【最終回ネタバレ】「朝鮮弁護士カン・ハンス 誓いの法典」第17話:ウ・ドファンとキム・ジヨンの愛、そして経国大典完成へ(全17話版)

BSP4Kで8月31日(日)、BSにて9月4日(木)他で放送する韓国痛快時代劇「朝鮮弁護士カン・ハンス 誓いの法典」第17話(最終回)を放送する。
国を守るために命を賭した王女ヨンジュ(キム・ジヨン/宇宙少女ボナ)と、彼女を愛し続けた弁護士ハンス(ウ・ドファン)。王室の陰謀と正義、そして民を導く「法」との闘いが、歴史的な瞬間とともに幕を閉じる。感動と希望が詰まったラストは必見だ。この回のあらすじと見どころを紹介する。(ネタバレあり)
「朝鮮弁護士カン・ハンス 誓いの法典」は、朝鮮時代、亡き両親の復讐を誓いながら民を助ける破天荒な弁護士の恋と成長を描く法廷ロマンス時代劇。【「朝鮮弁護士」を2倍楽しむ】では、時代背景やキャスト紹介、各話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識などまとめて紹介している。
ドラマ視聴の前に【押さえておくべきキャスト8名を画像付きで紹介】を一読しておけば、途中からでも迷うことなく視聴できる。
■キャスト
カン・ハンス 役: ウ・ドファン 우도환 [声:松岡禎丞]
イ・ヨンジュ/ソウォン 役: キム・ジヨン 김지연/ボナ [声:明坂聡美]
ユ・ジソン 役: チャ・ハギョン 차학연 [声:沢城千春]
ユ・ジェセ 役: チョン・ホジン 천호진 [声:及川いぞう]
ホン氏 役: シン・ドンミ 신동미 [声:大関英里]
ドンチ 役: イ・ギュソン 이규성 [声:岩崎諒太]
イ・ヒュル/国王 役: ソン・ゴニ 송건희 [声:浅沼雅人]
ほか
[原題] 조선변호사
[制作] 2023 年 韓国
■第17話あらすじ⇒ネタバレは16話/全16話で。
王女ヨンジュ/ソウォンに毒を盛ったとして、ついにユ・ジェセ(チョン・ホジン)を捕らえた。だが、芝居ではジェセをだませないと悟ったヨンジュは、危険を冒して本当に毒を飲み危篤状態に。
ヨンジュの命は助かったが障害が残るかもしれない。大王大妃(キム・エラン)は自ら犯した罪でヨンジュに最悪の選択をさせたことを後悔し、ヨンジュが死んだことにして可愛い孫娘を生かすことにした。ヨンジュは王室の庇護なしで一庶民として暮らすことになる。だがこれこそがヨンジュが願っていた夢だった。
公主が死に、大王大妃が仏門に入って生涯を懺悔すれば、王室には恥辱も過ちも残さずに済む。大王大妃はこれが唯一王室と王を守る方法だと説明し、善政を敷くために王はこれを受け入れる。
ハンスはヨンジュのためにチョ商団を頼って朝鮮中から薬剤を集めていた。ところがホン氏(シン・ドンミ)から「公主の死」を告げられる。取り乱したハンスは公主の葬列を追いかけ護衛に取り押さえられる。そして「これからする私の全ての行動は、先生のためだということを思い出してほしい」といったヨンジュの言葉を思い出す。
流刑地では、ジェセが亡き大臣たちの霊に苦しめられていた。そんなジェセに王(ソン・ゴニ)は「私があなたを生かしたのは、私がどんな王になり、朝鮮がどんな素晴らしい国になるかを見せるためだ」という文を送る。ジェセは最愛息子のことも分からなくなっていた。父と粗末な食事をいただくジソン(チャ・ハギョン/VIXXエン)は涙を流し、今の朝鮮が名君のお陰でこれまでで一番暮らしやすく安泰だと伝える。ジェセは「私はずっとそんな世の中を夢見ていた」と喜ぶ。
科挙に首席合格したハンスは王に挨拶し、故郷の清山の県監職を望む。そんなハンスに王は良家の子女を紹介し家まで送るよう命じる。だがハンスは送り途中に逃げ出す。ハンスは3年もの間ヨンジュを探し続けていた。チョ・チョルチュ(ホン・ファンピョ)も商団の力をフルに使ってヨンジュ捜しを手伝っていた。
懐妊することが難しいと宣告されたヨンジュは男装して暮らしていた。とある酒房でハンスが自分を探し続けていると知り、ハンスの様子を見守る。良家の子女がハンスに襟巻の贈り物をする。「心の思い人とおなじく、替わることはありません」と女性の申し出を断るハンスの首元には、古ぼけた白い襟巻があった。
赴任地に着いたハンスはこれまでの悪しき慣習を全て排除し、民たちの暮らしやすい村づくりを始める。そんなある日ハンスはジソンから腕利きの外知部を紹介される。興味を示さないハンスだったが、道に捨てられた悩み募集のチラシを見つけ、見覚えのある文面と末尾の「イ・ソウォン」という記名をみてヨンジュだと確信する。ソウォンはヨンジュが巷で使っていた偽名だった。
利山に駆け付け男装姿のヨンジュを見つけたハンスは「生きていたのに、なぜ…会いたかった」と抱きしめる。「私もです」と答えるヨンジュ。そんな2人を王とジソンが微笑ましく見守る。
場所を変え、女人姿に戻ったヨンジュに見惚れながらも、矢継ぎ早に文句と質問をするハンスを口づけで黙らせるヨンジュ。そして「あなたの重荷になりたくなかった」と話し、「俺にはお前しかいない。お前が俺の夢で人生だ。俺のそばにいろ」と答えるハンスだった。
王はヨンジュとハンス、ジソンと共に、編纂を終えた大国経典を先王の墓前に捧げる。ヨンジュは父王の悲願の法典が完成したことを報告し、王は法が民を助ける存在になるここを願うのだった。1485年(成宗16年)経国大典の最終編纂が終わった。
■見どころ・解説・豆知識
最終回の大きな見どころは、王女ヨンジュの強い決断と、最後まで彼女を想い続けたハンスの愛の行方にある。王室という重荷から解き放たれるために自ら毒を飲み、庶民としての人生を選んだヨンジュの姿は、痛切でありながらも凛とした強さを示している。その一方で、3年もの歳月をかけて彼女を探し続けたハンスの一途さは、観る者の胸を打つ。
また、ジソンの名前は「善い志を持てと父ジェセが命名したものだった。“志善”どおりに育ったジソン。最初から最後まで救いのない可哀そうな役回りで、最後には正気をなくした父から名前も忘れられてしまった。そんな彼の救いは復職し、願いだった民のための政治の一端を担っていること。
王は、独自性はあるが独裁者にならない王を目指し、ハンスも故郷に錦を飾り最愛のヨンジュと再会できた。
物語は、単なる愛の結末に留まらず、歴史的なクライマックスへと結びつく。ヨンジュとハンス、そして王とジソンが完成した「経国大典」を先王の墓前に奉納する場面は、父王の悲願を叶えると同時に、「法が民を守る指針となる」という未来への誓いとなりました。愛の物語とともに、朝鮮の国づくりという大きな歴史的意義へと繋がる構成が、この最終回ならではの醍醐味といえるだろう
ところで、『経国大典』の編纂完成で終わった本作。これについては“経国大典”全6巻(六典)で詳しく紹介している。
この回の完全ネタバレあらすじと豆知識は16話/全16話で。
※なお、本作の後のBS時代劇は中国ドラマ「三国志外伝 愛と悲しみのスパイ」を9月7日他で吹き替え版日本初放送する。(7/27日既報)
◇NHK「朝鮮弁護士カン・ハンス 誓いの法典」
NHK BSP4K/5月11日(日)-8月31日21:00~
BS/5月15日(木)-9月4日23:25~、BS[再](金)17:00
◇YouTube予告SP
【作品紹介】【「朝鮮弁護士」を2倍楽しむ】
