朝ドラ「あんぱん」漫画家で生きてゆくこと決めた北村匠海を全力で支える今田美桜…第19週あらすじと第20週予告

08時31分ドラマ
©NHK

若き天才・手嶌治虫(眞栄田郷敦)に刺激を受け、嵩(北村匠海)は三星百貨店をやめて、退路を断つ決意をした。そんな嵩のことを鉄子(戸田恵子)の秘書を続けながら、のぶ(今田美桜)は支えてゆく。NHK朝ドラ「あんぱん」の第20週「見上げてごらん夜の星を」(8月11日~8月15日)のあらすじとみどころを紹介。予告動画は番組公式サイトに公開されている。



朝ドラ「あんぱん」とは
「あんぱん」は『アンパンマン』を生み出したやなせたかしと小松暢の夫婦をモデルに、生きる意味も失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかった二人の人生。何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現し『アンパンマン』にたどり着くまでを描き、生きる喜びが全身から湧いてくるような愛と勇気の物語だ。その第19週が8月4日から放送された。

いせたくや役でMrs. GREEN APPLEの大森元貴が学ラン姿で登場

アーティスト活動だけでなく映画『#真相をお話しします』で菊池風磨とダブル主演を果たした大森元貴が4日の第91話から登場した。学ランに学生帽という出で立ちでの登場で、役に合わせて体重も増やしたという。NHKのど自慢に出演したいメイコ(原菜乃華)に歌唱指導をするシーンもあった。11日から放送される第20週ではその大森が舞台で歌唱するシーンも待っている。

嵩(北村匠海)の人生に大きな影響を与える手嶌治虫(眞栄田郷敦)も登場

漫画家として成功している医学生でもある手嶌治虫は嵩の人生に大きな影響を与える。手嶌治虫の漫画をみて、“焦り”と“嫉妬”を感じた。本人に会って、好青年だということもわかり、自らを奮い立たせてくれた。三星百貨店をやめ、漫画家として独立することになる。

メイコ(原菜乃華)の思いが健太郎(高橋文哉)に届いた

子どもの頃からずっと健太郎のことを好きだったメイコは、のど自慢の予選にでるも、途中でメイコの歌を聴きに来た健太郎に気がつき、動転してしまい、失敗してしまう。ただ、それがきっかけとなり、メイコは自分の気持ちを健太郎に伝えられ、健太郎もメイコのことを思っていてくれたこともわかった。半年後、二人は結婚し、子どもにも恵まれた。メイコの人生が2回の放送であっという間に好転したことには驚く視聴者も多かった。

第20週では、嵩が漫画に専念し始める

手嶌治虫(眞栄田郷敦)らに刺激を受けた嵩は、ついに百貨店を止めて、独立する。しかし、当然ながら簡単に仕事があるわけもなく……。そのことをのぶには言い出せず。モデルとなっているやなせたかしも、漫画家として一人立ちしてから、簡単に売れたわけではない。アンパンマンが描かれるまでにはまだまだ相当な年月が必要となる。

【第19週(2025/8/4-8/8)ネタバレあらすじ】

のぶ(今田美桜)は鉄子(戸田恵子)の秘書として忙しく働いていた。世良則雄(木原勝利)が独立したため、のぶは第一秘書としてこれまで以上に忙しくなっていた。

嵩(北村匠海)も三星百貨店の宣伝部で一目置かれるようになっていた。ある日、嵩は舞台のポスターを描くことになり、カフェで打ち合わせをしていると、いせたくやと名乗る青年(大森元貴)が話しかけてきた。いせは演劇が大好きで、嵩たちの話を聞いていて、どうしても話したくなってしまったといい、嵩は3時間、いせに付き合う。

そんな中、嵩は手嶌治虫をの漫画を読んで焦りを感じる。のぶは嵩に週刊誌を差し出し、漫画の懸賞に応募してみてはと提案する。嵩は久しぶりに漫画を描き始めた。嵩の漫画が入選し、大喜びののぶ。嵩はのぶの笑顔がうれしくてたまらない。

そんな中、蘭子(河合優実)が仕事の都合で上京することになり、メイコ(原菜乃華)と2人で引っ越してくる。のぶたちの向いのアパートがあいているのでそこに住むことになった。数日後、メイコが働くカフェでのぶが嵩を待っていると、嵩は健太郎(高橋文哉)を連れて現れる。動揺を隠せないメイコに、NHKで働いているという健太郎は『のど自慢』の予選会を受けてみてはと勧める。メイコは店で、いせに指導してもらう。

のぶと嵩の応援を受け、メイコはのど自慢の予選会で順調に歌いだす。嵩は“よかれ”と思って健太郎にメイコの歌を聴きに行って欲しいと頼む。健太郎が入ってきたことを知ると、メイコは緊張してしまい、歌を歌えなくなってしまった。結果は当然予選落ちだったが、住まいに戻ったメイコをおいかけてきたのは健太郎だった。二人は今まで思っていた気持ちを伝え、付き合うこととなり、半年後には結婚できた。

嵩は思い切り漫画を描きたいと、会社を辞める意思をのぶに伝える。のぶは全力で応援すると答え、希望に燃える2人だったが、5年後、相変わらず嵩は三星百貨店で働いていた。副業の稼ぎが安定してきて、最初に決めた“給料と同じ程度副業で稼げるようになったら漫画に専念する”という条件もクリアする。しかし、いざ退職となると不安が募る。そんなある日、偶然いせたくやと再会する。たくやと話すうちに勇気づけられた嵩は、その夜、改めてのぶに漫画一本でやっていくことを伝える。

嵩はカフェで打ち合わせをしていた手嶌治虫(眞栄田郷敦)に声をかけられる。「何事か?」と思うと、嵩の靴の紐がほどけていたのだ。手嶌は靴の紐のほどけにくい結び方まで教えてくれた。いたたまれない気持ちで会社に戻った嵩は、意を決して退職届を提出する。一方のぶは、鉄子に意見して怒らせてしまう。落ち込んで家に帰ると、上機嫌な登美子(松嶋菜々子)が待っていた。嵩から話があると聞いていて、出世したのか、のぶのおめでたかと嬉々としていたが、嵩が三星百貨店を辞めると聞いて表情が一変する。考え直すように嵩に言うが、嵩は「これ以上僕達の人生に立ち入らないでくれ」といって登美子を帰してしまった。

嵩とのぶは、これからの人生を思い描く。のぶは“ちっぽけな嵩がいつか天才も驚くような作品”を作ることを信じていると嵩に告げた。



【第20週(2025/8/11-8/15)あらすじ】


■第96話(月)

独立した嵩(北村匠海)は独創漫画派という集団に所属し、そこで割り振られた仕事をこなしていた。だが、決して順調とは言えなかった。嵩を支えるため、のぶ(今田美桜)は鉄子(戸田恵子)に秘書を続けさせてほしいと頭を下げる。そんな中、八木(妻夫木聡)の店で自分の漫画は大衆受けしないと愚痴る嵩。八木は大衆に媚びずに嵩らしいものを書けばいいのだと諭す。そこに買い物に来た鉄子が、嵩に聞きたいことがあると言い…。

■第97話(火)

仕事のスケジュールで埋められた黒板を見て、声を弾ませるのぶ(今田美桜)。だが嵩(北村匠海)にそんな仕事はなく、ため息をつくばかり。一方、のぶは鉄子(戸田恵子)から思いもよらない言葉を告げられる。数日後、のぶは登美子(松嶋菜々子)の家を訪ねる。忙しい嵩に余計な心配をかけたくないと話すのぶだったが、登美子から意外な言葉が返ってきて、のぶは肩の力が抜ける。

■第98話(水)

のぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)は互いに隠していたことを打ち明け、新たに前を向く。それから7年の歳月が流れ―、未だ漫画家として売れる気配のない嵩。そんなある日、いせたくや(大森元貴)が独特な雰囲気の六原永輔(藤堂日向)を連れて柳井家にやって来る。2人は嵩にミュージカルの舞台美術を手掛けてほしいという。自信がないと弱腰の嵩だったが、のぶに「たっすいがーはいかん」と背中を押され、翌日稽古場を訪ねる。

■第99話(木)

たくや(大森元貴)と永輔(藤堂日向)の勢いに気圧され、嵩(北村匠海)は舞台美術の仕事を引き受けることに。さっそく絵コンテを描き上げ、嵩が改めてイメージを尋ねると、永輔はイメージは嵩に一任すると言う。愚痴りながらもせっせと描き上げる嵩に、のぶ(今田美桜)は楽しそうだと言ってそっと寄り添う。本番初日の前日。通し稽古後に細かく修正を加えていく永輔に、戸惑うたくやたち。彼らのやりとりに嵩は圧倒される。

■第100話(金)

舞台公演は成功裏に幕を閉じる。数日後、なぜかぼんやりした様子の嵩(北村匠海)。そこに、また一緒に楽しい仕事をしようとたくや(大森元貴)がやって来る。しかし、嵩は聞く耳を持たず、やってみてはと言うのぶ(今田美桜)にも、口出ししないでくれと反論する。それ以来、ぎくしゃくする2人。そんな中、のぶは嵩に内緒であることをしていた。何も知らず八木(妻夫木聡)に会い行った嵩は、目の前の光景に目を疑う。

■スタッフ他


脚本:中園ミホ
主題歌:RADWIMPS「賜物」
語り: 林田理沙アナウンサー
出演:今田美桜,北村匠海,七瀬公,池田努,江原パジャマ,川俣しのぶ,西村雄正,おしの沙羅,戸田恵子,妻夫木聡,松嶋菜々子,二宮和也,木村優来,平山正剛 他

 <総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
 <BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時00分~11時30分[再]
   (土)午前9時45分~11時[1週間分]

NHK朝ドラ「あんぱん」番組公式サイト
NHK朝ドラ「あんぱん」番組公式Twitter @asadora_nhk

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