BS朝日「御史とジョイ~朝鮮捜査ショー~」第13-最終回:オク・テギョン夢の実現と約束のキス

BS朝日<昼の特選ドラマ劇場>(12:00-14:00)枠で2話連続放送する「御史<オサ>とジョイ」は、2PMのテギョンと「ソンジェ背負って走れ」のキム・ヘユン主演の韓国時代劇。9月18日からの第13話~第20話(最終回)までのあらすじを紹介、番組サイトにて予告動画が公開中だ。
「御史とジョイ」(原題:어사와 조이)、2021年に韓国tvNで放送された時代劇コメディで、ユーモアとスリリングな展開が絶妙に融合した作品である。出世に全く興味がないのに命の危険を伴う暗行御史に任命されてしまったラ・イオン(オク・テギョン)と幸せを求めて離婚したキム・ジョイ(キム・ヘユン)という正反対の性格の二人が繰り広げる明るくコミカルなカップル捜査時代劇。。【「御史とジョイ」を2倍楽しむ】では時代背景、ネタバレ(あり、なし)あらすじと見どころ、豆知識などまとめている。
■キャスト
ラ・イオン役:オク・テギョン
キム・ジョイ役:キム・ヘユン
ユクチル役:ミン・ジヌン
クパル役:パク・ガンソプ
パク・テソ役:イ・ジェギュン
世子役:イ・ジュニョク(特別出演)
ほか
■第13話
ジョイ、グァンスン、ビリョンの3人は、それぞれの得意分野を活かして自分たちで生計を立てる方法を話し合う。ジョイは早速、針仕事を始めるが、その腕前が評判を呼び客が押し寄せる。そして仕立ての際に耳に挟んだスンらに関する噂話を逐一、イオンに報告する。一方のイオンは、世子の死の秘密を知る治腫医がまだ生きていることを知り、捜し始める。パク・スン一家の情報を得るたびにイオンを呼び出すジョイ。イオンとしては情報以外にも恋人として甘いひと時を過ごしたいのだが、ジョイは忙しい。ジョイに振り回されるイオン演じるテギョンのコミカル演技に笑わされる。※この回のネタバレあらすじと見どころ、豆知識は、10話詳細/全16話版、11話詳細/全16話版で解説している。
■第14話
テソから薬房日記を没収したイオンは、この日記に世子殺害の手がかりがあるはずだと考え、事件とスンの接点を尋問で暴こうとする。しかし大提学から、ひとまず世子の件には触れないようにと命じられる。その頃、牢屋でマルチョンたちと再会したテソは、持っている書状を証拠に自白し、スンを告発すると言う。一方イオンは商団の火薬取引帳簿を取りに帰宅するが、帳簿はジョイが持ったままでいることを知る。※この回のネタバレあらすじと見どころ、豆知識は11話詳細/全16話版、12話詳細/全16話版で解説している。
■第15話
ついにドス、テソ、そしてマルチョンたちの尋問が始まる。イオンは彼らの悪事を暴こうとするが、ドスが自白しそうになったその時、恩赦で放免されたスンが委官(裁判官)として現れる。これにより尋問は中断され、スンに不利な証言をしたマルチョンは殺されてしまう。テソとメンスは斬首に処されることが決まるが、何者かが矢を放ちそれを阻み…。ついに実行犯と黒幕を押さえたと思いきや、なんと王がパク・スンと手を組んでしまった。それにしても庶子とは言え、我が子に斬首を言い渡すとは…。公平な目で見てサイコパスチックなドスより、知恵(悪用しているが)があって仲間思いのテソの方が家門を継ぐのに適任だと思えるのだが…。※この回のネタバレあらすじと見どころと一緒に12話詳細/全16話版、13話詳細/全16話版で解説している。
■第16話
罪人を逃がしたことにより、大提学は2等級降格となり、イオンも副修撰を罷免されてしまう。ジョイは、落ち込むイオンに対して必ず立ち直れると励ます。そしてお互いの気持ちを確かめ合った2人は夜が更けても離れがたく、夜食を食べにイオンの家に行くことに。一晩を共に過ごした2人だが、イオンの祖母に見つかってしまい…。小柄なジョイに肩にもたれかかれる大柄なイオンを演じる甘え上手のテギョンがカワイイ。デートの後、別れがたい2人。イオンが「クッス食べていく?(국수 먹고 갈래?)」とジョイを誘う。クッス/ククスは韓国風のうどんのこと。現代ドラマでは「異性への誘い文句」で「ラーメン食べていく?」と使うが、時代劇だからとクッスで代用(笑)?9話/全16話では、2PMの大ヒット曲のフレーズでジョイを誘ったが、こうしたイオンの洒落の利いた台詞も面白い。
※この回のネタバレあらすじと見どころ、豆知識は13話詳細/全16話版で解説している。
■第17話
孫の婚姻を諦めきれないイオンの祖母は、ジョイの素性を探るために尾行をつける。そんな中、ジョイはある高官から足袋を仕立てる依頼を受ける。その依頼内容は、足袋の内側に小袋を縫い付けるという不思議なものだった。さらに、グァンスンの父親を捜すために漢陽近辺の寺を訪れたジョイたちは、衝撃的な事実を知ることになる。本作は、コミカルな時代劇ながらも、当時の女性が置かれている辛い立場も描かれているのも、本作の見どころの一つだ。
※この回のネタバレあらすじと見どころ、豆知識は13話詳細/全16話版、14話詳細/全16話版で解説している。
■第18話
ジョイは、仕立ての注文を受けた高官の屋敷に足袋を届けに行くが、注文したのはスンだったと分かる。そしてスンが足袋の小袋に、大事そうに書状を入れるのを目撃する。その頃、ジョイの母親は朝鮮を去ろうとし、最後にこれまで支援をしてくれていた人の名を尋ねるが、予想外の名を告げられる。一方罪を自白するために仲間と漢陽に行く決意をしたテソを待ち受けていたのは…。そしてジョイとイオンのロマンス。共に独身を貫こうとする2人だが、はたして2人は「婚姻」と言う形に行きつくのか?こちらも大いに気になるところだ。また、あまりにも辛いテソの最後に涙腺崩壊必至だ。友人との絆、自分をすり替えたドスの母さえ許し優しく抱きしめたテソ。「なんのために生きてきたのか…もう思い出せません」という最期の言葉が悲しすぎる。
※この回のネタバレあらすじと見どころ、豆知識は、15話詳細/全16話版で解説している。
■第19話
スンとドス親子を捕えるため、イオンとジョイたちはある作戦を立てる。それは、スンの家に悪霊がついていると言い、ニセのお祓いをしながら自白を促すというものだった。イオンは、王様の好物であるきな粉餅を献上することで王様との面会を果たし、スンを捕える許可を得る。そしてニセのお祓いが進むにつれ、恐怖におびえたドスは…。今回はそんな非道なパク・スン父子を捕縛するために、イオン、ジョイ、ユクチル、クパル、グァンスン、ビリョンに加えてジョイの母ボクスンとその仲間(ドクの生母)が加わり新たなチームが誕生する。
※この回のネタバレあらすじと見どころ、豆知識は15話詳細/全16話版、16話詳細/全16話版で解説している。
■第20話(最終回)
暗行御史の任務を果たして官職を辞したイオンは憧れの無職になり大喜び。そして江華島に仲間たちと皆で移り住み、それぞれの商売をしたらどうかと提案する。店は繁盛し、その評判は漢陽にいるイオンの祖母のもとにまで届く。そんななか、ジョイは清国に旅立つ母に代わり、母の仕事を引き継ぐのだった。最終回ではイオンと仲間たちの夢の実現で大団円で幕を下ろした。本作はお気軽に観られる時代劇だが、女性差別や身分差別、政治腐敗などを鋭い視点で切り込んだ勧善懲悪のサイダー(スカッとする)な時代劇でもある。れまでにも2PMの大ヒット曲(第9話/16話版)や、「ラーメン食べる?」の変形(13話/16話版)などをうまくセリフに取り入れたるセンスが光る。今回もイオンたちの店はまるで“複合照合施設”だし、“マッチブ(美味しい店)”や“星○つ”、“週休二日制”、“個の尊重”、“イカゲーム”まで飛び出して時代劇に現代の視点や暮らしをさりげなく盛り込んだりするのもお見事!
またパク・スン逮捕のために王の罪を見逃したが、最終回では王がパク・スンの毒に冒されているのが分かり、伏線回収も秀逸だった。
※この回のネタバレあらすじと見どころと一緒に【最終回ネタバレ】で。
◇BS朝日「御史<オサ>とジョイ」番組サイト
2025年8月7日-10月9日 木12:00-14:00(2話連続)
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