を演じた忍成修吾だった。最近はよく“悪役”での登場だが、それも“エッジの効いた”悪役が多い。本人も「今回もなかなかエッジの効いた役」といい、「演じるにあたりその救われない人生を想像して、ただのクズではなくて絶望感も出せたらと考えました。お話のクライマックスに向けて彼の心が動きはじめたように見えたら幸いです」とコメントしている。■第9話あらすじ
杏野朱羅(松本若菜)はほとんど家に帰ることはなく、救急科・科長の大黒修二(田辺誠一)心配されても適当にあしらってしまう。病院の廊下を歩いていると、うずくまっている妊婦(村川絵梨)を見つける。朱羅と大黒は慌てて駆け寄り、妊婦を初療室に運んで手当てすると、妊婦は朱羅や大黒、看護師の三宝加代子(阿南敦子)の名を呼んで礼を述べる。名前を知っていることに驚く朱羅たち。ニコニコと笑顔を振りまく美鈴は梵天(荒川良々)の妻だったのだ。一方、自動車にはねられ外傷を負った女性が運び込まれる。女性に意識はあるものの、こちらの呼びかけへの反応に乏しい状態だった。するとそこへ彼女の父が飛び込んでくる。しかし、父親の姿を見るなり娘の表情が曇り…。
フジテレビ 2025年4月16日スタート。毎週水曜日22時放送「Dr.アシュラ」。出演:松本若菜、佐野晶哉(Aぇ! Group)、渡部篤郎、片平なぎさ、鈴木浩介、佐野史郎、田辺誠一、小雪、荒川良々、猪塚健太、結城モエ、荒井玲良、阿南敦子 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@dr_asura_drama」。
◇フジテレビ「Dr.アシュラ」番組公式サイト
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