マ・ドンソク主演「TWELVE トゥエルブ」、なぜ第2話で視聴率が急落したのか?

11時35分ドラマ
画像:KBS「트웰브」より Disney+(ディズニープラス)で独占背信中

KBS2の土日ドラマ「TWELVE トゥエルブ」(트웰브)は、ディズニープラスでの独占配信と話題の主役マ・ドンソクの出演という好条件にもかかわらず、第2話放送で視聴率5%台に下がり、不安なスタートとなった。

視聴率調査会社のニールセンコリアによると、24日に放送された『TWELVE』第2話の全国視聴率は5.9%で、第1話の8.1%から2.2ポイントの下落となった。初回の全国視聴率は8.1%、首都圏で7.2%から、わずか1回で5%台に下落した。
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「TWELVE トゥエルブ」(트웰브)は、東洋の十二支をモチーフに、悪鬼から人間を守るために、人間の姿で人間界に住んでいる12天使たちが、封印された力を目覚めさせようとする悪の群れを相手に繰り広げる巨大な戦闘を描くファンタジーアクションブロックバスター。

ドラマには、テサン役のマ・ドンソクをはじめ、オグィ役のパク・ヒョンシク、ウォンスン役のソ・イングク、マロク役のソン・ドンイル、ミル役のイ・ジュビンらが出演。第1話ではトラの天使テサン(マ・ドンソク)をはじめとする8人の天使のアクションと、悪の勢力によってカラスの悪魔オグィ(パク・ヒョンシク)の復活が描かれ、第2話への期待値を高めた。➡【第1話あらすじと見どころ】

第2話は、かつて守れなかった大切な人々を思い出し、罪悪感に苛まれるテサン(マ・ドンソク)。サミン(キム・チャンヒョン)はカラスの悪魔オグィ(パク・ヒョンシク)に魂石を探せるよう助けてほしいと頼み、信奉者たちを悪鬼化させてミル(イ・ジュビン)が持つ龍の気運を狙うと言う展開だった。

この急落の主な要因は第2話の物語展開にあるようだ。初回のアクションやファンタジー要素が視聴者の目を引いた一方で、第2話のテンポの遅さやキャラクターの感情描写に共感できないという声が多く寄せられている。視聴者は物語の掘り下げやキャラクターの魅力を期待するが、第2話ではそれが十分でなかったため離脱が進んだ。特に感情表現の弱さやストーリーのスムーズさの欠如が指摘されている。

また、KBS2の週末ドラマは視聴率競争が激しく、スタートの勢いを維持するのが難しい環境である点も視聴率低下につながっている。ドラマのテーマである十二支の守護神が悪と戦うファンタジー設定は目新しさがあったが、その面白さが視聴者に深く浸透するまでには工夫が必要である。

それにもかかわらず、ディズニープラスでの独占配信という点で海外視聴者の関心は期待されており、国内の地上波視聴率の数字だけでドラマの全体的な評価を決めるには早すぎる。今後はストーリー展開の改善やキャラクター描写の強化が望まれ、この点がクリアされれば再び視聴率の回復が見込めるだろう。

「TWELVE トゥエルブ」はまだ序盤戦であり、本作の最大の魅力でもあるマ・ドンソクとパク・ヒョンシクとの直接対決もまだだ。今後の展開に期待したい。

オリジナル韓国ドラマシリーズ「TWELVE トゥエルブ」はKBS2にて毎週土日21:20に放送、その後ディズニープラス スターで独占配信される。第3話は30日放送、配信予定だ。

韓国ドラマ『TWELVE トゥエルブ』|予告編

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