キム・ミンハ「テプン商事」で新たな一歩 アーガイル柄ニットでオフィスに咲く90’sヒロイン表現

11時39分ドラマ
画像出典:tvN drama公式Xより

「パチンコ」で世界中に知られる俳優キム・ミンハが、tvNの話題作「テプン商事」でドラマ初主演を務める。SNSにスチール写真が3点公開された。

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キム・ミンハはこれまで「私が死ぬ一週間前」「照明店」「パチンコ」などで繊細な演技を重ねてきた彼女が、今度は1997年のIMF危機を背景に奮闘する経理担当オ・ミソンとして、まったく新しい姿を見せる。

90年代のキャラクターを演じるのは初めての経験だというキムは、当時のファッションや話し方だけでなく、価値観まで丁寧に研究したと話す。「これまで見せたことのない別の側面を皆さんにお届けできると感じている」と自信を示した。オ・ミソンを「少し不思議でありながら愛らしさもある人物」と表現し、視聴者に新鮮な印象を与えることを目指している。

役作りのために、IMF時代を経験した大人たちから直接当時の生活や苦労話を聞き取り、「家族がいたからこそ乗り越えられた」という言葉に心を動かされたという。これを通じて「時代の精神や復活への力強さ、温かみ」を深く感じ取ったと語り、「その時代を生きた人々の存在が、今の私がこの役を演じる原動力になっている」とも話した。

先行して2PMジュノのIMF危機当時のファッションを再現したスチールが先行公開された(9/23navicon記事)。

本日公開されたスチール写真でも外見の演出にも工夫を凝らしているのがわかる。キム自身が提案したというアーガイル柄ニットは、オ・ミソンのお気に入りアイテムで、90年代の空気感を漂わせつつも温かみを表現した。化粧を控えめにし、髪型もシンプルにまとめることで「仕事に打ち込みながら家庭を支える真面目な女性像」を強調している。

さらに、90年代のソウルで使われた話し方やジェスチャーも取り入れ、「撮影を重ねるうちに自然と当時の雰囲気が身についた」と話す。保守的だった当時の社会背景を考慮し、最初は体を縮こませた動作から始まり、物語が進むにつれて大胆になるミソンの変化を丁寧に描こうとしている。

キム・ミンハは「どの時代でも困難はあるけれど、その中に愛や希望を見つけ出す人間の強さは変わらない」と語り、『台風商社』が視聴者の共感を呼ぶ作品になることを願っている。

「テプン商事」は、激動の時代を舞台に、不器用だが懸命に生きる若者や家族たちの熱い人生ドラマを描く。【「テプン商事」を2倍楽しむ】では、配信に会わせて全話あらすじや見どころ、時代背景、制作発表会レポートなどまとめていく。

10月11日土曜21時10分からtvNで放送がスタート、そのあとNetflixにて世界配信される。

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kandoratop【作品詳細】【「テプン商事」を2倍楽しむ】