キム・ゴヌ、「ザ・グローリー」の悪役から一転、「ウンジュンとサンヨン」で見せる優しい眼差しに視聴者夢中

キム・ゴヌが再び視聴者の心をうさぶっている。かつて「ザ・グローリー ～輝かしき復讐～」シリーズで演じたソン・ミョンオ役で強烈なイメージを残したが、今「ウンジュンとサンヨン」ではまるで別人のように穏やかで温かい眼差しを見せ、彼の新たな変身が話題を集めている。

●【「Netflix」で独占配信の韓国ドラマ】

「ウンジュンとサンヨン」に刻まれた“サンハク先輩”

ネットフリックスで9月12日に配信が始まった「ウンジュンとサンヨン」（脚本 ソン・ヘジン／演出 チョ・ヨンミン）は、30年に渡る二人の友情と愛憎劇を綴る作品だ。【「ウンジュンとサンヨン」を2倍楽しむ】では、全話あらすじと見どころ、キャスト徹底紹介、制作発表会などをまとめている。

Netflixシリーズ「ウンジュンとサンヨン」Netflixにて独占配信中
リュ・ウンジュン（キム・ゴウン）とチョン・サンヨン（パク・ジヒョン）は、出会いと別れを繰り返しながらも、人生の終わりに再び向き合う。嫉妬と憧れ、そして痛みを伴う絆が織り込まれており、観る者に切実な余韻を残す。

Netflixシリーズ「ウンジュンとサンヨン」Netflixにて独占配信中
この物語で大きな役割を果たすのが、キム・ゴヌ演じる“サンハク先輩”だ。大学写真サークルの先輩である彼は、二人の関係性に深い影響を及ぼすキーパーソン。サンヨンの亡き兄と同じ名前を持つことで、ウンジュンには特別な初恋の記憶を呼び覚まし、サンヨンには生涯消えない罪の意識を抱かせる存在となる。まさに二人の人生に濃い影を落としながらも、同時に温かな思い出を与える人物といえる。

甘く切ない青春を彩る存在

ウンジュンにとって“サンハク先輩”はいつも話を聞き、優しく包み込んでくれる人だった。明るく人望の厚い先輩でありながら、彼女に向けるまなざしは真摯で揺るぎないもの。写真に情熱を捧げるのと同じように、彼女を心から想っていた。

一方サンヨンは、兄の死後も常に兄を思い続けてくれたサンハク先輩に特別な感情を抱く。しかし、友の恋人という立場のため、その思いを胸の奥に秘めてきた。やがて大人になり、映画の現場で再び交差する三人の人生は、再び少しずつ変化を遂げていく。キム・ゴヌはここで最も重要な役割を担い、物語の核心を温かく、そして切なく描き出している。
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「ザ・グローリー」のミョンオとの対比

「ウンジュンとサンヨン」での柔和な姿は、「ザ・グローリー」で視聴者の怒りを買ったミョンオと正反対だ。「ザ・グローリー」で彼は、加害グループの一員として登場。無能さゆえに虐げられながらも、他人を脅して存在感を誇示しようとする卑劣なキャラクターをリアルに表現し、強烈な印象を残した。現実社会にもいそうなずる賢さを細やかな演技で描き、視聴者に嫌悪と共に記憶される存在となった。

しかし今回、彼はそのイメージを完全に裏切った。柔らかな声、誠実なまなざしでウンジュンとサンヨンの間に立つ“温かい先輩”を演じ、観る者を惹きつける。その一方で、ウンジュンへの愛とサンヨンへの特別な感情に揺れる複雑な心情を余すところなく表現し、切ない余韻を残す。別れを告げるウンジュンを必死に止めるシーンは、決して単純ではない愛のかたちを鮮やかに映し出し、胸を締めつける。

次なる挑戦「最後のサマー」へ

キム・ゴヌの成長はここで止まらない。11月1日に放送開始予定のKBS2新土日ドラマ「最後のサマー」（마지막 썸머）では、大手法律事務所の末息子であり、控訴審専門の敏腕弁護士ソ・スヒョク役に抜擢された。冷静な判断と卓越した実力を兼ね備えたキャラクターで、今回はプロフェッショナルかつ鋭い一面を披露する見込みだ。


「ザ・グローリー」のソン・ミョンオを超える存在感を、「ウンジュンとサンヨン」のサンハク先輩で新たに刻んだキム・ゴヌ。次作ではまた違う顔で視聴者を驚かせてくれるだろう。

■キム・ゴヌについて

キム・ゴヌは韓国の俳優で、1992年1月10日生まれ、身長182cm。2017年にドラマ「サム、マイウェイ〜恋の一発逆転！」で本格的にデビュー。その後、「ザ・グローリー」で悪役のソン・ミョンオを演じて注目を浴びた。温かみのある演技で人気を集めており、最近は「ウンジュンとサンヨン」で柔らかな役柄にも挑戦している。今後も多彩な役柄での活躍が期待されている若手実力派俳優だ。


2025年9月12日にスタートしたドラマ「ウンジュンとサンヨン」は、Netflixで一挙独占配信中だ。

◇「ウンジュンとサンヨン」| 日本語版予告編 |

【作品詳細】【「ウンジュンとサンヨン」を2倍楽しむ】