イ・ヨンエ、同世代の女優たちの活躍に刺激　「ウンスの良い日」で主婦から麻薬組織へ【制作発表会動画・まとめ】

09月16日23時04分ドラマ

女優イ・ヨンエが26年ぶりにKBSのドラマに戻ってきた！新作「ウンスの良い日」で禁断の世界に足を踏み入れる主婦役を務め、これまでにない大胆な変身を見せる。

16日午後、ソウル新道林でKBS2の新しい土日ドラマ「ウンスの良い日」の製作発表会が開かれた。ソン・ヒョンウク監督と俳優のイ・ヨンエ、キム・ヨングァン、パク・ヨンウが参加した。YouTubeにて会見動画が公開された。

KBS2で9月20日から放送される土日ミニシリーズ「ウンスの良い日」（은수 좋은 날）は、家族を何より大切に思う母親カン・ウンス（イ・ヨンエ）と、昼は美術講師・夜はクラブMDという二面性を持つ教師イ・ギョン（キム・ヨングァン）が、偶然手にした“麻薬カバン”をきっかけに危険な協力関係に巻き込まれていく物語。家族を守ろうとする平凡な女性が、次第に麻薬組織の裏社会に入り込み変化していく壮絶なサスペンスを描く。

ウンスの良い日

YouTube＊iMBC연예 チャンネル[FULL]「은수 좋은 날」제작발표회より

イ・ヨンエ、挑戦への自信

制作発表会に登場したイ・ヨンエは「脚本が面白く完成度が高かった」と出演を決めた理由を語った。さらに「私自身も家庭を持つ主婦なので、役柄に自然に溶け込めた」とコメント。重たい題材の中でも「何が大切かを考えるきっかけになる作品。家族の尊さを伝えたい」と真剣な表情を見せた。

初めて本格的なアクションに臨むため、筋力トレーニングにも励んだという。「より強く鮮烈に映るように準備した。アクションシーンは物語が深まるにつれて新しい見どころになる」と力を込めた。

彼女は過去に映画『春の日は過ぎゆく』でも“ウンス”という役名を演じたことに触れ、「今回も良い流れを引き寄せられる気がする。“ウンスの良い日”というタイトル自体が“運の良い日”を連想させる」と笑顔を見せた。

共演者たちの言葉

初共演となるキム・ヨングァンは「ご一緒できると聞いて“本当に自分でいいのか”と思うほどだった」と緊張した胸の内を明かしつつ、「声だけで感情や物語を伝えるイ・ヨンエさんの演技に感銘を受けた」と語った。

彼が演じるイ・ギョンは昼と夜で全く異なる顔を持つ謎のキャラクター。イ・ヨンエ演じるウンスと深く関わりながら、物語の中心で緊張感を生み出す役割を担う。

また、パク・ヨンウは広南警察署麻薬課のエース班長チャン・テグを演じ、ベテラン刑事として麻薬組織を追い込む熱血ぶりを披露する。

女性俳優たちの活躍に重ねて

イ・ヨンエは、同世代の女優が次々に新作で観客と出会っている最近の流れにも言及。コ・ヒョンジョン主演の「カマキリ: 殺人者の外出」、チョン・ジヒョン主演の「北極星」、オム・ジョンファ主演「かけがえのない私のスター」などに触れ、「長く活動してきた者同士、肩を並べて歩み続けたい。これは互いにとって良い刺激になる」と語った。

制作陣の思惑と期待

本作の演出を手がけるソン・ヒョヌク監督は「ストーリーに忠実に仕上げた。毎回少しずつ数字を伸ばし、12〜15%程度の視聴率を目標にしたい」と意気込みを見せた。

前作「TWELVE トゥエルブ」が初回8.1%でスタートしながら最終的に2.4%に落ち込んだだけに、今回の作品にかかる期待は大きい。

YouTube＊iMBC연예 チャンネル[FULL]「은수 좋은 날」제작발표회より

放送開始へ

KBSが「今年最も推す作品」と自ら位置付ける「ウンスの良い日」。イ・ヨンエの26年ぶりとなるKBS復帰作であり、刺激的な題材と家族愛が交錯するヒューマンサスペンスがどこまで視聴者を惹きつけるのか、初回放送への注目が高まっている。

◇iMBC연예 チャンネル[FULL]「은수 좋은 날」제작발표회（制作発表会）