【最終回ネタバレ】「労務士ノ・ムジン」社会問題を描き切った感動のフィナーレ…最高5.6%で有終の美

10時12分ドラマ
画像:MBC「노무사 노무진」公式Xより

6月29日(土)に放送されたMBC金土ドラマ「労務士ノ・ムジン」(原題:노무사 노무진)最終回となる第10話では、ムジン(チョン・ギョンホ)が「労務士」という職業を深く受け入れ、ヒジュ(ソル・イナ)、ギョヌ(チャ・ハギョン)と共に、より多くの労働者の権利を守るために進むことを誓う姿が描かれた。またパク・ヘイルが声で特別出演した。この回のあらすじと見どころを紹介する。

最終回の視聴率は最終回の視聴率は全国4.2%、瞬間最高5.6%を記録した(ニールセンコリア調べ)。⇒【韓国TV視聴率TOP10】一覧



「労務士ノ・ムジン」は、社会保険労務士ノ・ムジンが、ある事故をきっかけに幽霊が見えるようになり、無念を抱える霊たちのために奇想天外な方法で労働問題を解決していくコメディ・ファンタジーアクション。【「労務士ノ・ムジン」を2倍楽しむ】では、関連動画や【制作発表会】動画&まとめ、韓国での反応、視聴率、放送にあわせて全話のあらすじと見どころをまとめている。

■キャスト
どこよりも詳しい!キャスト・キャラクター・相関図
<ムジンズ>
ノ・ムジン役:チョン・ギョンホ
ナ・ヒジュ役:ソル・イナ
コ・ギョヌ役:チャ・ハギョン/VIXX エン
ボサル役:タン・ジュンサン
 ほか

■第10話「手抜き工事による崩壊」あらすじ(ネタバレあり)
手抜き工事で建物が崩壊し、ムジンはミョンウム建設の代表キム・ミョンアン(チェ・ムソン)を助けるために大きく空いた穴に転落した。

しかし、自らが手抜きで建てた建物の中で死に直面しながらも、キム代表は全く反省の色を見せなかった。ボサル(タン・ジュンサン)は命を助ける代わりに契約書への署名をキムに要求し、労災事故に対する真相解明と補償を求めた。国会議員ムン・ジョンウン(ムン・ソリ)も、事故後に企業ではなく労働者の立場から重大災害処罰法改正案を提出するなど変化を見せた。

火災事故で命を落としたプグク物流倉庫の労働者の幽霊たちは、ムジンにキム・ミョンアンの監視を託し、家族に別れを告げて成仏した。彼らは、これ以上自分たちのような不条理な死を迎える労働者が出ないことを願って心の澱を晴らした。最後の幽霊を成仏させた後、ムジンズは「労務法人」設立を目指して動き出す。ヒジュとギョムも「ノ・ムジン労務士事務所」の対外事業本部長、広報コンテンツ本部長にそれぞれ自ら昇進を決めた。

退職金をつぎ込んだ仮想通貨の損失の一部も取り戻したムジンは、ムジンズの二人のおかげで妻ミジュ(キョン・スジン)との仲も修復し、しあわせを取り戻した。

また、ボサルがムジンを「幽霊たちの労務士」に任命した本当の理由も明かされた。ムジンには建設労働者として亡くなった兄ノ・ウジン(チン・ソンギュ)がいた。行き場を失ったムジンが数ある職業の中から「労務士」を選んだのは、兄の死という心の傷が深く残っていたからだった。ムジンは兄に言えなかった最後の言葉を伝え、ついに兄を安らかに送り出すことができた。

ムジンは、ボサルに似た銅像の前に立ち、今になってようやく彼が誰で、なぜ自分を選んだのかを理解した。ムジンは「平凡な労働者の子であり、家族を労災事故で失った遺族であり、労働者のために働く労務士」として、自らの進むべき道を悟ったのだ。ボサルは「世の中は変わらないように見えても、ちゃんと変わっている。その変化が少しでも君のおかげで早まるなら、それで十分じゃないか」と語り、ムジンの姿を誇らしく見守った。

エンディングでは俳優パク・ヘイルが声で特別出演し、物語に重みを加えた。幽霊たちとの「成仏契約」を終えたムジンが、「あの、労務士ノ・ムジンさん」と呼び止められる謎の声に振り返って驚き、オープンエンディングでドラマは締めくくられた。



■第10話見どころ、感想
「労務士ノ・ムジン」は、労働問題を真正面から取り扱いながら、「幽霊が見える労務士」という独自のファンタジー要素を取り入れ、難解になりがちなテーマを親しみやすく描いた意義深いドラマだ。現場実習中の事故死した高校生や医療事故の冤罪、清掃労働者への不当な圧力、物流倉庫の火災事故など、多様な現実の労働問題をリアルに描写し、社会的メッセージと軽快な笑いのバランスを巧みに保っている。

労務士画像出典:MBC公式X「노무사 노무진」ビハインド映像より
主演のチョン・ギョンホは、親しみやすさとユーモアを兼ね備えたキャラクターを通じて労務士の成長を説得力ある演技で表現。ソル・イナやチャ・ハギョンも難しいコメディ要素を自然に演じ、タン・ジュンサンの重厚なボサル役も強烈な印象を残した。その他のキャストも隙のない演技で作品の完成度を高めている。

物語は単なる善悪の対立に終わらず、無念の死を遂げた労働者の幽霊たちを成仏させる過程で、遺族や労働者の傷に寄り添い、共感と癒しを提供。幽霊たちの訴えが現実の変化を促し、視聴者にも希望と励ましを届ける温かい作品となった。公式Xにはビハインド映像と共にムジンズからの視聴者への感謝のコメントが公開されている。
公式X「노무사 노무진 10회 비하인드」(ビハインド&コメント映像)

エンディングのあとには、特別出演した全俳優の写真を写しだし、制作側の本作への深い愛情も見せた。ぜひ、続編を期待したい。

「労務士ノ・ムサ」の後のMBC金土ドラマは、7月4日からチェ・ミンシク約26年ぶりのドラマ復帰作として話題になった「カジノ」のシーズン1を放送する。本作はDisney+(ディズニープラス)にて独占配信中の2022年~2023年の作品。その後は、8月1日から「安楽死」をテーマにした新作「メアリー・キルズ・ピープル(原題:메리 킬즈 피플)」を放送する。

YouTube|노무사 노무진10회 예고第10話予告

YouTubeMBCdramaチャンネル「노무사 노무진」
MBC「노무사 노무진」HP

kandoratop【作品詳細】【「労務士ノ・ムジン」を2倍楽しむ】