ユク・ソンジェ奇跡の復活!キム・ジヨンと結婚、娘も誕生―「鬼宮」最終回視聴率11%自己最高で有終の美

07時30分ドラマ
画像:SBS「귀궁」スペシャル映像より

7日に放送されたSBS金土ドラマ「鬼宮」(原題:귀궁)の最終回で、ユク・ソンジェ演じるカンチョリが奇跡の復活を遂げた。キム・ジヨン演じるヨリと結婚し、愛娘まで授かるという幸せな未来が描かれ、視聴者を大いに喜ばせた。最終回のあらすじと見どころを紹介する。(ネタバレあり)

ニールセンコリアによると、最終回の全国視聴率は11.0%で自己最高を記録、首都圏も10.1%を記録した。この数値は同時間帯トップ、週間ミニシリーズ1位で圧倒的な人気で幕を閉じた。⇒【韓国TV視聴率TOP10】一覧

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「鬼宮」は、霊媒としての運命を拒む巫女ヨリと、ヨリの初恋の相手ユン・ガプの体に閉じ込められたイムギ(蛇が龍になる前の韓国伝説の動物)のカンチョリが、王家に恨みを抱く八尺鬼(パルチョッキ)と対峙し、体と魂が複雑に絡み合う肉体争奪ファンタジーロマンス。【「鬼宮」を2倍楽しむ】では、制作発表会レポや韓国での評判や視聴率、関連動画、妖怪・鬼神、また放送にあわせて全話あらすじと見どころなど紹介する。

※ドラマ視聴の前にどこよりも詳しい!「鬼宮」キャスト、キャラクター徹底紹介を見ておくと、ドラマをもっと楽しめるはず。

■キャスト

【相関図・キャスト一覧】
ユン・ガプ/カンチョリ役:ユク・ソンジェ(BTOB ソンジェ)
巫女ヨリ役:キム・ジヨン(宇宙少女 ボナ)
王イ・ジョン役:キム・ジフン
悪神ガンチョリ役:キム・ヨングァン(特別出演)
 その他

■第16話「大蛇が飛び立った先」


ヨリは、カンチョリが夜光珠を使い切るためにムレスズメの花を用意したことに対し、「どうしてそんなことをしたの?」と問い詰めた。続けて、「あなた、前に言ったでしょ?一緒に逃げようって。もうそうしよう。これ以上は無理。八尺鬼と向き合う自信がないの」と、心の揺れを吐露した。

しかしカンチョリはすぐには受け入れられず、「俺にその言葉を信じろと?長い間ずっとお前を見守ってきた。王と世継ぎを放って逃げるなんて、どうして言えるんだ?」と葛藤を見せた。

ヨリは涙を浮かべて言った。「王様も王子様も、それに亡くなった王妃様も……本当に胸が痛い。でも、私にとって一番大切なのはあなたなの。あなたまで何かあったら。あなたがいなくなったら、私は生きていけない」

さらに、「私の長年の願いは、ぬくもりを分かち合いながら平凡に暮らすこと。私は、あなたとそんな風に生きたい。たとえ、ほんの数日でも。だから、カンチョリ……お願い」と切実に訴えた。カンチョリは、王子も一緒に連れて行くことでヨリの提案を受け入れた。

二人はユン・ガプの母ヨングム(チャ・チョンファ)も加えた四人で出発することを決意する。しかしこれはすべて、ヨリがカンチョリを危険から遠ざけるために仕組んだ“嘘”だった。

ヨリが一人で八尺鬼と戦うつもりだと知ったカンチョリは、彼女を守るためにムレスズメの花を飲み込み、自ら八尺鬼との戦いに挑んだ。力を振り絞った最後の一撃で、八尺鬼はついに消滅した。

その後、チョン・グムフィの慰霊祭が行われ、ヨリは八尺鬼の怨念を鎮めるために紙銭舞を踊り、亡き者たちの恨みを慰めた。

すると、八尺鬼はチョン・グムフィ(ソ・ドヨン)の姿に戻り、龍潭谷(ヨンダムゴル)の人々の魂と共に現れた。王イ・ジョン(キム・ジフン)は彼らの前でひざまずき、心から謝罪を述べた。王宮には再び平和が訪れた。

家に戻ったヨリは、消滅したカンチョリの姿を抱きしめて号泣し、カソプ和尚(イ・ウォンジョン)に「夜光珠を失ったイムギは、もうどこにもいないのでしょうか?」と絶望をあらわにした。

カンチョリの魂が消えてから3日が過ぎた。彼を納棺し、永遠の別れを告げようとしたそのとき、奇跡が起きた。あの世で玉皇上帝のから「龍として昇天するか、人間として生き返るか」の選択を迫られた彼は、迷うことなくヨリと生きる道――人間として戻ることを選んだ。棺の中で目を覚ましたカンチョリを見て、ヨリとヨングムは驚きながらも喜びの涙を流した。

その後、二人は結婚し、時が流れて愛の証である娘カウォン(オ・ウンソ)も誕生した。ヨリが長年夢見てきた、温かく平凡な家庭を築いたのだった。

一方、尚膳キム・ウンスン(キム・イングォン)は宮中でまた妙なことが起きたと伝え、二人を王宮に呼び戻そうとする。それに対してカンチョリは、「メガネ代10個、請求しないといけないな」ととぼけて笑いを誘い、ヨリと共に王宮へ向かった。



■第16話見どころ


ヨリはカンチョリを危険から遠ざけるためにウソとつき、カンチョリはヨリのためにムレスズメを飲んだ。そんな二人の深い愛は視聴者を大いに泣かせたはず。また、共演者やスタッフにも正体を明かさなかった八尺鬼役のソ・ドヨンも、最終回は恨みを晴らして美しい姿で登場した。(詳しくはこちらで解説)。

涙と感動に包まれた最終回だが、ユーモアも忘れないのが「鬼宮」らしい。家族団らんの食事のシーンでは、ヨリの愛情を独り占めする娘カウンにやきもち焼いたカンチョリが風を起こし、カウンはそれに大泣きで応戦。それにあわせて雷鳴がとどろいた。このシーンには、カンチョリの力が娘に受け継がれているかもしれないという遊び心も感じられた。

また、宮中で起こる新たな事件を知らせる尚膳キム・ウンスンの登場が、続編やスペシャルへの期待を高めている。【「鬼宮」を2倍楽しむ】では、他にも「妖怪」「鬼神」「アイテムなど」についても深掘りしている。

なお、ヨリが舞った「紙銭舞」についてはこちらで詳しく解説している⇒ヨリ(キム・ジヨン)が踊った“紙銭舞”の意味と韓国の霊的儀式

「鬼宮(ききゅう)」全話はLeminoで独占配信中だ。次週6月13日(金)からはナムグン・ミン×チョン・ヨビン主演の「私たちの映画」(原題:우리 영화)が放送される。

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Lemino視聴ページ
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kandoratop【作品詳細】【「鬼宮」を2倍楽しむ】