「べらぼう」治済(生田斗真)が大雨の中で狂気の舞を披露でネットを震撼 第30話ネタバレ第31話予告

NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(毎週日曜総合20時~、BS、BSP4K18時~)8月10(日)放送の第30話「人まね歌麿」では大雨を好機と捉えた“治済”生田斗真の“狂気ダンス”にネットが震えた。8月17日(日)放送の第31話「我が名は天」では意次(渡辺謙)後ろ盾の家治(眞島秀和)が倒れる。予告動画は番組公式ホームページで公開中だ。
大河ドラマ64作目となる「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は貸本屋から身を興し、書籍の編集・出版業を開始し、のちに江戸のメディア王として時代の寵児となった“蔦重”こと蔦屋重三郎の波乱万丈の人生を描く。
8月10日放送の第30話では、治済(生田斗真)の誘いで、田沼意次(渡辺謙)の宿敵、賢丸こと松平定信(井上裕貴)が政務に本格参加する一方、画風を追い求める歌麿が、暗い過去と対峙する様子が描かれた。妖怪画を得意とする鳥山石燕役で再び片岡鶴太郎が登場し、迷える歌麿の救いとなった。歌麿を売り出したい蔦重、そして政権を我が手にすべく暗躍する治済の“時が来た”展開に、期待と不安を抱える回となった。
そして8月17日(日)放送の第31話では、江戸を襲った大洪水の混乱、将軍・徳川家治の体調不良により、意次をめぐる政変の気配が不穏な空気を漂わせる。時代の転機に蔦重がどう立ち回るか、新たな展開から目が離せなそうだ。
■治済、雨の中の狂気ダンスにネット震撼
田沼意次を第一線から引きずり降ろそうと暗躍する治済が、ついに定信を公儀に加え、舞台を整えてきている。久々に登場した定信が治済と対面するシーンでは、治済が意次への不満を漏らすと、かねてから意次に反感を持っていた定信も皮肉を口にするなど、まだ恨みを心にためている様子が伺えた。
そして終盤では、意次が編み出した「貸金会所令」に対する反対意見が集まる中、屋敷の中から大雨が降るのを眺めていた治済が、傘もささずに外へ出て不意に踊り出し、「時が・・・来た!」と一言。華麗なターンを2回、身軽な跳躍に歓喜がにじみ出る。「治済はこの世でただ一人この雨を好機と捉えた人。誰の目も気にせず喜びを表現して欲しい」という演出からの要望で、一発本番で臨んだ生田斗真会心の姿にネットでは「怖い!」「ホラーみたい」「狂気ダンスに震えた」など注目を集めた。
■第30話ネタバレ
白川松平の松平定信は、一橋治済から「政に関わってみないか」と文を受け取る。定信の生家・田安家には跡継ぎがおらず、宝蓮院が亡くなれば、お家取りつぶしになってしまう。すると治済は次の将軍で自分の子・徳川家斉の代になれば、田安家を優遇することを約束し、その言葉で定信は公儀の政に身を投じることになる。
一方、宝蓮院は白河松平家の家格を上げてもらえるよう暗躍。大奥取締の高岳(冨永愛)を通じて家格を引き上げられないか田沼意次に願い出た。意次はこれを認め、家格が引き上げられることになった。こうして定信が幕政へ進出していく。
その頃、蔦重は黄表紙を次々に発表し流行らせていた。少ない入銀で自分の歌を載せられる“入銀狂歌絵本”という新たな企画を立ち上げ、読者の参加を獲得。絵は北尾重政(橋本淳)に依頼する予定だったが、重政から最近歌麿が「人まね歌麿」と呼ばれていることを聞き、歌麿に重政そっくりの絵を描かせて話題を呼ぶ作戦に出る。
さらに蔦重は、歌麿を売り出す時が来たと思い、歌麿らしい画風で勝負に出る決意をし、思い切って枕絵をやらないかと提案する。しかし歌麿には亡き母や、母の情夫・ヤスの記憶がよみがえり作業が進まず、息詰まった歌麿は荷物を持って部屋を飛び出してしまう。歌麿は人気のないところで風呂敷を広げようとすると、社殿の中から人の気配を感じ、中に入ると女(藤間爽子)が座っていた。その女に母の幻影を重ねた歌麿は錯乱状態になり、近くにいた男に襲い掛かかった。
その場に散らばった絵には、描きかけた絵を黒く塗りつぶされて、歌麿の苦難がにじみ出る。そこへ蔦重が止めに入り、その場をとりつくろうが、歌麿は絵が描けない苦しみを打ち明けた。2人が店に戻ると、幼い歌麿に絵を教えた絵師・鳥山石燕(片岡鶴太郎)が歌麿を訪ねて来ていた。妖怪画で知られる石燕は、「三つ目」と歌麿を呼び、迷う歌麿に「三つ目で見た物を描くことが絵師の務め」という言葉に、答えに近づいたような歌麿は、石燕に弟子入りを志願。耕書堂を後にするのだった。
その年の夏、意次は蔦重の“入銀狂歌絵本”からヒントを得た政策「貸金会所命(かしきんかいしょめい)」を発令。全国の町人や百姓、寺社に対し、家の大きさや石高に応じて金を出すよう求め、それを大名に貸し付けるというもの。さらに、幕府は出資者に利息をつけて金を返すと約束し、大名も利息の一部を受け取る仕組みとなっていた。しかし、金を取り立て公儀に納め、それを借りる構造に大名たちは猛反対。庶民の怒りを買い一揆を恐れることに。そんな中、意次の元に利根川が決壊したと報告が入る。
■第31話あらすじ
利根川決壊で江戸が大洪水に見舞われる。蔦重は、新之助(井之脇海)らを気にかけ深川を訪れる。一方、意次は体調を崩した家治(眞島秀和)からある話しを聞く。
NHK大河ドラマ「べらぼう」は2025年1月5日(日)から総合20時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:森下佳子、出演:横浜流星、染谷将太、橋本愛、生田斗真、冨永愛、高岡早紀、風間俊介、尾美としのり、里見浩太朗、渡辺謙ほか。番組公式Xアカウントは「@berabou_nhk」。第31話予告動画は番組公式サイトにて公開中。
◇大河ドラマ「べらぼう~蔦屋栄華乃夢噺」番組公式サイト
【2025年夏ドラマ】【関連記事・全話のあらすじ】
蔦重(横浜流星)が吉原案内本で客寄せに挑戦。予告動画は番組公式ホームページで公開中、初回15分拡大で放送。