「三国志外伝 愛と悲しみのスパイ」第3話:荀詡が味方に潜むスパイを追跡(全17話)|ネタバレあらすじ

21時55分ドラマ
画像提供:NHK

NHKBS時代劇(BSP4K)で9月28日(日)、BSPでは10月2日(木、深夜)から放送する三国志ドラマ「三国志外伝 愛と悲しみのスパイ‐風起隴西‐」(原題:風起隴西 –Spy of Three Kingdoms-)第4話では、司聞曹(しぶんそう)に戻った荀詡(じゅんく)に間者探しのミッションが下る。第4話ネタバレあらすじと見どころ、豆知識を紹介。[ステレオ2か国語放送(主:日本語吹き替え/副:中国語)| 字幕放送有り]YouTubeにて予告動画が公開中だ。

※あらすじはネタバレとなっているので、気になる方は見どころと豆知識をチェックして、あらすじは視聴後の確認用としてください。また、全24話版を視聴して紹介しているので、あらすじが前後している場合もあります。放送後に調整します。



本作は、「風起洛陽~」の原作者・馬伯庸の小説を超一流キャスト・スタッフで映像化した作品。主人公の陳恭は、蜀の間者「白帝」として敵国に潜入するが、疑惑の的となり、義兄弟の荀詡によって真実を証明すべく奔走。誰が味方で誰が裏切り者か、彼らが命がけの情報戦に挑む。➡【時代背景】【全話あらすじと見どころ】

■第4話見どころ
陳恭が糜冲に成り済ます計画を決行するため、陳恭と糜冲の緊張感ある旅が始まる。一方、司聞曹に戻った荀詡は、上司・馮膺に、白帝こと陳恭を殺害したと嘘の報告をする。李邈の密命により司聞曹内にいる間者を捜索することになるが、既に白帝の正体が司聞曹で明かされていることに焦りを覚える。陳恭が無事に糜冲と入れ替わっていれば、白帝の死が報告されるはずだが、その頼りはまだ届かず・・・。生き残りを懸けた陳恭と荀詡の新たなスパイ戦が幕を開ける。

■豆知識:暗号を解くための“鍵”は木版
情報伝達に使われる暗号文は、特定の木板を使わないと解読できない仕組みになっており、木版には、文字の配置や刻み方に秘密が仕組まれている。当時のスパイたちは、それを重ね合わせることで、情報の真意が伝わる様に設計されたものを使っていた。

そして、この木版を使える人物は、情報機関に属していて、保管と運用権の役割を持つ者に限る。物語では、司聞曹の長・馮膺や、管理している孫令が怪しまれている存在として描かれるが、木版を使える人物は、情報の鍵を握る者であり、司聞曹に入り込んでいると思われる“燭龍”も、その役職についている可能性が高い。

■キャスト
陳恭(ちんきょう): チェン・クン 陈坤 [声:諏訪部順一]
荀詡(じゅんく): バイ・ユー 白宇 [声:森川智之]
馮膺(ふうよう):ニエ・ユエン 聂远 [声:東地宏樹]
李厳(りげん):イン・ジューション 尹铸胜 [声:岩崎ひろし]
孫令(そんれい):チャン・ユエン 常远 [声:島川直]
柳瑩(りゅうえい):アンジェラベイビー 杨颖 [声:釘宮理恵]
翟悦(てきえつ):スン・イー 孙怡 [声:宮本侑芽]
ほか



※24話版を視聴してあらすじを紹介しています。視聴後調整致します
■第4話ネタバレあらすじ
荀詡、柳榮との出会い
馮膺(ふうよう)が司聞曹に帰って来たので、李邈(りばく)が挨拶に行くと、馮膺は李邈に他国から侵入してきた間者を調べるよう命じる。荀詡が助けた柳榮(りゅうえい)と名乗る女性は、玉鳴楽坊の楽師だったが、魏軍が攻めて来た際、難民に変装し逃亡しているところだった。彼女は、南鄭にいる師匠を訪ねたかったので、荀詡と共に南鄭へ行くことになる。

一方、陳恭と糜冲は、宿に空きがなく、馬小屋のような部屋で共に一夜を明かす。翌日、陳恭は宿の主人に文を届けて欲しいと頼むが、それを怪しんだ糜冲が宿の主人に詳しくこっそり話しを聞いている間、陳恭は自分と糜冲の荷物を入れ替える。

李邈の命令
南鄭に到着した荀詡は、柳榮と別れの盃を交わし、柳榮はお礼として竹笛を贈った。柳榮と別れ、司聞曹に戻って来た荀詡は、司聞曹が楊儀から李厳の管轄になったことを聞かされる。そして馮膺に天水での任務を報告し、白帝と会った後に谷正が殺されたので、白帝が関与していると思い、白帝と糜冲が連れ立って巡視に行く途中で矢を放ち、馬車を転落させたと話した。馮膺はその話を信じ、解毒剤の入った器を差し出し、荀詡はそれを飲み干した。

その後、荀詡は西曹掾(にしそうえん)となった李邈(りばく)に、馮膺には伝えていない、司聞曹に間者がいることを報告した。谷正は白帝専用の情報運搬役だったが、赤帝という密偵に情報を送っていたこと、赤帝は偽物で、魏の間者“燭龍”が裏で操っていることを話し、李邈は荀詡に燭龍について調べ、自分だけに報告するよう告げる。

陳恭、糜冲に成り代わり成功
一方、関所に来た陳恭は、衛兵から検査するから馬から降りるよう言われても、それに逆らい、糜冲を「陳主簿」と呼び割符を投げその場から逃げた。糜冲は陳恭が白帝であることを確信したが、怪しまれた衛兵に殺されてしまう。陳恭は追手を交わし、崖に落ちたと見せかけその場から逃げきることに成功する。

燭龍を巡る疑念と追跡
司聞曹では、荀詡が捜査結果を報告し、馮膺は、これで街亭の件は終了とした。しかし李邈は、殺された谷正が司聞曹の密命を受け、赤帝という密偵に情報を送っていたことを暴露してしまう。さらに司聞曹には間者がいて、その調査を荀詡、陰輯(いんしゅう)、高堂秉(こうどうへい)に任せることを宣言した。馮膺の義弟、孫令は、義兄の馮膺に、李厳が戻ってくるから屋敷に来て欲しいと言われていることを伝え、楊儀が再起することは考えにくく、李厳に従うべきだと助言する。

荀詡は裴緒(はいしょ)から、荀詡が戻る前日に、白帝の正体が明かされていたことを聞かされ激怒する。陳恭が五仙道に潜入して燭龍を突き止めるため、途中で糜冲と入れ替わる計画で、順調なら白帝の死が知らされるはずだと話した。さらに荀詡は、燭龍は解読用の木板を扱える人物で、最も怪しいのは馮膺と考えていたが、裴緒は木版を管理する孫令が怪しいと睨んでいた。そして、荀詡は戻って来てから誰かに監視されている気配を感じるのだった。

※BSにて「風起隴西 –Spy of Three Kingdoms-」の原題で放送された(全24話版)の全話あらすじはこちらで一覧できる⇒【全話あらすじ】

NHKでは全17話で、BSP4Kが毎週日曜21時から、BSは毎週木曜23時25分からスタート。再放送は毎週金曜17時で予定されている。日本初の吹き替え版4K放送となり、音声は日本語吹き替えと中国語の二カ国語を選択可能。字幕放送も用意されている。

[原題]
风起陇西/風起隴西 –Spy of Three Kingdoms-

[制作]
2022年 中国

【放送予定】
BSP4K 毎週日曜 夜9時00分 2025年9月7日(日)開始
BS 毎週木曜 夜11時25分 2025年9月11日(木)開き始予定
BS(再放相) 毎週金曜 午後5時00分 2025年9月12日(金)開始予定
全17回
[ステレオ2か国語放送(主:日本語吹き替え/副:中国語)| 字幕放送有り]

NHKBS 新番組『三国志外伝 愛と悲しみのスパイ』詳細ページ
YouTube【公式予告編】「風起隴西(ふうきろうせい)-SPY of Three Kingdoms-」

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