「三国志外伝 愛と悲しみのスパイ」第2話:荀詡と陳恭、命懸けの黒幕探し(全17話)|ネタバレあらすじ

NHKBS時代劇(BS4K)で9月14日(日)、BSPでは18日(木、深夜)から放送する三国志ドラマ「三国志外伝 愛と悲しみのスパイ」(原題:風起隴西 –Spy of Three Kingdoms-)第2話では、陳恭(ちんきょう)を助けるため、真実を突き止めるため荀詡(じゅんく)が動き出す。第2話ネタバレあらすじと見どころ、豆知識を紹介。[ステレオ2か国語放送(主:日本語吹き替え/副:中国語)| 字幕放送有り]YouTubeにて予告動画が公開中だ。
※あらすじはネタバレとなっているので、気になる方は見どころと豆知識をチェックして、あらすじは視聴後の確認用としてください。
本作は、「風起洛陽~」の原作者・馬伯庸の小説を超一流キャスト・スタッフで映像化した作品。主人公の陳恭は、蜀の間者「白帝」として敵国に潜入するが、疑惑の的となり、義兄弟の荀詡によって真実を証明すべく奔走。誰が味方で誰が裏切り者か、彼らが命がけの情報戦に挑む。➡【時代背景】、【全話あらすじと見どころ】
■第2話見どころ
情報をすり替えたと思われる燭龍(しょくりゅう)の存在が浮かび上がり、誰が味方で誰が敵なのか、視聴者側からも疑心暗鬼になる場面がいくつも出てくる。さらに連絡係りとして蜀でスパイ活動をする魏の谷正(こくせい)を疑い始める荀詡が、彼の監視を始める。お互い対峙する場面では腹の探り合い、沈黙の中に潜む緊張感が見どころとなりそうだ。
■豆知識:魏と蜀の諜報機関
蜀と魏のスパイ戦を描いたこのドラマでは2つの諜報機関が登場する。魏では間軍司、蜀では司聞曹と呼び、主人公たちが所属するのは司聞曹。ここでは情報収集、暗号分析、潜入捜査が主な仕事だ。そして、第2話では北伐で退いた諸葛亮の代わりに李厳が司聞曹を仕切ることになる。そして司聞曹で徒党を組まないこと、能力に応じて職位を決めること、そして魏の間諜を暴き白帝に裏切りを唆した黒幕を見つけ出すと宣言し、荀詡にとっては仕事がしづらい状況になってしまう。
一方、魏の諜報機関は間軍司と呼ばれ、主に蜀への潜入、暗殺、攪乱工作が主な仕事。蜀の司聞曹を模範として設立されたもので、主に「偽情報を蜀に流す」という戦略で相手を攪乱することが目的だ。暗殺や心理戦など、攻撃的な手法を多用し、燭龍のような“影の存在”が暗躍している。
■キャスト
陳恭(ちんきょう): チェン・クン 陈坤 [声:諏訪部順一]
荀詡(じゅんく): バイ・ユー 白宇 [声:森川智之]
馮膺(ふうよう):ニエ・ユエン 聂远 [声:東地宏樹]
李厳(りげん):イン・ジューション 尹铸胜 [声:岩崎ひろし]
孫令(そんれい):チャン・ユエン 常远 [声:島川直]
柳瑩(りゅうえい):アンジェラベイビー 杨颖 [声:釘宮理恵]
翟悦(てきえつ):スン・イー 孙怡 [声:宮本侑芽]
ほか
■第2話ネタバレあらすじ
追いつめられた陳恭は、穴に埋められ「お前は、蜀の間者、白帝だろう」と追及されても正体は明かさなかった。そこへ荀詡(じゅんく)が現れ兵士たちを静止する。彼らは魏の軍服を着ていたが、荀詡が連れて来た精鋭の軍人だった。
陳恭は荀詡を自宅へ連れて行き、そこで司聞曹に魏の間者・燭龍(しょくりゅう)が潜んでいること、自分の情報がすり替えられたことを話す。荀詡は馮膺(ふうよう)から渡された毒が塗られた刀を見せ、自分は陳恭を殺さなければ、自分に盛られた毒の解毒剤がもらえないと明かす。そして誰が死ぬかより、何より真実が大事だと告げた。
そこへ部下を連れた糜冲が現れ、詫びに来たと見せかけ、馬蹄や屋内に怪しい者が隠れていないか調べ始めるが、荀詡は息をひそめ難を逃れる。荀詡は白帝の暗号文を知るのは馮膺だけだが、どうして燭龍が偽物を作ったか疑問に思う。一方、糜冲の部下は検問で場外へ出た馬車があることを突き止める。その馬車の御者は交易を名目に蜀と魏を行き来する谷正(こくせい)に辿り着く。
谷正は妻と共に蜀の間者で、魏の天水郡で諜報活動をしていたが、最近白帝から連絡がないことを心配していた。その頃、荀詡が魏に来ていることが郭剛に知られていることを知った陳恭は、早馬について調べを進めていた。司聞曹では李厳と楊儀がやって来て、馮膺に白帝の氏名を教えるよう命じるが、馮膺は何が真実かわからないのに、規定を破り本名を教えることはできないと断った。その後、司聞曹を立て直すと意気込む李厳は、白帝を炙り出すため厳しい3つの決め事を提示する。
陳恭は、燭龍が情報伝達に使ったのは馬ではなく、連絡係の谷正ではないかと推測し、谷正を密かに呼び出す。糜冲の部下を巻き、谷正が待ち合わせの聴松院に到着すると、そこには荀詡がいた。荀詡は洛陽から来た黒帝と名乗るが、谷正は洛陽の者ではないと気づき、短刀で脅してくる。
仕方なく身分を明かした荀詡は、谷正が寝返ったのか確かめるため、白帝と一緒に尋問するしかないと告げる。そこへ良林(りょうりん)が、間軍司が乗り込んでくるから逃げるよう伝えに来るが、荀詡は短剣を谷正の腹に充て真実を話すよう迫る。谷正は「国のために働いて来たが、侮辱されるより死を選ぶ」と言って荀詡の短剣で自らを刺した。刃先に塗られた毒のため谷正は死を引き取った。
その時、間軍司が建物に入ってくる。階下にいた陳恭は仲間と双六を楽しんでいる様子を演出し、疑いの目を向ける糜冲を欺くことに成功する。荀詡は下男のフリをしてその場のやり取りに身を隠すのだった。
※BSにて「風起隴西 –Spy of Three Kingdoms-」の原題で放送された(全24話版)の全話あらすじはこちらで一覧できる⇒【全話あらすじ】
NHKでは全17話で、BSP4Kが毎週日曜21時から、BSは毎週木曜23時25分からスタート。再放送は毎週金曜17時で予定されている。日本初の吹き替え版4K放送となり、音声は日本語吹き替えと中国語の二カ国語を選択可能。字幕放送も用意されている。
[原題]
风起陇西/風起隴西 –Spy of Three Kingdoms-
[制作]
2022年 中国
【放送予定】
BSP4K 毎週日曜 夜9時00分 2025年9月7日(日)開始
BS 毎週木曜 夜11時25分 2025年9月11日(木)開き始予定
BS(再放相) 毎週金曜 午後5時00分 2025年9月12日(金)開始予定
全17回
[ステレオ2か国語放送(主:日本語吹き替え/副:中国語)| 字幕放送有り]
◇NHKBS 新番組『三国志外伝 愛と悲しみのスパイ』詳細ページ
◇YouTube【公式予告編】「風起隴西(ふうきろうせい)-SPY of Three Kingdoms-」
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