【最終回ネタバレ】「Dr.アシュラ」松本若菜の視力も回復し、佐野晶哉たちは新病院に向けて再スタートした

06月25日23時18分ドラマ
©フジテレビ

2025年6月25日に「Dr.アシュラ」(毎週水曜、22時、フジテレビ)の最終回・第11話が放送された。事故で目を痛めた朱羅(松本若菜)は、周りの人と協力することで救命医として働けていることに気がついた。そして、その朱羅の目の難手術をナオミ(小雪)が成功させた。最新話はTVer、全話はFODで配信されている。



「Dr.アシュラ」とは
「Dr.アシュラ」は命と最前線で向き合う救急科を舞台に、どんな急患も絶対に断らない、そしてどんな手を使ってでも絶対に助けるスゴ腕のスーパー救命医の活躍をノンストップでお届けする救命医療ドラマだ。その最終回・第11話が6月25日に放送された。

■第11話ネタバレあらすじ

薬師寺保(佐野晶哉)にとって救急科の研修最終日、大黒修二(田辺誠一)は杏野朱羅(松本若菜)にそのことを伝えるが、朱羅は興味なさげだ。次の瞬間、朱羅が「…来る」とつぶやき、患者が運び込まれてくる。その患者は「ここどこだ!」と不穏状態にあり大暴れしてしまう。暴れる患者から仲間を守ろうとしたその時、朱羅は右こめかみを負傷し流血してしまう。

朱羅は念のためと頭部CTスキャンを受ける。目立った所見はなく一安心する一同だったが、朱羅の様子がどうもおかしい。その後、運び込まれてくる別の患者の処置に当たる朱羅だが、処置がうまくいかない。翌日に朱羅が縫合した箇所から出血してしまった。

再度、検査をすると前日の検査ではわからなかった視神経に関する部分の骨折が見付かる。数日以内に手術をしないと視力が戻らない恐れがあるが、症例が非常に少なく、形成外科のナオミ(小雪)も「私では手術はできない」と。院長(片平なぎさ)や多聞(渡部篤郎)が手術を担当してくれる医師を探すが見付からない。

朱羅がいない救急では重症患者の手術中にナオミと梵天(荒川良々)が対応できずに困り果てていた。金剛(鈴木浩介)が助けてなんとか患者を救うことができた。大黒(田辺誠一)は多聞にしばらくの間、救急では重症患者を受け入れない方針とした。

そんな時、車の多重事故で救急要請が入る。大黒が断ろうとしていたが、そのうちの一人は薬師寺だとわかった。朱羅は自分も手伝うからと患者6名を受け入れることを懇願する。そして患者がくると緊急オペをしなくてはいけない患者が二人いた。大黒と梵天では二人を同時に手術できない。そんなとき多聞がやってきて、一人の患者は自分が受け入れるといった。そして、薬師寺ら軽症患者4名を朱羅が診る。

軽症患者のうち一人がうめき声をあげる。薬師寺はなんとか立ち上がって診療にあたった。朱羅や看護師の加代子(阿南敦子)がお礼をいい、最後に薬師寺を診ようとすると、薬師寺が倒れてしまった。内臓からの出血があったのだが、我慢していたのだ。早急に手を打たないと命の危険がある。朱羅は回復して止血して他の医師が来るのを待つことを選択した。しかし、止血したところで薬師寺の心臓は止まってしまった。20分の間、心臓マッサージをするとなんとか心臓が動き出した。しかし、リミットまでは後5分しかなかった。見えない目でなんとか縫合をしようと朱羅が困っていた時、ナオミがやってきて、対応してくれた。

梵天もこれまでにないほどの活躍を見せ、6人の患者は全て助かった。朱羅は目が見えなくても、ここでみんなと一緒に人の命を救いたいと話す。そこに院長がやってきて、朱羅の手術はナオミが担当すると告げる。専門医からレクチャーしてもらっていたのだ。そして、大黒、梵天などの手も借りてナオミが朱羅の視力を回復させた。

帝釈新病院の開院も決まり、薬師寺も救急医をして働き、朱羅たち皆で人の命を救っていた。

最終回は“スーパーじゃない”アシュラ先生(松本若菜)が見れた

運ばれた患者の暴力で視神経に近いところに損傷をおってしまった朱羅。これまで第1話から通してずっとスーパードクターの技を見せつけてきたが、視力が落ちたことでこれまでにない弱気な姿を見せる。これまでの「自分が助ける」から「みんなと一緒に助ける」に変わってゆく姿を最終回で見せた。

実は腕がよかった外科医の金剛(鈴木浩介)

濃いキャラの多い「Dr.アシュラ」の中でもとびきり濃いキャラの金剛。上にこびへつらい、下には強気にでていて、いつも「手術室は一杯」「外科医は忙しく手伝えない」となにもしてくれなかったが、最終回では朱羅のいない救急を助けるためにやってきて、スムーズに手術を終えることもあった。独特のキャラを演じた鈴木浩介は「(感動的なエピソードの)オンエアを見ると泣いちゃったりして。でも、いつも泣いちゃう回は金剛がいない回なんですよね」と話している。

薬師寺(佐野晶哉/ Aぇ! Group)も梵天(荒川良々)も医師として成長

研修医として救急科に配属された薬師寺だが、第1話、第2話のころは「うるさい」とネットで言われてしまうことも多かったが、最終回では自分の怪我を押しても患者を救う医者になっていて、最初のころからの成長が最もわかる役となった。また、元々は心臓外科医の梵天も登場したときからは全く違う人になっているように成長して、最終回では自らが難しい手術に関わって人命救助に携わっていた。

クランクアップ©フジテレビ

クランクアップも模様が番組公式サイトに掲載

「Dr.アシュラ」が撮影最終日を迎え、主役の杏野朱羅を演じる松本若菜率いる“チームアシュラ”がオールアップを果たした。“ノンストップ救命劇場”と銘打った今作は、次々と運び込まれてくる急患をノンストップで救命し続ける医師たちの壮絶な日々を描き続けてきたが、ドラマさながらに撮影現場も過酷を極め、キャストとスタッフたちは固い絆と団結力を武器にハードな3カ月をノンストップで駆け抜けた。主演の松本若菜は「長かったようであっという間で、今は実感がわかないです。初めて救急科の医者を演じて、初めてのセリフ回しだったり、専門用語を覚えるのに寝不足になったり、セリフを噛(か)み倒したり…いろいろなことがありましたが、それもひっくるめて良い思い出です。キャストの皆さんは本当に心強くて、どんどんメンバーが増えるたびに心の戦友が増えたようで、皆さんに会えるのが楽しみでした。スタッフの皆さんは朝早くから夜遅くまで、私たちが帰った後も仕事して。お休みがない方もいらっしゃったと思います。そんな方々と『Dr.アシュラ』を一緒に作れたことを誇りに思います。皆さん、今夜はゆっくり寝ていただいて、少しずつ一緒に撮影のことを振り返れたらいいなと思います。3カ月、とても幸せでした。ありがとうございました!」とコメントした。主要キャストのコメントは番組公式サイトに全文掲載されている。

フジテレビ 2025年4月16日スタート。毎週水曜日22時放送「Dr.アシュラ」。出演:松本若菜、佐野晶哉(Aぇ! Group)、渡部篤郎、片平なぎさ、鈴木浩介、佐野史郎、田辺誠一、小雪、荒川良々、猪塚健太、結城モエ、荒井玲良、阿南敦子 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@dr_asura_drama」。

フジテレビ「Dr.アシュラ」番組公式サイト

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