「三国志外伝 愛と悲しみのスパイ」第3話:陳恭が成り済まし作戦を決行(全17話)|ネタバレあらすじ

NHKBS時代劇(BSP4K)で9月21日(日)、BSでは25日(木、深夜)から放送する三国志ドラマ「三国志外伝 愛と悲しみのスパイ」(原題:風起隴西 –Spy of Three Kingdoms-)第3話では陳恭(ちんきょう)が生き残るために糜冲(びちゅう)を殺し成りすましを計画する。第3話ネタバレあらすじと見どころ、豆知識を紹介。[ステレオ2か国語放送(主:日本語吹き替え/副:中国語)| 字幕放送有り]YouTubeにて予告動画が公開中だ。
※あらすじはネタバレとなっているので、気になる方は見どころと豆知識をチェックして、あらすじは視聴後の確認用としてください。
本作は、「風起洛陽~」の原作者・馬伯庸の小説を超一流キャスト・スタッフで映像化した作品。主人公の陳恭は、蜀の間者「白帝」として敵国に潜入するが、疑惑の的となり、義兄弟の荀詡によって真実を証明すべく奔走。誰が味方で誰が裏切り者か、彼らが命がけの情報戦に挑む。➡【時代背景】、【全話あらすじと見どころ】
■第3話見どころ
谷正(こくせい)が死に、その場に居合わせた陳恭はますます魏の糜冲(びちゅう)に怪しまれる。魏と蜀に追われる陳恭は、郭剛(かくごう)を利用し、空からの脱出計画を練る。目的は、魏の国境まで脱出した後、糜冲を殺害し、成り済まし生きていくこと。果たして計画はうまくいくのか。糜冲と陳恭の緊張感あるやり取りから目が離せない。
■豆知識:主人公たちの上官・馮膺(ふうよう)
荀詡と陳恭が魏で奔走している一方で、蜀の諜報機関・司聞曹では、彼らの上官・馮膺は、軍政を担う高官・李厳から減俸処分を受けるものの、職を解かれることなく微妙な立場に置かれることになる。物語では、李厳は完全に馮膺を信用しているわけではないが、失うには惜しい人材として扱われるほど。それだけ、馮膺は組織の中でも信義と忠誠の象徴として象徴的存在となっている。
馮膺は、白帝こと陳恭が燭龍ではないかと疑念を持ち、荀詡に対し「白帝を始末せよ」と命じている。さらに荀詡の動向を注視しながら、何が真実なのかを追求する姿勢を見せる。
■キャスト
陳恭(ちんきょう): チェン・クン 陈坤 [声:諏訪部順一]
荀詡(じゅんく): バイ・ユー 白宇 [声:森川智之]
馮膺(ふうよう):ニエ・ユエン 聂远 [声:東地宏樹]
李厳(りげん):イン・ジューション 尹铸胜 [声:岩崎ひろし]
孫令(そんれい):チャン・ユエン 常远 [声:島川直]
柳瑩(りゅうえい):アンジェラベイビー 杨颖 [声:釘宮理恵]
翟悦(てきえつ):スン・イー 孙怡 [声:宮本侑芽]
ほか
■第3話ネタバレあらすじ
お互い腹の探り合いで緊迫する空気の中、仕方なく身分を明かした荀詡は、谷正が寝返ったのか確かめるため、白帝と一緒に尋問するしかないと告げる。そこへ良林(りょうりん)が、間軍司が乗り込んでくるから逃げるよう伝えに来るが、荀詡は短剣を谷正の腹に充て真実を話すよう迫る。谷正は「国のために働いて来たが、侮辱されるより死を選ぶ」と言って荀詡の短剣で自らを刺した。刃先に塗られた毒のため谷正は死を引き取った。
その時、間軍司が建物に入ってくる。階下にいた陳恭は仲間と双六を楽しんでいる様子を演出し、疑いの目を向ける糜冲を欺くことに成功する。荀詡は下男のフリをしてその場のやり取りに身を隠すのだった。蜀のスパイで魏で諜報活動していた谷正(こくせい)が死体で発見され、白帝を追う糜冲(びちゅう)は交通規制を敷く。
一方、司聞曹(しぶんそう)では、軍諜司の高堂秉(こうどうへい)が李厳の部下・狐忠(こちゅう)が陳恭や荀詡について調べ始める。また李厳は司聞曹で人事を発表。馮膺は減俸に留まったものの、街亭の失敗の責を問われる者は減俸や庶民へ降格となった。
荀詡(じゅんく)は、谷正は白帝(はくてい)の連絡係なのに、司聞曹でも聞いたことがない赤帝(せきてい)という間者と接触していたことから、谷正は利用されていと考える。赤帝とは魏が作り出した架空の人物で、そうとは知らず谷正はその人物に利用されたのだ。しかし谷正が死んだ今、白帝こと陳恭の釈明は難しくなってしまった。そこで陳恭は燭龍(しょくりゅう)を知る郭剛(かくごう)に証明させることを思いつく。天水から南鄭は魏兵が多く逃れられない。そこで陳恭は、郭剛に頼まれていた公輸子(こうしゅし)の竹鵲(ちくじゃく)という空飛ぶ翼で一気に魏軍を巻くという作戦を提案する。
しかし陳恭が完成させた竹鵲を郭剛に披露すると、郭剛はある計画を持ちかけてくる。それは、蜀が開発した最新の兵器・連弩(れんど)について調べるため、山間で高所のうえ守りも固い製造拠点に潜入するというものだった。郭剛はテスト飛行を提案すると、陳恭を信用していない糜冲は、自分がやると名乗り出る。郭剛は連弩の機密を得ることを優先し、個人的な感情は挟まず、陳恭を守るよう命じ、同行を認めた。
この計画を成功させるため、陳恭と糜冲はテスト飛行の際死んだという噂を流すことに。陳恭は、自分が死んだことになれば荀詡は守られ、途中で糜冲を殺して成りすますことにすれば陳恭は晴れて自由の身だ。その後、郭剛は馬車の事故で糜冲と陳恭が亡くなったと噂を流し、その晩、2人の送別会を開いた。そこへ、糜冲の部下が蜀の密偵を生け捕りにして連れて来た。
密偵は陳恭の顔を見ても会ったことがないと言い、糜冲を見ると突然襲いかかったので、その場で斬られてしまった。翌朝、郭剛は設計図を奪ったら、陳恭は天水に戻り、糜冲は五仙道を編成するよう命じ2人をおくりだした。司聞曹では、李邈が李厳の命で馮膺を手伝う役割で赴任してくる。そして荀詡は無事に天水から逃げ出し、蜀との国境で、物盗りに会う女性を助け出すのだった。
※BSにて「風起隴西 –Spy of Three Kingdoms-」の原題で放送された(全24話版)の全話あらすじはこちらで一覧できる⇒【全話あらすじ】
NHKでは全17話で、BSP4Kが毎週日曜21時から、BSは毎週木曜23時25分からスタート。再放送は毎週金曜17時で予定されている。日本初の吹き替え版4K放送となり、音声は日本語吹き替えと中国語の二カ国語を選択可能。字幕放送も用意されている。
[原題]
风起陇西/風起隴西 –Spy of Three Kingdoms-
[制作]
2022年 中国
【放送予定】
BSP4K 毎週日曜 夜9時00分 2025年9月7日(日)開始
BS 毎週木曜 夜11時25分 2025年9月11日(木)開き始予定
BS(再放相) 毎週金曜 午後5時00分 2025年9月12日(金)開始予定
全17回
[ステレオ2か国語放送(主:日本語吹き替え/副:中国語)| 字幕放送有り]
◇NHKBS 新番組『三国志外伝 愛と悲しみのスパイ』詳細ページ
◇YouTube【公式予告編】「風起隴西(ふうきろうせい)-SPY of Three Kingdoms-」
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