【最終回予告】「Dr.アシュラ」様々な患者の身体と心を救ってきた松本若菜に危機が迫る【第10話ネタバレ】

09時43分ドラマ
©フジテレビ

2025年6月18日に「Dr.アシュラ」(毎週水曜、22時、フジテレビ)の第10話が放送された。離れて暮してきた実の親子(マキタスポーツ、矢野聖人)間の肝臓移植を救急救命医の朱羅(松本若菜)、ナオミ(小雪)たちが成功させた。6月25日に最終回・第11話が放送となる。朱羅の身に危険が及ぶ。予告動画は番組公式サイトで公開されている。



「Dr.アシュラ」とは
「Dr.アシュラ」は命と最前線で向き合う救急科を舞台に、どんな急患も絶対に断らない、そしてどんな手を使ってでも絶対に助けるスゴ腕のスーパー救命医の活躍をノンストップでお届けする救命医療ドラマだ。その第10話が6月18日に放送された。

■第10話ネタバレあらすじ

朱羅の知り合いのホームレスの小西達夫(マキタスポーツ)は腹をさすりながら昨日から腹痛が続いていると訴える。朱羅は脱水症状を疑い、救急外来の初療室に連れて来た。小西の身なりに顔をしかめる薬師寺保(佐野晶哉)だが、大黒修二(田辺誠一)は「タツさん。久しぶりですね」と声をかけ、九曜沙苗(結城モエ)や水吉歩夢(荒井玲良)たちとも馴染(なじ)みの様子だ。小西は経過観察のためしばらく入院することになった。

一方、28歳の青年・佐藤健太(矢野聖人)が救急隊によって搬送されてくる。健太は肝機能低下による意識障害と診断され、しばらくの間入院することになる。小西と同じ病室に健太が運ばれてくる。その様子を心配そうに見つめる小西は、健太と二人きりになると気軽に話しかけてきた。二人はどんどんと距離を詰めてゆくが、健太は小西がホームレスと知って、急に病室を変えて欲しいと頼む。

小西はそんな健太に悲しい思いを描いたが、自分は退院することになった。退院したあと、ホームレスのところに戻ると仲間が優しく受け入れてくれた。しかし、そこに5人の青年達がやってきて、「ホームレスのくせに」といいながら、暴力をふるってゆく。小西は殴られ、意識を失ってしまう。青年達は逃げ出した。

健太は婚約者に見守られているものの予断を許さない状況にあった。肝臓移植しかないのだが、移植してもらうには“長い”待ち時間が必要だ。健太の父は健太が幼いころに借金の保証人となったことから多額の借金を背負い、蒸発してしまっていた。実は、この父親が小西だった。小西は入院してきた健太をみてすぐに自分の息子だとわかった。生体肝移植で肝臓を提供しようと、朱羅にも相談していたのだが、その望みをかなえることなく脳死となってしまった。

しかし、小西は臓器提供カードに自分の意志を書いていた。“身内”に優先して欲しいと。健太との親子関係が証明できれば健太に肝臓を提供することができる。朱羅は急いでその準備をする。そして、親子間による移植が始まった。無事に小西の肝臓は健太に提供でき、健太は命をつなぐことができた。そんな健太に小西は手紙を遺していた。健太は身体も心も救われた。

マキタスポーツと矢野聖人がゲスト出演

マキタスポーツが演じるホームレス・小西と朱羅(松本若菜)は付き合いが長く、2人は友達同士という設定だ。病院の人たちに心を開いているとは思えない朱羅だが、いったいどんな縁で友達になったのかの疑問は残るが、小西の希望を叶えるために朱羅が奔走する。そんな小西と同室で心許せる友人となっていく健太役を矢野聖人が演じた。矢野は蜷川幸雄演出の舞台『身毒丸』主演オーディションでグランプリを受賞しデビューを飾っている。

親子間での臓器移植を朱羅(松本若菜)たちが担当

救急科に入院した健太は肝臓を移植しないとだめな状態だった。実は同室の小西は健太の父で、生体肝移植を朱羅とともに進めていたのだが、小西はホームレス狩りにきた青年達に殺されてしまう。脳死状態となった小西の臓器を健太に移植する。同時に小西が健太に遺した手紙を渡して、健太の心を救うこともできた。

最終回、朱羅(松本若菜)が負傷し、従来の腕が鈍ってしまう

「Dr.アシュラ」も9月25日の放送をもって最終回を迎える。第1話のころ、全く役にたたなかった研修医の薬師寺保(佐野晶哉)だが、実は朱羅は他の人が手伝ってくれない時も自分に協力してくれた薬師寺のことは目にかけていた。そんな薬師寺が救急科を卒業するその日、朱羅は暴れる患者によって負傷してしまう。いつものスーパードクターの腕が鈍ってしまうのだが、大丈夫なのか?

最終回を前にして、狩野雄太プロデューサー&松山博昭監督のインタビューが公開された

最終回を前に、どういう思いでドラマを撮ってきたのか、注目して欲しいシーンなどについて二人が話している。一部では“病院らしくない”と批判もあったセットだが、監督は「朱羅をビジュアル的な面も含めどう魅力的に描くかが大切だと思っていました。そのような観点から、救命処置室やオペ室をどのような質感にして、その中で朱羅がどのように見えるか、ということはとても意識しました。実際の医療現場は、蛍光灯や無影灯で明るく照らされてるのですが、そのリアリティーには囚われないようにしました」とあえての選択だったことを話している。全文は番組公式サイトで見ることが出来る。


■最終回・第11話あらすじ

薬師寺保(佐野晶哉)にとって救急科の研修最終日、大黒修二(田辺誠一)は杏野朱羅(松本若菜)にそのことを伝えるが、朱羅は興味なさげだ。次の瞬間、朱羅が「…来る」とつぶやき、患者が運び込まれてくる。その患者は「ここどこだ!」と不穏状態にあり大暴れ。暴れる患者から仲間を守ろうとしたその時、朱羅は右こめかみを負傷し流血してしまう。

朱羅は念のためと頭部CTスキャンを受ける。目立った所見はなく一安心する一同だったが、朱羅の様子がどうもおかしい。その後、運び込まれてくる別の患者の処置に当たる朱羅だが、いつも通り出来ず処置に手間取ってしまう。翌日、その患者の容態が急変したという連絡が飛び込んで来て…。

フジテレビ 2025年4月16日スタート。毎週水曜日22時放送「Dr.アシュラ」。出演:松本若菜、佐野晶哉(Aぇ! Group)、渡部篤郎、片平なぎさ、鈴木浩介、佐野史郎、田辺誠一、小雪、荒川良々、猪塚健太、結城モエ、荒井玲良、阿南敦子 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@dr_asura_drama」。

フジテレビ「Dr.アシュラ」番組公式サイト

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