7/27NHKアガサ・クリスティー「殺人は容易だ」住民全員容疑者!?前編あらすじとみどころ

今年1月にNHKBSP4Kで放送されたミステリーの女王アガサ・クリスティー原作のドラマ「殺人は容易だ」(全二話)がNHK総合にて7月27日23時に前編が放送される。YouTubeにてオリジナル版のトレーラーが公開中。8月3日に後編の放送が予定されている。
「アガサ・クリスティー 殺人は容易だ」は、1939年に出版されクリスティーによるノンシリーズの名作を現代的なアレンジを加え、豪華キャストでドラマ化。2015年からスタートの英BBCの特集ドラマシリーズの最新作だ。これまで同シリーズの「蒼ざめた馬」が2022年に、「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」が2024年にNHKで放送されている。
列車で乗り合わせた老婦人から、彼女の村で起きている連続殺人の話を聞いた聡明な青年ルーク・フィッツウィリアムは、思いがけない出来事から彼女の住んでいた村に乗り込み捜査を始めることに…。
ところが、開始時点ですでに被害者は3名、さらにその老婦人も亡くなり、ルークが村に到着後も次々と被害者が…。容疑者は村人全員。果たして彼らは犯人なのか、それとも次の被害者なのか?
原作の主人公は、植民地で警官を務めあげ退職した元警察官だったが、本作ではナイジェリアから政府職員としてイギリスへやってきた若き黒人男性に置き換えられるなど、アガサ・クリスティーの古典作品に現代的で斬新なアプローチが取り入れられており、原作との違いを楽しんでみるのも一興だ。
主人公のフィッツウィリアムを演じるのは、米HBOと英BBCの共同制作の金融ミステリードラマ「インダストリー」でメインキャラクターの一人を演じて注目を浴びたデヴィッド・ジョンソン。
主人公の運命を変えることになる老婦人を『ダウントン・アビー』のペネロープ・ウィルトン。さらに「シェトランド」ジミー・ペレス警部役のダグラス・ヘンシュオールがホートン少佐役で、プライムビデオ『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』のガラドリエル役のモーフィッド・クラークがヒロインのブリジット役で出演する。
■前編あらすじ
1954年。ナイジェリアの青年ルーク・フィッツウィリアムは、イギリスの政府職員として働くことが決まりロンドンに向かっていた。列車の中で出会った年配の女性ラビニアは、地元で連続して発生している事故死は殺人だと話す。村では相手にされないのでロンドン警視庁に通報しに行くところだという。ところがロンドンに到着直後、ラビニアはひき逃げに遭い命をおとす。ルークは真相を解明するためラビニアの村へ行くことにする。
■キャスト
ルーク・フィッツウィリアム(デヴィッド・ジョンソン:阪口周平)
ブリジット・コンウェイ(モーフィッド・クラーク:清水理沙)
ラビニア・ピンカートン(ペネロピ・ウィルトン:滝沢ロコ )
ホイットフィールド卿(トム・ライリー:小山力也)
トマス医師( マシュー・ベイントン:中村章吾)
ホートン少佐(ダグラス・ヘンシャル:魚健)
ハンブルビー牧師(マーク・ボナー:村治学)
ハンブルビー夫人 (ニムラ・ブッチャ :水野ゆふ)
ローズ・ハンブルビー(フィービー・リコリッシュ 松井茜)
ピアス夫人(タムジン・アウスウェイト:所河ひとみ)
カーター夫人 (キャスリン・ハウデン:竹口安芸子)
リバース (ジョン・ポインティング:北田理道)
オノリア・ウェインフリート(シネイド・マシューズ:渋谷はるか)
リード巡査(ケビン・メインズ:松川裕輝)
ブル刑事(ブライアン・マッカーディー:斎藤志郎)
ほか
[原題] Murder Is Easy
[制作] 2023年 イギリス
[音声] 2か国語(主音声:日本語吹き替え 5.1ch/副音声:英語 ステレオ)
[字幕放送] 有り
◇NHK『殺人は容易だ』ミステリーの女王クリスティー原作のドラマ
◇YouTube|Murder Is Easy |BBCトレーラー