「トリガー」銃乱射事件に飛び込むキム・ナムギル…急速に拡散する銃とキム・ヨングァンとの出会いで緊迫【第1-2話あらすじ】

7月25日に全10話を独占配信開始したNetflixオリジナルシリーズ「トリガー」。物語の幕明けとなる第1話と第2話では、銃に対するトラウマを抱えながらも警察官として市民に寄り添うイ・ド(キム・ナムギル)が、ある銃乱射事件を発端に国内での銃の拡散事件に巻き込まれていく様子が描かれた。気になるあらすじと見どころをチェックしてみよう(ネタバレあり)
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「トリガー」は、“銃器クリーン国家”とも呼ばれる韓国を舞台に、出所不明の違法銃器が配送され、銃犯罪が多発する中、それぞれの理由で銃を手に取った2人の男の姿を描く“銃撃アクション・ディザスター・スリラー”。【「トリガー」を2倍楽しむ】では制作発表会動画・まとめ、全話あらすじなどドラマを深掘りしていく。
■キャスト【キャラクター(俳優・登場人物)を画像・相関図付きで徹底紹介】
イ・ド役:キム・ナムギル
ムン・ベク役:キム・ヨングァン
ク・ジョンマン役:パク・フン
オ・ギョンスク会長役:キル・ヘヨン
チョ・ヒョンシク役:キム・ウォネ
ユ・ジョンテ役:ウ・ジヒョン
ユン・ウォンチョル役:チョン・ウンイン※特別出演
チュ班長役:チョ・ハンチョル※特別出演
ほか
■第1話あらすじ
人々の暮らしが豊かになる一方で抑圧されていく現代社会。イ・ド(キム・ナムギル)は巡査としていつもと変わらない日々を送っていた。一方、長年公務員試験に落ち続け就職浪人中のジョンテ(ウ・ジヒョン)は社会的プレッシャーからノイローゼを抱え、精神科医にかかるも、予備校で中を乱射する妄想を抱く。学生寮での共同生活でもルールを守らない周囲の人々に怒り、そしてどうにもできない自分に憤りを抱く。生活に困窮し自殺した無職の若者の遺体から実弾が見つかり、呼び出されたイ・ドは部屋を調べるが、部屋には大量の銃弾が発見される。軍にいた頃に経験した紛争でのトラウマにこの時はまだ、韓国で起きている異変に気づいていなかった。
息子を仕事のせいで失い、抗議活動を続ける母ギョンスク(キル・ヘヨン)を助けたり、前科者のウォンソン(イ・ソク)が浄水器業者を襲おうとしていたところを助けたりと正義を全うする一方、ジョンテは遂に怒り心頭で寮の迷惑な住人を殺害して立て籠もってしまう…。
■見どころ
序章となる第1話では銃器クリーン社会の韓国で、市民に寄り添う巡査イ・ドが社会に広がる闇に向き合うきっかけとなる銃乱射事件が描かれた。冒頭のニュースの場面では、韓国が経済成長を遂げ、暮らしが豊かになっていく一方で、人々の精神はストレスに蝕まれていき、豊かさと不安・孤立などのキーワードが現代社会を風刺。銃乱射事件を起こしたジョンテもまた公務員試験に10年連続で落ち続けるという社会的な不安を抱え、精神を病んでいる。彼の行動は極端ではあるものの、周囲の迷惑を顧みない隣人たちが我が物顔でのさばっていることから、凶悪犯にもある程度感情移入ができるのが本作の特徴だ。
断片的にイ・ドが軍に所属していた時に経験したトラウマの映像が挿し込まれ、優しく温厚なイ・ドの過去が物語への興味を掻き立てる。
■第2話あらすじ

学生寮に立てこもったジョンテが住人を次々と殺していく中、イ・ドらが現場に駆けつける。殺戮を止める気のないジョンテに対して、銃に詳しいイ・ドが単身乗り込み、後輩のピンチを救いジョンテを検挙した。イ・ドの活躍で事件は収束したものの、なぜ一般市民が大量の銃器を持っていることに驚く。
やってきた署長(チョン・ウンイン)に押収された銃の詳細を説明するイ・ド。銃は海外で使われているものだった。更に自殺現場から発見された銃弾とも関連があることを示唆。取り調べでイ・ドを指名したジョンテは、銃は誰かから宅配で届き、他にも銃を持っている人物がたくさんいると供述。
相手にしようとしないチュ班長(チョ・ハンチョル)に対して、最悪の事態を危惧するイ・ド。その頃、ある高校ではギュジン(パク・ユンホ)らが壮絶ないじめに人生を悲観していた。
暴力団の下で後始末を請け負う下っ端のジョンマン(パク・フン)も組織に利用されているだけだと知り、裏切られたと分かるとすぐに始末した社長の車を漁り、発見された拳銃で下剋上を企てる。
前科者のウォンソンは周囲の目に息苦しさを覚えるが家に帰り、届いていた銃を見ると、軍隊の射撃訓練に紛れて森の中で射撃の練習を始める。イ・ドが彼の家にも同じ宅配物が届いていたことを突き止めるが、ウォンソンは既に足輪を捨てて逃走していた。ウォンソンの自宅に潜入したイ・ドは物音を聞きつけて男を取り押さえるが、それはウォンソンではなく、荷物を取りに来たというムン・ベク(キム・ヨングァン)だった…。
■見どころ
第2話では銃乱射事件に駆り出されたイ・ドが臨場感溢れるアクションで事件を収束させるものの、大量の銃器押収やジョンテの供述でこの先待ち受ける銃を手にした人物たちのと対峙を予感させた。第2話では、今後、銃の拡散と密接に関連するであろう人物のエピソードが順々に描かれ、暴力団の下っ端、息子を社会に殺された母親、いじめの被害者、周囲から白い目で見られる前科者などイ・ドと面識がある人物を含む様々な人物が登場し、銃を受け取った際に極端な行動に出る動機が描かれた。
差出人不明で銃が届くというミステリー解明が今後の物語の軸となる一方、実際の韓国が銃器クリーン社会と呼ばれながらも、世の中の男性の大半が兵役で銃器の扱いを経験しているという点が、上述の社会的な理不尽な扱いを受ける人々の描写とともに作品にリアリティを与えている。
第2話のラストでは作品のもう一人の主人公であるムン・ベクが登場。敵か味方か分からない彼とイ・ドの出会いと、急速に不安化していく世界観が続く第3話への好奇心を掻き立てる。
2025年夏、韓国発のOTT(動画配信サービス)ドラマ界では、スリリングな題材を武器にした2つの超大作が話題をさらっている。
●銃か宝か―Netflix「トリガー」vs Disney+「パイン ならず者たち」、今夏必見の韓国ドラマはどっち?
『トリガー』は、2025年7月25日にNetflixで全世界同時公開される。【「トリガー」を2倍楽しむ】
では制作発表会動画・まとめ、キャスト・キャラクター徹底紹介、全話あらすじなど紹介していく。
