「北極星」カン・ドンウォン、大統領選に出馬したチョン・ジヒョンを爆発から守る【第2−3話あらすじ】

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チョン・ジヒョンとカン・ドンウォン主演で女性大統領候補と謎多き脱北者ボディガードのロマンスとサスペンスを描いた「北極星」(북극성)第1話から第3話までが9月10日に日本でもDisney+(ディズニープラス)で独占配信開始した。(※ネタバレあり)
第2話と第3話では大統領候補だった夫の死の裏に、南北関係やアメリカも含む核戦争の危機が潜んでいると知ったムンジュ(チョン・ジヒョン)が出馬を決意し、国民の前で宣言するまでが描かれた。気になるあらすじと見どころをチェックしてみよう。
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「北極星」は、韓国の女性大統領候補と“秘密”を抱えた脱北者の孤独なふたりが立場を超えて惹かれ合う”許されぬ愛”と、南北朝鮮に迫る脅威によって翻弄される彼らの運命を描いたスペクタクル・ロマンス【「北極星」を2倍楽しむ】では、放送にあわせて各話のあらすじと見どころ、制作発表会レポートなどまとめている。
■キャスト⇒【キャスト・登場人物を画像・キャラクター映像付きで徹底紹介】
ソ・ムンジュ役:チョン・ジヒョン
ペク・サンホ役:カン・ドンウォン
アンダーソン・ミラー役:ジョン・チョー
イム・オクソン役:イ・ミスク
チャン・ジュニク役:パク・ヘジュン
チェ・ギョンシン役:キム・ヘスク
ユ・ウナク役:ユ・ジェミョン
チャン・ジュンサン役:オ・ジョンセ
ヨ・ミジ役:イ・サンヒ
パク・チャンヒ役:チュ・ジョンヒョク
カン・ハンナ役:ウォン・ジアン
ほか
■第2話あらすじ
ジュニク(パク・ヘジュン)が銃撃された事件より2ヶ月前、アメリカのアンダーソン(ジョン・チョー)は突然の電話に困惑の表情を浮かべていた。議会は北朝鮮の新兵器への懸念で緊迫した空気に包まれ、アンダーソンは秘密裏にジュニクに書簡を送り、盗聴されていると警告。イラクに派兵中、国連大尉だったムンジュ(チョン・ジヒョン)の演説を見たサンホ(カン・ドンウォン)はテレビに映る彼女に惹かれるものを感じていた。ムンジュは夫の補佐官だったチャンヒ(チュ・ジュンヒョク)から、2ヶ月前からジュニクが何かを警戒していたことを聞き、その相手をリスと呼んでいたことを知る。リスとは義弟ジュンサン(オ・ジョンセ)のあだ名だった。一方ムンジュの補佐官ミジ(イ・サンヒ)は犯人の家族がジュンサンの部下の手引で海外に渡ることを知るが拉致されてしまう。ジュンサンの元に向かったムンジュは、夫の死の真相を問い詰めるが、ジュンサンの口からはジュニクが北朝鮮のスパイだったという信じがたい言葉が飛び出し、ジュンサンは一族のために兄の残した証拠をもみ消すため尾行していたと主張し、サンホがアメリカの雇われ衛兵であることを明かして疑いの目を向けさせようとする。
サンホは神父から脱北の手引きのために中国行きを命じられるが、生前にジュニクが教会と結託して何か秘密を抱えていたことを突き止める。ミジを人質に24時間以内に海外へ出国することを求められたムンジュは、危機を脱しようと教会を訪れたムンジュは神父が殺されているのを発見。何かを探して神父を殺した暴漢もサンホによって撃退された。
オクソン(イ・ミスク)は国情院長ウナク(ユ・ジェミョン)を自宅に招くと、息子の死とアメリカの関与について尋ねるが、スパイ容疑でFBIに追われているアンダーソンとジュニクが連絡を取り合う北朝鮮のスパイだったと聞き動揺する。ウナクはサンホの写真を見せ警告。
神父が遺したアンダーソンの書簡には、北朝鮮が想定を上回る技術力で強力な原子力潜水艦を開発しているという衛星写真と、アメリカが秘密裏に北朝鮮を核攻撃する計画が記されていた。間違えばアジア全体を巻き込む戦争に発展する大事に、ジュニクが何を言いたかったのかを悟ったムンジュは大統領ギョンシン(キム・ヘスク)にアメリカの特殊計画を知らせるが目の前で書簡を燃やされてしまう。忍び寄る戦争の気配を察知したギョンシンはジュニクの死に乗じてアメリカ側に取り入って戦争を止めると言い出し、二人は袖を分かつことに。
ムンジュは敵対してしまった姑オクソンの元に現れると、ジュニクの遺した財産を分与する条件で、ジュニクが果たせなかった大統領の座に上らせて欲しいと頼み、ミジの解放とジュンサンの出国を求めた。その頃、中国で脱北家族を待っていたサンホは、目の前で兵士に殺される家族を見て、韓国に戻りムンジュを警護する依頼を受けることに決める…。
■見どころ
第2話では、ジュニクを殺した犯人の本当の狙いを探っていくうちに、韓国と北朝鮮、そしてアメリカをも巻き込んだ戦争が間近に迫っているというスケールの大きな危機が明るみになり、それを止めようとしてジュニクがスパイ行為を行っていたことが示唆された。政治的にシリアスなトピックではありながらも、第1話で展開された謎が早速回収され始め、誰がどんな思惑を持って動いているのかは分かりやすく描写されているため、ストーリーが理解しやすい。終盤では遺産を巡って険悪になっていた姑オクソンと手を組み、いよいよムンジュが大統領の座への道を歩み始める転機を迎え、第3話への期待を高めた。
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■第3話あらすじ

ムンジュはジュンサンに、オクソンは思想の違うジュニクの出馬を妨害しようとしていたファン党代表(チェ・ジョンウ)の弱みを突いて選挙の邪魔者を排除していく。世論がムンジュを大統領に推す一方、ムンジュはアンダーソンとの連絡を取りたがっていた。
出馬宣言の集会が近づく中、秘密裏に危険人物扱いされていたジュニクの妻の出馬を危惧したアメリカからも諜報機関だけでなく傭兵が入国。帰国したサンホもまた、ムンジュの身に迫る危険を察知して、傭兵としてムンジュを守るべく銃器を手に入れる。ギョンシンもまた、アメリカに嫌われたムンジュが大統領になれるのかと忠告。
こうして緊迫した空気で始まった一連の遊説で、アメリカから送られた傭兵が爆弾を仕掛けることに気づいたサンホだが、既にムンジュは爆弾が仕掛けられた列車のシートに座っていた。立ち上がれば爆発する状況で不安の表情を浮かべるムンジュに、先回りしたサンホが合流し、爆弾を発見。現場が物々しい空気に包まれる中、世間話をして励まし、ムンジュを抱きかかえて席を交換するサンホ。ムンジュは後ろ髪引かれる思いで列車を降りる。時間になり、爆発とともに仕掛けられた釘が周囲に突き刺さる。乗客とムンジュが息を呑む中、サンホは爆発寸前に席を飛び上がり、死を免れていた。
爆発の後でも行事を続けることにしたムンジュは、オクソンが用意した台本を使わずに演説し、国民の支持を勝ち取った。怪我をしても彼女を遠方から護衛していたサンホに微笑みかけるムンジュ。その夜、再び現れたサンホに、毎回タイミングよく危機を救ってくれた感謝と疑念を打ち明けたムンジュに、サンホは正式なボディガードとしてチームに加えて欲しいと申し出て、ムンジュもこれに同意した。その頃、真っ黒い海から浮上した一艘の潜水艦から不気味なミサイルが空高く発射された…。
■見どころ
第2話で大統領となるムンジュの決意が描かれ、第3話では早速、彼女が大統領出馬を表明し、見えない敵の存在を確信するスリリングなエピソードが描かれた。想像以上の原子力潜水艦を開発し、脅威となった北朝鮮、核でそれを抑止しようとするアメリカ、それを食い止めようとする韓国という構図の上で、アメリカの計画の邪魔になるムンジュが爆弾テロの標的にされる列車のシーンは注目だ。ムンジュを守るために傭兵として復帰し、遊説中に遠くから彼女を見守るサンホの姿が視聴者から注目を集め、自ら爆弾の仕掛けられた席に座るため、ムンジュを抱きかかえる場面は見逃せない。
また、5月に病気のため亡くなった俳優チェ・ジョンウが党代表役として出演している点に注目したい。第3話のクレジットには、彼への追悼メッセージも添えられた。
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「北極星」は、Disney+(ディズニープラス)で2025年9月10日3話、以降、毎週2話ずつ配信される。
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◇YouTube|韓国ドラマ『北極星』|本予告

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