【最終回ネタパレ】NHK「マキシマ オランダ・プリンセス物語」第6話でウィレムが氷上のプロポーズ、そして婚約会見へ

07時30分ドラマ
ⓒ 2024 Millstreet Films /RTL

NHK総合にてオランダ発の海外ドラマ「マキシマ オランダ・プリンセス物語」の最終回第6話が7月13日(日)に放送された。気になる見どころとネタバレあらすじを紹介しよう。NHKプラスで配信、番組サイトで番組紹介ムービーなどが公開されている。



「マキシマ オランダ・プリンセス物語」は、アルゼンチンでのびのびと育った独立心旺盛な女性マキシマが、アメリカでキャリアを積んでいるときにオランダの皇太子と出会い、やがて婚約するまでの喜びと苦悩の道のりを描く。⇒【関連記事・各話のあらすじ】

■第6話 ネタバレあらすじ
2001年1月オランダ・ハーグ。
ウィレムから贈られたスケート靴を履いて練習中。マキシマはウィレムから正式にプロポーズされる「僕にとって大切なのは君だ」と王位継承権の放棄を覚悟しての申し出に、マキシマは狼狽えるが、ウィレムは「皆を説得させる」と強い意志をみせたため、喜んで受け入れる。

ホルヘの処遇についてコック首相に呼び出された2人は、アルゼンチンの歴史に精通したバウト教授からホルヘが軍事政権下で起きていたことに関与した政治的責任についての調査結果を知らされる。オランダ人の感情的にホルヘの結婚式への出席は承認できないという結論が下される。

2人きりになり、ウィレムはパーティへの参加にしてはどうかと代替え案を提案するも、マキシマは父の結婚式への出席を強く望み平行線のままだった。
そんな中、べアトリクス女王のところへ婚約の挨拶に訪れた2人。女王はマキシマを歓迎する。女王自身もドイツ出身のクラウス王配との結婚時には、オランダがドイツ人を許せなかった時代で結婚までに様々な困難があったのだった。

マキシマは父と話そうとするが「やってもいないことをどう謝れというのか謝るのは詭弁だ」とホルヘは結婚式に出られないのは理不尽だと怒るばかりで話にならない。オランダ国内では、軍事政権下での悪政が取り上げられ、マキシマは幼いころのアルゼンチンの不穏な空気を思い出す。

マキシマは、父が軍事政権下で行なわれていたことを知らなかったはずはないとトーマスに相談する。トーマスはホルヘが式に出なければそれ以上のことは問わないと議会は言っているのに彼は何故引けないのか?とマキシマに問う。マキシマは父と話し合う覚悟を決める。

すると今度はウィレムがNYでホルヘをかばうような発言をしてしまう。このままでは王位継承者としてのウィレムの信頼も危うくなってしまう。マキシマはアルゼンチンのホルヘを訪ねて「パパを疑ったことはなかった。質問したこともなかった」とこれまで育ててもらった感謝を伝えたあと、最高を目指し最善を尽すと教えられた通りの行動をとると前置きし、「パパは出られない。私が出てほしくないの」と結婚式出席を拒絶する。

2月。サンパウロでホルヘは“2人の結婚に影を落とすことになるから、結婚式に出席しない”という声明文を、マキシマとウィレム立会いの下で作成する。声明文にサインはしたものの、「やましいところは何もない。自分で決断した」とホルヘは最後まで頑なだった。

3月。マキシマとウィレムは記者団を相手に婚約発表することに。女王と王配から祝福と歓迎を告げられ、ウィレムが愛することを隠さずにいられると婚約したことを発表。そしてマキシマはホルが旧政府で関わってきたことを残念に思っていること、父を信じていたが、政府の過ちをアルゼンチン人の一人として後悔していること。それでも父を愛しているということを語った。

会見後、国民の前に姿を現した2人を人々は歓迎し、マキシマとウィレムは喜びの笑顔を見せた。

■王子様の氷上のプロポーズ
王位を継承できなくても、マキシマと結婚したいと強い意志を見せたウィレム。自分がデザインしたという婚約指輪を渡し、「今のままでいてほしい」とマキシマの全てを受け入れる彼は、本当に理想の王子様のまま。途中マキシマの希望を叶えようと「おばかちゃん」なマネをしてしまうが、そんなところも情熱的で素敵だった。

ところで、もし仮に王位に付けなかった場合は、ウィレムは仕事につけたのだろうか?



■シーズン2はロイヤルウエディングから
尊敬する父を傷つけたくないという気持ちを無くしたわけではないが、認めようとしない「過ち」にはきちんと向き合ってもらわなければならなかったマキシマ。なにより、愛する人が王位を望んでいるというのに、行動力のあるマキシマがその手助けをしないでいられるわけがない。最終回はマキシマが父と向き合う覚悟、そして父の娘ではなく、オランダのプリンセスになる覚悟を決めるまでが丁寧に描かれた。

記者会見での堂々とした姿は、ウィレム王子の伴侶として王族として生きる力強さが感じられた。ドラマは2人の婚約発表で幕を閉じたため、マキシマはまだプリンセスには成れていないが、2025年2月に公開されたシーズン2はロイヤルウェディングのシーンで幕開けするそうだ。NHKでの放送は未定だが、日本で観られる日が待ち遠しい。

■次回はアガサクリスティー原作
NHK海外ドラマ枠の次回作は、今年1月にNHKBSで放送された「アガサ・クリスティー 殺人は容易だ」。ミステリーの女王アガサ・クリスティーによるノンシリーズの名作を現代的なアレンジを加えドラマ化。聡明な青年が地方の小さな村で葬り去られようとしている連続殺人の謎に挑む 。⇒ドラマ詳細

■キャスト
マキシマ・ソレギエタ(デルフィナ・チャベス:坂本真綾)
ウィレム・アレキサンダー(マルタイン・ラケマイヤー :神谷浩史)
ホルヘ・ソレギエタ(ダニエル・フレイレ:仲野裕)
ベアトリクス女王(エルジー・デ・ブラウ:一龍齋貞友)
クラウス王配(ゼバスティアン・コッホ:黒澤剛史)
トーマス・ヴァーヘナール (ヤーコブ・デーウィック:北田理道)
ほか

原題:Máxima
制作:2023年 オランダ
ⓒ 2024 Millstreet Films /RTL
【放送予定】NHK総合 2025年6月1日(日)23時より 全6回
[ステレオ2か国語(主:日本語吹き替え/副:英語、スペイン語、オランダ語)| 字幕放送有り]
NHKプラス配信あり
(放送日時は変更になる場合があり)
NHK「マキシマ オランダ・プリンセス物語」番組サイト

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