9月16日テレビ朝日系の「科捜研の女」は最終回2時間スペシャルで放送、予告動画が公開されている。初回視聴率が16.4％、流行り廃りと関係のない安定したドラマ作りで終始人気を集めていたこのドラマの第10シリーズもいよいよ完結、ストーリーの鍵を握る男に三田村邦彦が登場する。

今回は、マリコ（沢口靖子）が服役中の殺人犯・大橋（三田村）に呼び出されるところから物語が始まる。大橋はこれから連続殺人事件が起こるのでそれを防いで欲しいとマリコに頼む。果たして不審死が次々と起こり、すべて大橋の予言どおりになってしまう。その背後には一体何があるのか…？
見どころは何といっても三田村が久々の主要キャストとしてドラマで活躍する姿だろう。三田村は「必殺仕事人」や「ママはアイドル！」など人気ドラマに次々出演し、80年代のドラマを語る上では外せない人気俳優だった。その後、不倫や離婚などのスキャンダルによって徐々にテレビで見かける機会が減っていったが、根強いファンは未だ存在し、今回のドラマはまさに待望といったところだろう。当時一世を風靡しただけあって、やはり俳優としての技量は未だ健在だ。
また、大橋の担当弁護士には尾美としのりというキャスティングで、80年代のドラマや映画が好きだった世代にはたまらない人選とも言えるだろう。
このドラマの影響で、日本にも法医学と言う分野があるという認知が一般的にも広まった事には大きな貢献があるといえる。テレビ朝日の人気枠である木曜ミステリーの看板タイトルとして、今後も続編が期待されるシリーズである事に間違いないだろう。

ドラマ「科捜研の女」第10シリーズ最終回は16日（木）よる8時から放送。予告動画は番組公式サイトの「あらすじ」で視聴出来る。


テレビ朝日　科捜研の女