【最終週】朝ドラ「あんぱん」今田美桜は夫・北村匠海の才能を信じ、“あんぱんまん”を大成させた…第25週あらすじと第26週予告

のぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)が考える逆転しない正義を体現する“あんぱんまん”はやっと世の中に受け入れられた。日本中の子どものヒーローと生み出した嵩にのぶは“私のあんぱんまんや”と告げる。NHK朝ドラ「あんぱん」の最終週・第26週「愛と勇気だけが友達さ」(9月22日~9月26日)のあらすじとみどころを紹介。予告動画は番組公式サイトに公開されている。
朝ドラ「あんぱん」とは
「あんぱん」は『アンパンマン』を生み出したやなせたかしと小松暢の夫婦をモデルに、生きる意味も失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかった二人の人生。何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現し『アンパンマン』にたどり着くまでを描き、生きる喜びが全身から湧いてくるような愛と勇気の物語だ。その第25週が9月15日から放送された。
絵本「あんぱんまん」から、雑誌の「怪傑アンパンマン」、そしてミュージカルへ
絵本が発売されたものの大人への受けは悪いままだ。嵩(北村匠海)は続編を考えていなかった。しかし、八木(妻夫木聡)は、絵本を手に取るのが就学前の幼児であることを見抜いていた。のぶ(今田美桜)に読み聞かせを続けることを勧める。さらにミュージカルも演じられた。ラスト2週で新メンバー登場&濱尾ノリタカ再登場
いせたくや(大森元貴)が「あんぱんまん」をミュージカルにするが、そこに登場する新キャストが残り2週間を彩る。アンパンマン役をやる俳優・浜辺ヒラメ役で浜野謙太、ミュージカルの演出家・マノ・ゴロー役は伊礼彼方、ヤルセ・ナカスを演じる俳優・古川マモル役は西山潤、ミルカ役を演じる俳優・小宮ミカ役は佐竹桃華の4名が発表された。そして、再登場した俳優も。嵩やのぶの幼なじみで、嵩の戦友だった岩男役の濱尾ノリタカが息子・和明役で再登場した。岩男の最後を嵩や八木に聞き、ショックを受けるが、のぶは“これが嵩の気持ち”といって絵本を渡し、子どもに読んで聞かせるように話した。ミュージカルを見た和明は笑顔で帰って行く。幼児を中心に人気になる“あんぱんまん”
嵩が構想を抱いてから長い年月が過ぎ、大人向け雑誌での批評は散々、絵本で出版しても最初はなかなか受け入れられなかった。 “あんぱんまん”の優しさを最も理解してくれたのは小さな子ども達だった。実話でも幼稚園の先生たちから「次の絵本を出してください」と子ども達からの要望が多かったことが語られている。2025年3月31日にスタートした「あんぱん」もついに最終週
2025年度の上期の朝ドラ「あんぱん」は好調な数字をとり、評判もいいまま最終週を迎える。戦争を真っ正面から描いたことなど、朝ドラにはなかなかないことでも話題となった。そして、最終週は、“あんぱんまん”が現在の形にどんどんと近づいてゆく。登場していなかった愛すべき悪役の“バイキンマン”たち、キャタクターたちがどんどんと出現してゆく。嵩とのぶが60歳代にしてやっと実を結ぶ“あんぱんまん”の姿に心が温かくなる。のぶにとって、人生をともにしてきた嵩が“あんぱんまん”なのだ。【第25週(2025/9/15-9/19)ネタバレあらすじ】
ようやく世に出た絵本『あんぱんまん』は売れないままだった。“絵本”となったことでのぶ(今田美桜)は、いったんは読み聞かせを止めるが、八木(妻夫木聡)から絵本を手に取るのが字がまだ読めないくらいの幼児だと聞かされ、再び、子どもたちに読み聞かせを始めた。そして雑誌『詩とメルヘン』の創刊から一年、嵩(北村匠海)は他の雑誌の編集長も務め、ますます忙しくなっていた。そんな中、八木のアドバイスでアンパンマンを『詩とメルヘン』で連載することに。だが、連載された『怪傑アンパンマン』はあまり話題にならなかった。
一年後、たくや(大森元貴)が柳井家にやってきて、『怪傑アンパンマン』のミュージカル制作の話をする。嵩ものぶももちろん承諾した。しかし、多忙な嵩は打ち合せに参加できず、代わりにのぶがアンパンマンへの思いを語る。そして嵩は、忙しい中で脚本を書き始める。そんなある日、蘭子(河合優実)から電話で呼び出されたのぶと嵩が急いで八木(妻夫木聡)の会社に駆けつけると、そこで待っていたのは、嵩やのぶの幼なじみで、嵩と八木が出征していた中国でともに戦った岩男(濱尾ノリタカ)の息子・和明だった。岩男の最後を教えて欲しいと懇願する和明に八木は冷静に話をする。納得できないでいたが、嵩は「それが戦争です」と。帰りにのぶは「あんぱんまん」の絵本を手渡した。
ミュージカルの準備が始まり、のぶは多忙な嵩のサポートをする。メイコ(原菜乃華)や健太郎(高橋文哉)も手伝い、順調に進んでいく。ピアノを弾きながら曲にアレンジを加えるたくや。3か月後。開演を間近に控えるも、チケットの売れ行きは芳しくなかった。のぶは何かを思いつき…?
のぶは草吉(阿部サダヲ)にあんぱんを焼いてほしいと頭を下げるが、断られてしまう。単なる年寄りのバイトなのだと言われてしまったのだ。
蘭子からこのままでは大コケすると聞いた羽多子(江口のりこ)とメイコは、チラシ配りに出掛ける。手応えがないままに迎えた初日。客入りの悪さに頭を抱えるたくや(大森元貴)。ごめんと謝るのぶに、嵩はまだあきらめていないと言う。のぶが受付に様子を見に行くと、そこに小さな子どもたちが親の手を引っ張るようにやってきていたのだ。のぶが読み聞かせをした子や和明も息子を連れてやってきていた。客席はたくさんの子どもたちで埋まり、その様子をのぶはカメラに収める。ミュージカルが終了すると、会場は大きな拍手に包まれ、嵩はほっと胸をなでおろす。
終演後、蘭子を従えて現れたのは、あんぱんを抱えた草吉だった。その姿に歓喜するのぶやメイコたち。嵩は子どもたちにパンを配る草吉に駆け寄り、再会を喜ぶ。あんぱんの大量発注は八木の応援だった。草吉と嵩は昔のように語り合う。そして、嵩はあんぱんまんの顔は子どもの頃の千尋の顔なのだと告げる。
一方のぶは、和明親子を追って外に飛び出していく。公園で休んでいた和明と息子に声をかけると、のぶが手渡した絵本を息子が毎晩読んでくれるように頼んでくると楽しそうに話す。嵩もやってきた。和明は“あんぱんまん”を見て、嵩の思いがわかったような気がすると微笑んで話す。その姿をみて、嵩ものぶも微笑みあった。
【最終週・第26週(2025/9/22-9/26)あらすじ】
■第126話(月)
のぶ(今田美桜)が撮ったミュージカルの写真を見ていた嵩(北村匠海)は、こっそり来ていた登美子(松嶋菜々子)が写った写真を見て驚く。そんな中、のぶ、登美子、羽多子(江口のりこ)が旅行することに。出発前夜、初めて柳井家に泊まる登美子と布団を並べて横になった嵩は…。旅行から戻り、カメラを手に写真屋を訪れたのぶは、店主に声をかけられる。■第127話(火)
うれしい話を聞いたと息を弾ませて帰ってきたのぶ(今田美桜)。アンパンマンに何か足りないと感じていた嵩(北村匠海)は、のぶの話を聞いて悪役を描き始める。それから2年の月日がたち、愛すべき悪役のバイキンマンは子どもたちに人気のキャラクターに。そんなある日、蘭子(河合優実)が嵩にバイキンマンが生まれた理由を尋ねると、聞いていた八木(妻夫木聡)は押し黙り…。そして嵩は、次々とキャラクターを生み出していく。■第128話(水)
ある日、アンパンマンをテレビアニメ化したいとテレビプロデューサーの武山(前原滉)が訪ねてくる。だが嵩(北村匠海)は、アンパンマンを傷つけられたくないと言って断ってしまう。諦めきれない武山は一週間後にまたやってくる。不在だった嵩にのぶ(今田美桜)が彼の熱意を伝えると、嵩はようやく引き受けることに。嵩は主題歌の歌詞も担当し、書き上げた歌詞をのぶに見せると、のぶの目に涙が。歌詞に込められた想いとは――。■第129話(木)
2年がかりで完成したテレビアニメ「それいけ!アンパンマン」が放送され、のぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)をはじめ、それぞれが思いを巡らせる。こうしてアンパンマンとやないたかしの名は日本中に広まることとなる。嵩は人気漫画家となり、スケジュールの調整をするのぶ。そんなある日、のぶが出かけた先は…。■第130話(金)
のぶ(今田美桜)の病室のドアを開けた嵩(北村匠海)は、にっこり笑うのぶの姿に胸がいっぱいになる。その後退院したのぶは、嵩に自分がいなくても大丈夫かと尋ね、今年の桜は見られないかもしれないとつぶやく。そんなことないと打ち消すように話す嵩は、たまらずのぶを抱き寄せる。やがて日本中の子どもたちのヒーローになったアンパンマン。のぶは最高の笑顔で嵩に言う。「嵩は、うちのアンパンマンや」と――。■スタッフ他
脚本:中園ミホ
主題歌:RADWIMPS「賜物」
語り: 林田理沙アナウンサー
出演:今田美桜,北村匠海,江口のりこ,河合優実,原菜乃華,高橋文哉,前原滉,妻夫木聡,松嶋菜々子,石橋蓮司,阿部サダヲ,大森元貴,古川琴音,瀧内公美,志田彩良 他
<総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
<BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時00分~11時30分[再]
(土)午前9時45分~11時[1週間分]
◇NHK朝ドラ「あんぱん」番組公式サイト
◇ NHK朝ドラ「あんぱん」番組公式Twitter @asadora_nhk
【2025年春ドラマ紹介】【全話あらすじ・関連記事】