NHK連続テレビ小説「ばけばけ」北川景子がヒロイン・髙石あかりを見守る役で登場

11時53分ドラマ
©NHK

女優の高石あかりが主演を務めるNHK連続テレビ小説ドラマ「ばけばけ」(2025年度後期放送)の追加出演者として、ヒロイン・髙石あかり演じる主人公・ 松野トキが松江で出会う雨清水(うしみず)タエ役に北川景子が配されたことが発表された。また、予告映像も7月4日に公開された。



「ばけばけ」は113作目となる朝ドラで、松江の没落士族の娘、小泉セツをモデルにした物語。ヒロイン・髙石あかり演じる主人公・ 松野トキに武家の娘としての教養を厳しく教え、傳(堤真一)と共にトキを見守る雨清水タエを、北川景子が演じることが発表された。北川景子は連続テレビ小説への出演は初となる。

北川景子©NHK
北川景子演じる雨清水タエは、松江でも随一の名家に生まれ、大勢の女中たちに囲まれながら何不自由なく育った。凛とした気品と厳しさを兼ね備える。親戚であるトキにも、武士の娘としての品格を求め、礼儀作法やお茶など武家の娘としての教養を厳しく教えている。

北川景子は出演に際して「今回私が演じます雨清水タエは、松江藩で代々家老を務めた家の出で、三十人近い奉公人にかしづかれ育ったお姫様です。タエは文明開化の真っただ中で、これまでの身分制度が廃止されたにも関わらず、時代の移ろいについていくことができません。姫として教養を受け育ち、武家の誇りを持ち生き続けてきたのに、ある日突然生活能力を身につけて働けと言われても、タエは戸惑うばかりで時代にアジャストするという価値観はありません。タエは最後まで誇りを捨てることなく生きていくのか、子どもたちのために誇りを捨て、一度死んだつもりで生きるのか、決めなくてはならなくなります。国のために生き、国に翻弄された姫を、心を込めて演じます。タエの身の上に起きたことが決して架空のお話ではなく、その時代に起きていたことだと理解して、最後まで役と向き合っていきたいと思います」とコメントしている。

また、北川景子の出演に関して、髙石あかりは「タエがトキに向ける愛情は、とても深く、近くで見守ってくれているだけで力になってくれる心強い存在です。そして、タエの持つ真の強さはトキに大きな影響を与えていると思います。北川さんが役に入っていく瞬間がすごく好きで、たたずまいやまとう空気が一気に変わっていきます。そんな北川さんが本読みの場で、コメディ部分に思わず笑っている姿を見るとお芝居とのギャップでドキッとしてしまいます」と語っている。



2025年度後期(大阪制作) 第113作 連続テレビ小説 『ばけばけ』
【放送予定】 2025年秋~
【作】 ふじきみつ彦
【スタッフ】 制作統括 : 橋爪國臣
プロデューサー : 田島彰洋 鈴木航 田中陽児 川野秀昭
演出 : 村橋直樹 泉並敬眞 松岡一史

※実在の人物である小泉セ1(1868ー1932)をモデルとするが、大胆に再構成し、 登場人物名や団体名などは一部改称してフィクションとして描かれる。原作はない。

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