テレ東「朝鮮心医ユ・セプン」第19話~第22話:母と娘の悲しい話と疫病の大流行

19時37分映画
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テレビ東京で地上波初放送中の「朝鮮心医ユ・セプン」(全62話)はヒューマン・医療・時代劇。2025年8月16日(土)からの第19話~第22話のあらすじを紹介、予告映像はYouTubeにて公開中だ。【日本語字幕付 二カ国語放送】(ネタバレあり)



心を癒す“新しい医師”の物語

「朝鮮心医ユ・セプン」は、2022年に韓国tvNで放送されたヒューマンドラマ。

今回、テレビ東京ではシーズン1(全12話)とシーズン2(全10話)のシリーズ全話22話を全62話に編集して放送する。今回紹介する第19話~第22話はオリジナル全22話版の6話の後半から8話の中盤まで。⇒【第12話(S1最終回)ネタバレ】【第22話(S2最終回)ネタバレ】

この回では、ウネのセプンへの想いも膨らむ。また徹夜で医書を読んだり、鍼治療のために手を血だらけにして肉に鍼を打ったりと、医術に向けても励む。その一方で、マンボクを通してセプンが神鍼と呼ばれた名医だと聞く。

また、可愛そうな庶子(側室が産んだ子)ソクチョルを通じて、チャングンとジハンの胸が温まる出会いと、チャングムがオコゲのおやつに執着する理由も明かになる。

キャスト

ユ・セプン役/本名ユ・セヨプ:キム・ミンジェ
ソ・ウヌ役:キム・ヒャンギ
ケ・ジハン役:キム・サンギョン
マンボク役:アン・チャンファン
ばあちゃん役:チョン・グクヒャン
ナメさん役:ヨン・ボラ
イップン役:キム・スアン
チャングン役:ハン・チャンミン
 ほか
原題:조선 정신과 의사 유세풍(朝鮮精神科医ユ・セプン)

■第19話

監察御史チョ・シヌ(チョン・ウォンチャン)がジハンを訪ねてきて、セプン(セヨプ)の物とは知らずに披鍼(ひしん、両刃の平らな鍼)を見せて変色の理由を問う。答えないジハンに刀を突き付け、『海東本草』について話し、その様子を盗み見ていたセプンは、亡父ユン・フミョン(チャン・ヒョンソン)とジハンが同門で、毒草の書物と関わりがあることを知る。ジハンに確かめ、セプンの素性も都を追放になったいきさつも全て知っていたのだった。なぜ黙っていたのか問い詰めるセプンに、今後、お前の父親の名前や漢陽での話も一切するなと怒鳴りつけた。

みんなと山に薬草取りに行ったマンボクがマムシにかまれて倒れる。しかし毒蛇ではなかった。ジハンはマンボクを放っておいて、イム・スンマン座首(チョ・テハク)の呼び出しに応じる。彼はジハンの妻名義の借用書を突き付け、ケス医院を渡せと脅迫する。ジハンが相手にしないと、イップンが実の娘でないことをばらすと脅す。

そんな中セプンとウヌは、水を浴び続ける女性ユジョンを治療することに。彼女は狂犬病のような症状で、放火の罪で連行中だった。


■第20話

ケス医院を買いたいという内見者まで現れる。ジハンはさらに食事の倹約を言い出し、事情を知らないみんなはジハンに隠れておかずを食べる。ジハンはみんなにさらなる節約を言い渡す。

一方、見知らぬ人の家に火を放ったとして捕まった、裕福な貸本店の娘ユジョン。貧しい両班の家に嫁いでいた。ユジョンが犯人だと信じられないウヌとセプン(セヨプ)はケス医院に連れて行き、胸の内にある怒りを吐き出させ、その原因を探る。婚家を訪ねると、姑はユジョンを迷惑な嫁と罵倒する。家には豪華な調度品がそろえられているが、ユジョンの部屋はボロボロ。部屋の様子から娘がいたことが分かる。

セプンはウヌとユジョンに面会し、その様子からは鬱火病(ウッカピョン)と診断し、シヌに3日で治療するので、一時釈放を願いでる。



■第21話

ユジョンを連れ帰ったことで、また食事がかかると怒るジハンだったが、小説の中なら使者とも会えるとヒントをくれる。その後、ユジョンは亡くなった娘ソルと再会するために洞窟に入る。そしてイップンをソルと信じて抱きしめる。

その結果、ユジョンはやっと婚家で身分が低いと虐げられていたことを話した。娘が生まれて孤独感は亡くなったが、娘を病で床に就く。ソンアときでも金儲けに行けと夫に急かされ、その間に愛娘が亡くなった。姑も夫もソルの死に全く関心を寄せなかった。こうしユジョンは悲しみと悔しさの末に鬱火病を患ったのだった。

セプンはユジョンと共に、ケス医院の面々は火を放ったとされる家に行く。そこはユジョンンの夫の妾の家だった。次に婚家を再訪してセプンが姑の診断をしている間にウヌが火事の真相に近づく証拠を探す。

ユジョンは婚家で心理的操作(ガスライティング)を受けたことで、言いたいことも言えない性格になってしまった。そこでウヌが、彼女が元の性格に戻り「悪口」も言えるよう治療する。

ユジョンは自分が放火していないことを思い出す。ケス医院の皆はユジョンと共に火を放った家を再訪。ユジョンは、夫にこれまで言えなかった悪口を吐き出し、ウヌが放火が妾の自作自演だったことを暴き出す。妾は両班と偽り、ホジョンを追い出して正妻の座につこうとしていたのだった。

すっかり元に戻ったユジョンは、イップンに娘のための櫛を渡し抱きしめる。イップンは娘の似顔絵を渡して彼女を見送る。その後、イム座首が借用書を持って脅しに来るが、イップンは母のことやジハンが実父でないことなど全て承知していた。

■第22話

シヌは、ウヌが持っている鍼筒がセプンのものだと聞き、毒で変色した披鍼がセプンのものだと驚く。そして先王を死なせた鍼を死んだフミョンが持っていたことを不審に思う。そしてフミョンの他殺を疑う。

村で、疫病の症状と思しき水疱のできた患者が次々と出る。ジハンとセプンは生薬を買いに行くが、なんと既にイム座首が買い占めていた。そこでジハンらは、頑として手放さないイム座首の家から原価を置いてこっそり運び出す。早速、患者に薬を処方するセヨプだが、水疱は一向に直らない。そんな中、ジハンはある患者の患部に疫病ではありえないかさぶたが出来ていることに気づく。一方シヌは、患者らを山中に隔離を県令に進言していた。セプンは非人道的な措置に反対を唱えるが、なぜかジハンは隔離に賛成する。そんな中、患者の1人が死亡し、ケス医院の患者も隔離される。

ジハンは、これが疫病でなく断邪草の毒を疑っていた。かつて、ジハンたちの師匠は断邪草がライ病に効くと、内医院を辞めて断邪草を育てていた。左議政チョ・テハク(ユン・ソンジュ)は、御医シン・グィス(イ・ソファン)に断邪草に関係した者たちの殺害と、その記録を焼失させた。これが『海東本草』だった。当時、その様子を薬草取りをしていたジハンが目撃していた。

もし、断邪草が見つかったと左議政が知れば、村は皆殺しにされる。だから疫病と信じさせるために、ジハンは患者たちの隔離に賛成したのだった。ジハンは夜中に山中に埋葬された患者の死体を掘る。ジハンを疑っていたセプンが尾行し、ジハンを止める。セプンを追い払った後、死体を確認したジハンは死因が断邪草だと確認し、がく然とする。

翌朝、セプンはシヌに治療のために隔離所に行くと願い出る。

テレ東「朝鮮心医ユ・セプン」ページ
 2025年6月14日スタート 土・日6:00~6:30
YouTube「朝鮮心医ユ・セプン」予告動画

【作品詳細】【「朝鮮心医ユ・セプン」を2倍楽しむ】kandoratop