「私の夫と結婚して」の次は、ナムグン・ミン主演「ストーブリーグ」を亀梨和也主演でリメイク

韓国で大ヒットしたドラマを、日本版として再構築した「私の夫と結婚して」(主演:小芝風花×佐藤健)がプライムビデオで独占配信され、人気を博している。そんな中、2019年に韓国・SBSで放送され、社会現象を巻き起こした野球ドラマ「ストーブリーグ」が、日本版としてついにリメイクされる。
主演は亀梨和也、監督は「おっさんずラブ」などで知られる瑠東東一郎。二人にとっては初タッグとなる注目作だ。亀梨と瑠東監督からのコメントも全文ご紹介。オリジナル韓国版の予告動画はYouTubeにて視聴できる。
韓国ドラマ「ストーブリーグ」は、野球未経験のGM(ゼネラルマネージャー)が、万年最下位に甘んじるプロ野球チームの再建に挑むヒューマンドラマ。主演は、韓国の地上波3局の大賞を受賞し、「演技の神」と称されているナムグン・ミン。
共演はNetflixシリーズ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」での演技が絶賛されたパク・ウンビンら演技派たちが配された。
選手ではなく球団運営の裏側に焦点を当てた斬新な設定と、困難を乗り越える痛快な展開で人気を博し、最高視聴率は20.8%を記録。第56回百想芸術大賞ではドラマ作品賞をはじめとする複数の賞を受賞し、2020年の韓国ドラマ界を席巻した。【「ストーブリーグ」を2倍楽しむ】では、オリジナル版の全話あらすじと見どころ、キャスト紹介などまとめている。
今回の日本版リメイクは、韓国の制作会社スタジオSと、NTTドコモ・スタジオ&ライブによる日韓共同プロジェクトとして展開。舞台を日本のプロ野球界に移し、原作の持つ熱量と感動を再解釈する。
主人公のGM役には、俳優・スポーツキャスターとしてマルチに活躍する亀梨和也が決定。冷静かつ大胆に改革を進めるキャラクターをどう演じるかにも注目が集まる。そしてメガホンを取るのは、数々の話題作を生み出してきた瑠東東一郎監督。視聴者の心を掴む人間ドラマとして、新たな「ストーブリーグ」をどう描くのか、期待が高まる。
亀梨と瑠東監督からのコメントも届いており、作品への意気込みが伝わってくる。
放送は2026年を予定。韓国で高い評価を受けた名作が、日本のエンタメ界でどのように生まれ変わるのか──今後の続報に注目したい。
■主演・亀梨和也コメント
――オファーを受けたときの率直なお気持ちを教えてください。
監督やプロデューサー、そして今回韓国との共同プロジェクトということで、これまで自分が関わってこなかった新しい環境の中でお仕事ができるということに真新しさを感じています。野球というスポーツが題材ということもあり、自分の中では嬉しい反面、同時に野球を全然知らない未経験者を演じることで、観てくださる方々にとって難しさが出てしまうということが悩みでもありました。それでも、熱い想いで「亀梨さんで進めていきたい」とお声がけいただき、この作品に飛び込んでみようと決意しました。
――GMを演じることについてどのような思いがありますか?
これまでも広く知られている方々はいらっしゃいますが、日本のプロ野球におけるGMは、海外ほどその存在や役割が広く知られているわけではないと感じています。だからこそ今回演じるにあたっては、作品の中でGMという立場にどう説得力を持たせるか、そしてその立ち位置や役割を提示していくことに挑戦していきたいと思っています。また、これは野球に限らず他のスポーツにも言えることかと思いますが、未経験ながらもGMという角度からチームを支え、盛り上げていく―その在り方に大きな魅力を感じています。役作りにあたっては、自分なりに調べたりしながら、実際にGM経験のある方のお話も聞いてみたいと思っています。
――現場の雰囲気はいかがですか?
まだ撮影が始まったばかりですが、結構ポップな作品になるのかなというのは現場の雰囲気から感じています。瑠東監督もすごく明るい方で、そんな監督の空気感が現場にも自然と広がっていると思います。今後撮影が進むにつれて、ストーリーの本質的な部分と色鮮やかな部分とが交錯しながら、作品としての濃度が上がっていくのではないかと、今から楽しみにしています。
――これからドラマを観てくださる視聴者の皆様へのメッセージをお願いいたします。
僕自身お話をいただいてから韓国のオリジナル版も観させていただき、すごく素敵な作品だと感じました。日本を舞台にリメイクをさせていただくにあたり、日本らしさや自分たちらしさというものを1シーン1シーン逃さず、みんなで話し合いながら作り上げていっています。設定を置き換えることの難しさも正直あったりはするのですが、丁寧に日本版のストーブリーグというものを作り上げていきたいと思っていますので、ぜひたくさんの方に観ていただきたいなと思います。
■瑠東東一郎監督コメント
――日本版リメイク制作が決まったときの率直なご感想をお聞かせください。
まず韓国版を観て率直に、めっちゃおもしろいなと思いました。そもそも野球の裏側というテーマに興味が湧き、そこで繰り広げられる人間と人間の戦いみたいな、その熱さが韓国の作品としておもしろかったし、日本でリメイクしても、すごく楽しく観てもらえる作品になるんじゃないかということを強く思いました。
――日本版リメイクにあたっての意気込みをお聞かせください。
まず⼤前提として、原作がすごく素敵な作品なのでリスペクトを持ち、原作を⼤事にしながらも、⽇本版としての新たな要素や楽しさ、⽇本版ならではのいろんなテイスト・味わいを加えて魅⼒的に作っていければなと思っています。さらに、韓国の方にも観ていただき、おもしろいと思っていただけたらすごく嬉しいですね。
――主演を演じられる亀梨さんの印象をお聞かせください。
原作でナムグン・ミンさんが演じられたGMペク・スンスを観たときから、自然と亀梨さんの姿が頭に浮かんでいて、実際にGM役が亀梨さんに決定したとき、ビタっとはまる感覚がありました。現場でお会いしても、役に対する理解が非常に深く、チームを引っ張ってくれて、俳優部への気遣いも含めて座長としても頼もしい姿が印象的です。今回こんなに野球が得意な亀梨さんの野球シーンを撮れないことだけはめちゃくちゃ残念なんですけど(笑)。原作を⻲梨さんですごくイメージできただけに、どう膨らませていくか悩んだ部分もあったのですが、演じてくれた段階で全体像が明確に⾒えだしたし、彼が演じる事でしか作れない魅⼒を体感出来て、今はワクワクしながら⽇々撮影してます。
――これからドラマを観てくださる視聴者の皆様へのメッセージをお願いいたします。
まずは原作を好きな方も知らない方にも、もちろん観ていただきたいですし、野球を好きな方も、野球をまだまだ知らないという方が観ても、野球界ってこんな風になっているんだという、普段はなかなか観ることのできない裏側の世界の人間模様が描かれているので、その辺も楽しみにしていただきたいです。日本版では原作の重厚な世界観は崩さず、ちょっとコミカルなテイストも入れてポップな楽しさも加えてますのでより多くの方に観て楽しんでもらえたらなと思います。
◇韓国版公式サイト
