相葉雅紀が“自然伝道師”に!NHK自然番組の新たなナビゲーターに就任&プロデューサーが語る起用理由

12時00分ドラマ
画像提供:NHKより

NHKは、俳優・タレントとして幅広く活躍する相葉雅紀を、新たな自然番組のナビゲーターに迎えると発表した。これから放送される定時番組『ダーウィンが来た!』や、恐竜をテーマにした特集番組などに登場し、今後も“自然の物語”を伝える多彩な番組で活躍する予定だ。



その第一歩として、7月20日から『ダーウィンが来た!』内のミニコーナーで日本の絶滅危惧種に関する最新情報を紹介していく。また、NHKとイギリスBBCが国際共同制作した特集番組『ウォーキング・ウィズ・ダイナソーズ プロローグ』にも出演が決定しており、こちらは8月8日に放送される。

これまでも数々の自然・動物番組で親しまれてきた相葉だが、今後は“NHK自然番組の顔”として、さらに本格的に自然ジャンルのナビゲーターを務めていく。目指すは“自然伝道師”。自然と人とのつながりや命の尊さを、テレビを通じて伝えていく存在となる。

ダーウィン
『ダーウィンが来た!』では、これまでにも多くの絶滅危惧種を追ってきたが、今回新たに相葉がナレーターを担当し、月1回のシリーズとして日本の絶滅危惧種に焦点を当てていく。

初回放送となる7月20日には、奄美大島と徳之島だけに生息する「アマミノクロウサギ」を特集。相葉自身も一昨年、生中継番組で徳之島を訪れ、その姿を観察したという。強く印象に残っているというアマミノクロウサギだが、実は保護活動の成果により、個体数が大きく回復しているという。番組では、その背景に何があったのか、そして最新研究で明らかになった体の“ある秘密”にも迫る。
今後の放送予定では、以下のような絶滅危惧種が登場予定だ。

【今後のラインナップ】
8月:シマフクロウ(北海道)
9月:ツシマヤマネコ(長崎県 対馬)
10月:オガサワラカワラヒワ(東京都 小笠原諸島)
自然界のいまを伝える新たな試みに挑む相葉雅紀のナビゲートに注目が集まる。

あ場【相葉雅紀のコメント/写真は『ダーウィンが来た!』初収録時のスタジオから】
日本の絶滅危惧種はおよそ3500種と聞いて、そんなにいるんだと驚きました。でもそんな中、人々の力で何とか絶滅を食い止めたり数を増やしたりしている例もあると知り、立派な活動をされている方たちが沢山いるんだなということを改めて感じました。
このコーナーを通じて、絶滅危惧種の現状と同時にこうした活動にもスポットライトが当たるよう伝えていけたらいいなと思っています!


NHK<アマミノクロウサギ> 観察する相葉(一昨年の生中継番組より)NHK
国際共同制作 『ウォーキング with ダイナソーズ プロローグ』
【放送】2025年8月8日(金)22時00分~23時11分<総合>
NHK化石が語る驚きの真実!恐竜たちの知られざる暮らしぶりに迫るイギリス BBC との国際共同制作の大型シリーズ。最新研究が解き明かす恐竜たちの知られざる生態を最先端 CG で完全再現。太古の地球で懸命に生き、命をつなごうとする恐竜たちのドラマを 6 回シリーズでお届けする。

プロローグでは BSP4K で 8 月 10 日から放送開始予定の『ウォーキング with ダイナソーズ』(全 6 話)の見どころを紹介。東京・上野の国立科学博物館をスタジオに、選りすぐりのシーンを恐竜研究者の解説も交えながら紹介していく。
【出演】 相葉雅紀 ゆうちゃみ 真鍋真(国立科学博物館名誉研究員)廣瀬智美(NHK アナウンサー)

BSP4K『ウォーキング with ダイナソーズ』の放送予定
<本放送> 8/10~9/14 毎週日曜 午前 9:00~9:45 (6 週連続放送 各 45 分)
8/10 第 1 話 迷子 トリケラトプス 8/31 第 4 話 群れ アルバートサウルス
8/17 第 2 話 父親 スピノサウルス 9/ 7 第 5 話 北への旅 パキリノサウルス
8/24 第 3 話 兄弟の絆 ガストニア 9/14 第 6 話 最後の恋 ルソティタン



【制作担当 NHK エンタープライズ 足立泰啓シニアプロデューサー コメントおよび起用理由について】
気候の変化や生物多様性の危機、遠い話のようでいて、実は私たちの暮らしと深くつながっている自然の姿。その一方で、森のざわめき、生きものたちの表情、命が育まれる一瞬の奇跡――。自然には、説明を超えて心を動かす力があります。

そんな自然の魅力を、より身近に、より楽しく、より深く伝えていける人、言うなれば“自然伝道師”として、私たちは相葉雅紀さんにナビゲーターをお願いすることにしました。
相葉さんは、これまで多くの番組で、動物たちとのふれあいを大切にし、どんな生きものにも分け隔てないまなざしで寄り添い、その魅力をあたたかく、親しみやすく伝えてきました。それは、まさに私たちが自然番組に込めたい想いと同じです。

「自然って、おもしろい」 「生きものって、すごい」 「だからこそ、守りたい」そう感じてもらえるきっかけを、一つでも多く届けていくこと。子どもたちの“初めての自然”に寄り添い、大人たちに“忘れていた感動”をもう一度呼び起こすこと。そして、私たちは今、ひそかに願っています。相葉さんが、ナビゲーターを超えて――「自然伝道師」への道を歩んでくださることを! 相葉雅紀さんとともに、私たち NHK は、「自然のかけがえのなさ」「命の尊さ」そして何より「自然とふれあう楽しさ」を、これからも丁寧に、まっすぐに伝えてまいります。