浅田次郎の原作、「母の待つ里」中井貴一ら豪華キャストで30日スタート 1分PRと第1話あらすじ公開

07時00分ドラマ
画像提供:NHKより

日本のテレビドラマ界に、また一つ心に響く作品が誕生する。

2025年8月30日(土)よりNHK総合「土曜ドラマ」枠にて全4話で放送開始。みちのく・遠野を舞台に、浅田次郎の最新長編小説を原作にした「母の待つ里」が、豪華キャスト陣で映像化される。第1話の予告動画が公開中だ。



「母の待つ里」は、みちのく・遠野を舞台にした笑って泣ける浅田次郎の最新長編を原作に、 本の美しい原風景を描く、感動のミステリアス・ファンタジー。

人と人をつなぐ「家族の絆」の物語
都会で孤独に生きる3人、仕事人間の松永徹(中井貴一)、医師の古賀夏生(松嶋菜々子)、そして離婚を経験した室田精一(佐々木蔵之介)が、それぞれの「母」(宮本信子)が待つ日本の美しい里へと足を運ぶ。彼らは直接の親子関係ではなく、不思議な縁で結ばれているが、三者三様の過去の苦悩や葛藤を抱えながら、「母」と呼ばれる存在に導かれ、心の再生とふるさとの記憶に触れていく。深いミステリアスな家族ドラマが展開する。

名優たちの緻密な演技が紡ぐ人間ドラマ
中井貴一は、40年ぶりの里帰りに戸惑いながらも自らの孤独を見つめ直す企業トップを繊細に演じる。松嶋菜々子は認知症の母との別れを告げられなかった医師として、母と子の複雑な関係性を表現。佐々木蔵之介は妻との別れによって居場所を失った男の心情を深く掘り下げる。
宮本信子の“母”は物語の中心であり、象徴的な存在感と優しい眼差しで見る者の胸を打つ。
【キャストからのコメント】

自然と共鳴する美しい遠野の風景
舞台は岩手県遠野市。四季折々の田園風景や懐かしい日本の原風景が映像美として物語を彩り、登場人物たちの心の風景とも重なって優しく観客を包む役割を果たす。

■第1話あらすじ
仕事人間の松永徹(中井貴一)にとって、それは40年ぶりの里帰りだった。おぼろげな記憶をたよりに実家にたどり着くと、母(宮本信子)は笑顔で迎えてくれた。嬉々として世話を焼いてくれる母、懐かしい家、懐かしい料理に、徹は安らぎを感じる。しかし何故だか、母の“名前”だけが思い出せない…。一方、古賀夏生(松嶋菜々子)も久しぶりの「里帰り」をする。夏生が向かった先も、「同じ母」が待つ家だった。

放送情報
タイトル:「母の待つ里」
放送開始:2025年8月30日(土)スタート <全4回>
総合 毎週土曜 22:00~22:45
[再放送] 総合 毎週水曜 午前0:35〜1:20 ※火曜深夜
原作:浅田次郎 『母の待つ里』
脚本:一色伸幸
出演:中井貴一 松嶋菜々子 佐々木蔵之介/宮本信子
満島真之介 坂井真紀 鶴見慎吾 根岸季衣 伊武雅刀 中島ひろ子 五頭岳夫 松浦祐也 菜葉菜 矢柴俊博 入山法子 大西礼芳 永田凜

このドラマは、現代の多様な家族の形を問いながらも、誰もが心のどこかに持つ「母」と「ふるさと」の記憶に触れる。豪華俳優陣の熱演と美しい風景のなかで、観る者の心に深い感動を届ける作品である。全4回で織り成す精緻な人間ドラマを見逃してはならない。

NHK「母の待つ里」HP

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