「優しい男の物語」イ・ドンウク×イ・ソンギョン、交錯する記憶と決断の行方【第3話第4話ネタバレ】

画像:JTBC「착한 사나이」より
ディズニープラスで独占配信中の、JTBCが金曜シリーズ「優しい男の物語(착한 사나이)」の第3話と第4話が7月25日放送された。この回ではパク・ソクチョル(イ・ドンウク)とカン・ミヨン(イ・ソンギョン)の間に横たわる傷が明かされ、物語は新たな局面へと突入した。次回(第5話-第6話)予告動画も公開。
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「優しい男の物語」は、三代続くヤクザ一家の長男でありながらも意外な純情を秘めたパク・ソクチョル(イ・ドンウク)と、歌手を夢見る彼の初恋相手カン・ミヨン(イ・ソンギョン)が繰り広げる感性派ノワールドラマ。⇒【全話あらすじと見どころ】
■キャスト
パク・ソクチョル役:イ・ドンウク
キム・ミヨン役:イ・ソンギョン
カン・テフン役:パク・フン
パク・ソクヒ役:リュ・ヘヨン
パク・ソッキョン役:オ・ナラ
ほか
■第3話・第4話あらすじ(ネタバレあり)
ソクチョルと父パク・シルゴン(チョン・ホジン)は、組織という過酷な現実を挟んだまま心の距離を埋められずにいた。かつて息子を裏社会に導いた父は、息子の責めを受け止めながらも、今や組織の資金すら自由に扱えない立場に追い込まれていた。シルゴンは、キム・チャンス(イ・ムンシク)からの金の借り入れにも失敗し、静かに後悔を抱えたまま夜の街を一人歩いた。
一方、ソクチョルの尽力によりミョンサン実業の再開発プロジェクトは好調に滑り出す。だが、報酬の前倒し支払いを求める交渉の裏で、キム・チャンスは「カン・テフン(パク・フン)も金のために会社を去った」と語る。その一言に込められた意味は重い。かつてテフンは横領の濡れ衣を着せられ、会社を追われ、妹まで失ったという過去を抱えており、その復讐心が再び浮上する気配を見せた。
カン・ミヨンはオーディションに挑戦するも、実力を高く評価されながら「コネも金もない」理由で落選させられる。失意の彼女のもとに現れたのはソクチョルだった。彼はテフンの縄張りである芸能事務所ニルヴァーナに乗り込み、マネージャーの横暴を一蹴。ミヨンを合格に導き、再び彼女の人生に光を差し込んだ。
その夜、ミヨンは初舞台に立ち、ソクチョルの応援を背に歌声を響かせた。だがその平穏は長く続かず、ソクチョルに一本の緊急電話が入り、席を外した隙にテフンが現れる。彼はミヨンの名前を尋ね、ステージの主役に押し上げるよう指示を出した。この瞬間、彼の中でミヨンに対する思惑が生まれた。
電話の発信元は警察署だった。チャンスの車から麻薬が見つかったとの報に、ソクチョルは衝撃を受ける。捜査の結果、麻薬はテフンによる仕込みと見られたが、薬物検査でシロと判明したことで真相は霧の中に沈んだ。ミョンサン実業との契約は白紙に戻り、ソクチョルの怒りは頂点に達する。そんな中、チャンスはソクチョルに向かって「どちらか一人が消えればいい」と冷酷な提案を突きつけた。
同じ頃、テフンはミヨンの初メインステージを目の前で見守り、その視線には抑えきれない欲望がにじんでいた。ソクチョルとテフン、二人の男が交差する中、彼女の存在は争いの中心へと巻き込まれていった。
今回のエピソードでは、ミヨンの過去も明らかになった。ソクチョルの妹であるソクヒ(リュ・ヘヨン)から、彼女が学生時代に不良グループのいじめを受けたことで舞台恐怖症となり、その一件が原因でソクチョルが彼らの学校に乗り込み、退学処分となった経緯が語られる。
ミヨンは自らのせいでソクチョルの人生が狂ってしまったのではと自責の念に駆られる。「あの出来事がなければ、兄の人生は違ったかもしれない」というソクヒの言葉が、彼女の心を深くえぐった。だが、ソクチョルはその過去を笑って受け止め、過ぎたことだと語る。そんな彼の優しさが、ミヨンの涙を誘った。
それぞれの過去が今を引き裂きながらも、希望を探す姿が印象的だった第3・4話。自らの傷と向き合いながら進むソクチョルとミヨンの関係は、次第に兄妹のような絆と深い信頼へと変化していく。果たして二人は、互いの過去を受け入れながら未来を築けるのか。その行方に注目が集まる。
JTBC金曜シリーズ「優しい男の物語」は、毎週金曜日20時50分より2話連続で放送中。Disney+(ディズニープラス)を通じて独占配信される。第5話と第6話は8月1日。
◇YouTube「착한 사나이」第5-6話予告(日本語字幕なし)
◇韓国ドラマ『優しい男の物語』|予告編2
