「能面検事」能面検事・上川隆也が県警本部を動かして、事件解決…【第3話ネタバレと第4話予告】

「能面検事」（テレ東、金曜21時）7月25日、第3話が放送された。転落事件の後ろにはもっと酷い真実が隠されていた。全てを見通した不破検事（上川隆也）が表情もなく淡々と事件解決にあたった。8月1日、第3話が放送される。予告動画が番組公式サイトで公開されている。

「能面検事」とは
ドラマ「能面検事」“どんでん返しの帝王”の異名を持つベストセラー作家・中山七里による小説「能面検事」を映像化した。大阪地検きってのエース検察官である不破俊太郎は、検察の上層部や警察組織に対して一切の忖度はなく、とにかく冷静沈着に、ただ淡々と職務を全うする痛快なリーガルミステリーだ。その第3話が7月25日に放送された。

■第3話ネタバレあらすじ

所轄署で起きた２件の「捜査資料紛失」を暴いた不破（上川隆也）は、何と大阪府下の全所轄署への一斉捜査を検察上層部に提案する。

不破は雑居ビルで起きた転落死事件を担当することになった。認知障害の被疑者・吉野康介（日野陽仁）は検事調べで「覚えていない」の一点張り。康介のたった一人の家族である孫・佑真（楽駆）は、無実だと悲痛な訴えする。

不破が大阪府警に頼んで実施した一斉捜査のおかげで、数々の証拠が紛失していることがわかった府警はマスコミから大きな批判を受けていた。

一方、転落死事件を調べていた不破は、佑真の母・涼子（日野綾子）はトラックにはねられて死亡していたことを知る。そして、その事件は解決していない。運転していたドライバーが自首したが、映像は大阪府警の手違いで紛失していた。

実はその事件を起こした運転手は、佑真の母・涼子をひき逃げした犯人だった。亮子の死を“殺し”ではないと思った祖父と孫による、亮子を殺した犯人への復讐だった。佑真の店にきた田中は携帯で事故について軽いことと思う話をしている田中に殺意を抱いた。佑真は争った末、田中を階段から突き落としてしまった。佑真は最後の頼みとして、祖父と楽しく遊んでいた道に祖父を連れて行った。

ヤングケアラーの孫が祖父、母を思い犯した罪

第3話も切ない事件だった。酔った末に事故を起こした加害者が、酔っていることをばれないように翌日に出頭する。現実の事件でも、すぐには出頭しない人が多くいるが、つい、このドラマを同じように、飲酒がばれないように翌日以降に出頭しているのではと思ってしまう。ドラマでは、母を殺した犯人が“ばれない”と発言したことに怒って階段から突き落としてしまうというものだった。かばう祖父は認知症なのだが“孫を思う気持ち”は、認知症になっていようとなっていなかろうと変わらない。涙してしまうシーンとなった。

8月1日放送の第4話からは新展開

“国有地払い下げ問題”と、またまた攻めたテーマを掲げる。第2話、第3話では登場回数の少なかった高峰仁誠（竹財輝之助）たちが登場する。不破（上川隆也）とのからみが気になる回をなる。

第4話、第5話のゲスト解禁

第4話、第５話は大阪府内にある荻山学園の“国有地払い下げ問題”に伴う収賄疑惑と、戸籍売買が絡む刺殺事件の勃発からドラマは始まる。最高検の検察官・折伏崇を宮川一朗太、国有地をめぐる収賄疑惑で便宜を図ったとされる近畿財務局の調整官・安田啓輔を少路勇介が演じ、第4話、第5話の両方に出演する。第４話は、荻山学園理事長・荻山孝明を千原せいじ、大阪地検公判部・検事で安田の同級生の鈴木一人を駒木根隆介が演じ、第５話は、突然消えた姉を待つ金森実花を谷村美月、食堂「一膳」の従業員で実花の姉・金森小春を祷キララが演じる。

宮川一朗太は、上川隆也との共演にワクワクしたといい、上川隆也が演じる検事よりも上役なポストであるため「“上から目線”や“嫌味な話し方”など、かなり高飛車なキャラを意識して演じたので、そのあたりを皆さんにも楽しんでいただけたらと思います」と笑う。

配信も好評

7月11日～7月16日の間に、7月11日に放送した「能面検事」の第1話のTVerでの配信数が100万回を突破したことが発表された。

■第4話あらすじ

三つの事件を跨いだ大阪府警の捜査資料紛失事件は幕を閉じたが不破俊太郎（上川隆也）たちは検察が窮地に追い込まれる新たな事件に直面することになる。

事の発端は“国有地払い下げ問題”に伴う収賄疑惑だ。その背景に、理事長・荻山孝明（千原せいじ）が衆議院議員・兵馬三郎に口利きをしてもらい、近畿財務局の調整官・安田啓輔（少路勇介）が便宜を図っていたという疑いが浮上。高峰仁誠（竹財輝之助）を中心とした大阪地検特捜部が、近畿財務局を家宅捜索することに。だが安田は高峰の聴取に対し、頑なに黙秘を貫く。

その頃、不破は、ある殺人事件に手を焼いていた。被疑者・沖田瑠衣（浦山佳樹）は、外国人男性と道で口論になりナイフで刺したと供述していたが、その後の調べで被害者が沖田の戸籍を買い、“日本人・沖田瑠衣”として生きていたことが判明したのだ。

沖田は、闇サイトで指定されたところに自分の証明書を送っただけで、仲介者とは会ったこともないと自供。SNSで自分の名を騙る人物を発見し、戸籍を返すよう迫ったが拒否され逆上してしまったという。

テレ東　2025年7月11日スタート。毎週金曜日21時放送「能面検事」。出演：上川隆也、吉谷彩子、大西流星（なにわ男子）、観月ありさ、寺脇康文、宇梶剛士、竹財輝之助、松尾諭、　ほか。番組公式X（Twitter）アカウントは「@tx_drama9」。

◇テレ東「能面検事」番組公式サイト

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