【最終回ネタバレ】「PJ~航空救難団~」無事に卒業したPJ訓練生…神尾楓珠は3年後、内野聖陽と共に働く

10時19分ドラマ
©テレビ朝日

「PJ~航空救難団~」(毎週木曜、21時、テレビ朝日)の最終回・第9話が6月19日に放送された。長く辛い訓練を経て立派なPJ(パラレスキュージャンパー)となった神尾楓珠、前田旺志郎、犬飼貴丈、草間リチャード敬太(Aぇ! group)、前田拳太郎を内野聖陽はにこやかに送り出した。視聴率は世帯6.0%、個人3.4%でフィニッシュ。最新話、関連動画は番組公式サイトで、全話はTELASAで公開されている。



「PJ~航空救難団~」とは
「PJ~航空救難団~」航空自衛隊航空救難団、通称PJ(パラレスキュージャンパー)は選抜された精鋭たちが所属し、事故・災害時など特に過酷な状況下で救難活動を行う《人命救助最後の砦》、いわば“究極の救難部隊”だ。そこで起きる命がけの救助活動を壮大なスケールで描くレスキュードラマだ。その最終回・第9話が6月19日に放送された。

■最終回・第9話ネタバレあらすじ

救難員(通称PJ/パラレスキュージャンパー)を目指す学生たちは、救難員課程の最終段階となる落下傘降下訓練の本番に向け、空中で隊員同士が衝突した際の緊急手順を学ぶことになる。

厳しい訓練に耐え、迎えた落下傘降下の本番の日。救難ヘリコプター・UH-60Jに乗り込んだ学生たちは、救難員課程を辞退した藤木さやか(石井杏奈)や長谷部達也(渡辺碧斗)、これまで自分たちを見守ってくれた宇佐美(内野聖陽)ら教官たちや家族の想いも全部背負って飛ぼうと、気合を入れた。空中にいる間は“たった一人”、誰も助けることもできないが、教官の言葉も届かないので自由にできると宇佐美は学生たちに話す。そして、ヘリは飛びたち、学生たちはそれぞれに空に舞ってゆく。

一方、宇佐美は、大学の卒論を仕上げる段階に来たという娘・乃木勇菜(吉川愛)から、そろそろ家に帰ると言われる。寂しい気持ちになる宇佐美だが、勇菜にはつい強がってしまう。また、いつのまにか勇菜を仲間のように感じていた沢井仁(神尾楓珠)ら学生たちも送別会を企画することにしたが、そこに宇佐美の元妻である真子(鈴木京香)が階段から落ちて怪我をしたと連絡が入り、宇佐美は急いで真子のもとへ向かう。実は勇菜がおおげさに話していただけで、入間に行ってみると、真子はピンピンしていた。真子は、勇菜が子どもの時、ずっと宇佐美の帰りを待っていたこと、夫婦としては別れたけど、家族と思っていることを宇佐美に告げる。

そのころ、勇菜の送別会を沢井たちが開いていた。そばにいた大学生たちが「もしかして自衛官?」などとからむと、沢井たちはお開きにするといって店をでようとする。しかし、勇菜は「私がPJだったらあなたたちを助けない。でもここにいる人たちはどんな人でも助ける人がいけないところに行くのはそこに行く勇気があるからです」と言い切った。帰り道、藤木(石井杏奈)たちに勇菜をおくってゆくように言われた沢井は、勇菜と二人で並んで歩く。そこに入間から帰ってきた宇佐美がやってきて、二人を引き離す。勇菜はここにきて宇佐美の仕事が見れてよかったと宇佐美に告げる。

沢井達5人は無事に卒業の運びとなった。大山(眞島秀和)たちに箱入りののど飴をお礼に送り、宇佐美には1列になり似顔絵入りのTシャツ姿でそれぞれに宇佐美への気持ちを口にした。その言葉を聞いた宇佐美は、ここが通過点に過ぎないこと、もっと厳しい現実が待っていることを告げた後、「でっかい翼で飛ぶ日を待ってるぜ!」と送り出した。

3年後、沢井は宇佐美と一緒に訓練所で働いていた。

穏やかに進んだ最終回

厳しい訓練を受けていたPJ候補生の5人。沢井(神尾楓珠)、東海林(犬飼貴丈)、近藤(前田旺志郎)、白河(前田拳太郎)、西谷ランディー(草間リチャード敬太/Aぇ! group)が最後の落下傘降下訓練も無事におえて、見事に卒業となった。これまでの厳しい訓練シーンを回想として挟みながら、ドラマは終りを迎えた。離脱した藤木(石井杏奈)はヘリの操縦士をめざし、長谷部(渡辺碧斗)は教師になるための大学に合格していた。これまでの回の中でもっとも“安心して”見られる回となった。

宇佐美(内野聖陽)の家族も新しい形に

宇佐美と真子(鈴木京香)は離婚し、娘の勇菜(吉川愛)は宇佐美とろくにくちもきかない。そんなところからスタートした3人だったが、勇菜が卒論のためといって宇佐美の仕事を見るとどんどんと父親に対しての気持ちも変わっていった。「宇佐美教官」と呼んでいたが、最終回には「お父さん」となり、真子も宇佐美に“家族”としてならやっていけると話した。ラストもラストで真子が自衛隊の衛生班に入る時「宇佐美真子」と名乗っていたので、再婚したことを連想させた。
内野聖陽©テレビ朝日

気になる最終回の視聴率は?

自衛隊の本格協力で撮影、放送されてきた「PJ~航空救難団~」も6月19日に最終回を迎えた。ビデオリサーチ社調べの世帯視聴率は8.8%、6.4%、6.8%、5.7%、5.8%、6.2%、6.3%、6.2%、個人視聴率は5.2%、3.7%、3.8%、3.4%、3.3%、3.5%、3.5%、3.5%と推移し、最終回、第9話は世帯6.0%、個人3.4%を記録した。

クランクアップ模様

19日に最終回を迎えた「PJ~航空救難団~」の出演者たちのクランクアップの模様が番組公式サイトに公開された。主演の内野聖陽は「密度が濃すぎて、終わりが来るのか分からないくらい大変な作品だった」と本作の撮影を振り返った。そして、厳しい訓練にも耐えた若者たちに「若者たちは本当に苦しい現場で頑張ってくれたので見応えのある作品ができて私も誇りに思うし、参加できてよかったと心から思います」と笑顔を見せ、「皆さん、あっぱれだ!!」と叫んだという。撮影が始まる前の訓練からずっと、自衛隊監修として彼らの成長を見守ってきた小牧基地救難教育隊の二階堂卓也曹長からも「教官として真剣に指導させてもらいました。本当にみんなのことを65期のPJ訓練生だと思っています」とねぎらいの言葉があったという。出演者それぞれのコメントは番組公式サイトに掲載されている。
学生クランクアップ©テレビ朝日

テレビ朝日 2025年4月24日スタート。毎週木曜日21時放送「PJ~航空救難団~」。出演:内野聖陽、神尾楓珠、石井杏奈、濱田岳、吉川愛、眞島秀和、長谷川朝晴、高岸宏行(ティモンディ)、野村麻純、宍戸開、前田拳太郎、渡辺碧斗、草間リチャード敬太(Aぇ! group)、犬飼貴丈、前田旺志郎、鈴木京香 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@PJ_rescue_EX」。

テレビ朝日「PJ~航空救難団~」番組公式サイト

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