「19番目のカルテ」松本潤からの指示で小芝風花は終末期医療の本質を学んだ【第6話ネタバレと第7話予告】

10時05分ドラマ
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8月24日に「19番目のカルテ」(TBS、日曜21時)の第6話が放送された。現代医学では治療ができない肺がん患者の半田辰(石橋蓮司)を担当した滝野(小芝風花)は初めての看取りに自分の全てを注いだ。第7話は8月31日に放送する。徳重(松本潤)の過去が判明する最終章スタート。予告動画が番組公式サイトで公開されている。



「19番目のカルテ」とは
2025年7月から放送されるTBS日曜劇場「19番目のカルテ」は、「しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~」などの作画を手掛ける富士屋カツヒトによる連載漫画「19番目のカルテ 徳重晃の問診」(ゼノンコミックス/コアミックス)の原作を、「コウノドリ」シリーズの坪田文が脚本を書き、松本潤がキャリア30年目で初めて医師役に挑戦する、新領域・総合診療医を描く新しいヒューマン医療エンターテインメントドラマだ。その第6話が8月24日に放送された。

■第6話ネタバレあらすじ

総合診療科は在宅ケアを望む患者・半田辰(石橋蓮司)の訪問診療を受け持つことになった。滝野(小芝風花)が担当するのだが、滝野にとっては初めてのターミナルケア(終末期医療)だ。半田の主治医でもある内科の鹿山(清水尋也)はあまりにも負担がかかることを心配する。

患者は、肺がんステージ4と診断された。静かに人生の終わりを受け入れている。辰は、滝野に「かっこよく死にたい」と自らの希望を伝える。そんな患者本人の願いと、その家族たちの葛藤を前に、滝野は医師として自分に何ができるのかと思い悩む。

そんな時、病院似来ていた赤池(田中泯)に終末期医療について相談する。居酒屋の店主・横吹順一(六平直政)は辰のことをよく知っているからこそ、店でそんな話をしないでくれという。ただ、滝野にとって赤池の話は生命線だ。そのまま話してもらう。終末期を迎える患者に「将来はないのか?」という一言が滝野の心に響いた。

赤池の助言も得て、滝野は辰の“心”に寄り添うような話をする。辰が建てた家の話や映画の話などだ。辰は滝野に心を開き、アトリエに入れてくれた。そして、亡き妻とディスコで知り合った話などもしてくれた。

そんな中、辰は高熱を発する。徳重(松本潤)とともに滝野がやってきて、対応にあたる。徳重はかけつけていた長男・竜一郎(近藤公園)と同居している次男の龍二(今野浩喜)と妻にこれから度々同じようなことが起きると説明する。竜一郎は辰がどれくらい持つのかと聞いたが、龍二は反発する。徳重は二人を落ち着かせる。

翌日、龍二が総合診療科にやってきて、抗がん剤の治療をさせたいという。実は辰の妻であり、竜一郎と龍二の母も癌でなくなり、その時の後悔があるのだ。滝野と徳重は辰の思いを尊重し、龍二を励ます。龍二が辰の部屋で寝ると、辰は「怖い夢でも見たのか?大丈夫だそばにいる」と寝言のように話した。

滝野は薬を一段強いものにしたいと徳重に相談する。滝野は患者とずっと話したいから、辛いのだと打ち明け、涙を流す。そんな滝野に徳重は優しく言葉をかける。同じ舟に乗り合わせたものとして患者に寄り添おうというと滝野も納得した。

滝野の提案で家族、友人を集めた食事会を開く。弟子たちも大勢集まり、ソーシャルワーカーの刈谷晋一(藤井隆)がダンスミュージックをかける。辰も滝野と踊り出す。横吹は楽しいのに泣けて仕方ないといった。

滝野が当直の時、龍二から連絡が入った。急いで徳重と向かう。龍二は竜一郎に連絡をとるが、すぐには来れない。滝野が辰を診ると、すでにバイタルも下がっていた。龍二たち家族を辰のベッドに呼び、竜一郎はスマホ越しに辰に声をかける。居間にいた滝野のもとに龍二がやってきた。滝野が辰の死亡を確認する。龍二はお礼をいい、滝野もそれに応える。

赤池に会わなかった徳重は休暇をとって、赤池がいる島に向かう。

終末期医療を経験して滝野(小芝風花)は確実に成長を遂げた

“総合診療医”はなにをどこまで診る医者なのか?第5話では心療内科のように対応し、今回は終末期医療を担当する。そして、その担当を総合診療科に移ってきてまもない滝野が担当する。これまで整形外科にいたこともあり、患者の看取りを経験していない。同期で内科医の鹿山(清水尋也)に心配されるが、懸命に対応する。そして、患者・半田辰(石橋蓮司)の最後を看取ることで大きく成長する。

徳重(松本潤)はどうして総合診療医になった?

31日に放送される第7話からドラマは最終章に入ってゆく。師匠である赤池(田中泯)を訪ねて、島に向かう。赤池との出会い、もともと救急医だった徳重がどうして総合診療医になったのかなどこれまで描かれなかった徳重の過去が描かれてゆく。

総合診療科の命運を握る院長選挙

魚虎総合病院に総合診療科ができ、徳重(松本潤)が招かれたのは現院長の北野(生瀬勝久)が進めてくれたからだが、次期院長に北野以外の人間がなれば、安泰では居られない。収益重視の外科医・東郷(池田成志)は次期院長を目指して選挙にでると優勢になる。徳重が赤池のいる島にいっている間に情勢は刻々と変わってゆく。

あいみょんが歌う主題歌 「いちについて」SPコラボムービー

8月21日にSPコラボムービーの第1弾、23日に第2弾が公開された。番組公式サイトで視聴が可能となっている。



■第7話あらすじ

徳重(松本潤)が訪ねた島は、総合診療医として歩み始めた原点のような場所だ。徳重と赤池(田中泯)は和やかな時間を過ごす。しかし、徳重の中には、赤池のふとした動作や言葉から感じる小さな違和感が積もっていく──。

その頃、徳重の留守を預かった滝野(小芝風花)は、康二郎(新田真剣佑)からの依頼で、手術に不安を抱える患者・小田井の診療に加わることに。

そんな中、総合診療科をつぶそうとする収益重視の外科医・東郷(池田成志)が院長選で優位になっていっていた。

TBS 2025年7月13日スタート。毎週日曜日21時放送「19番目のカルテ」。出演:松本潤、小芝風花、新田真剣佑、木村佳乃、田中泯、清水尋也、岡崎体育、池谷のぶえ、本多力、松井遥南、ファーストサマーウイカ、津田寛治、生瀬勝久、池田成志 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@19karte_tbs」。

TBS「19番目のカルテ」番組公式サイト

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